テニスだけじゃない!ウィンブルドンに移住してみたくなった4つの理由とは
皆さんこんにちは、中ポンです。以前、ウィンブルドンのテニスコート見学ツアーに行った時のお話をしましたが、私がこれまでに訪れた都市の中で「移住してみたい!」と思わせてくれたのがウィンブルドンでした。
移住したいと思ったのは大好きなテニスだけが理由だけではなく、あの町の美しさや全体的な雰囲気が好きになったからです。そこで今回はウィンブルドンの魅力を綴ってみたいと思っています。
ウィンブルドンへのアクセス方法
ロンドンの郊外に位置するウィンブルドンへのアクセスは地下鉄が最も便利です。
ウィンブルドンはロンドンの中でも南部に位置しているので、中心地から行くと若干遠く、「Earl’s Court」駅で乗り換えが必要です。それでも1時間経たないうちに到着するので、そこまで苦ではありません。
路線図を見てみると緑色のライン(District Lineと呼びます)があるのですが、その中の「Southfields」または「Wimbledon」で降りると、ウィンブルドンに着きます。
滞在したホテルが「Southfields」寄りだったので、必然的に「Southfields」を利用。こじんまりとした駅で全体的に人が多いわけではないのですが、テニスの大会が開かれる6月末~7月にかけては非常に多くのテニスファンが集まるのだそうです。
ウィンブルドンに移住したくなった4つの理由
続いては私がウィンブルドンに魅了され、移住を本気で考えてしまった4つの理由を紹介したいと思います。
自然が豊かで見たことのない風景があった
私がウィンブルドンを好きになった理由の一つ目に、「自然の豊かさ」が挙げられます。自分の中ではそれが最も大きなポイントです。自然の中に囲まれた場所が大好きで、いつか自然豊かな場所に引っ越してみたいな、なんて思うことが多々あります。
そんな願いを叶えてくれそうだったのがウィンブルドンでした。写真はホテルから歩いて10分くらいのところにある「ウィンブルドン・パーク」と呼ばれる公園なのですが、一面に木々や芝生が広がり、まさに自分が求めていた環境に飛び込んだような感覚でした。
私は一瞬でウィンブルドン・パークの虜になってしまい、端から端まですべて歩いてみたほどです。どこを歩いても自然が広がっている環境。
こんなに自然が美しい環境で毎日を過ごせたら……と何度思ったことか。交通網もあって不便ではないと思いますし、きっとストレスフリーな生活を送れるんだろうとしみじみ考えていました。
静かで喧騒を忘れられた
「自然豊かな土地だったら静かに決まってるじゃん!」と言われそうですが、ただウィンブルドンは本当に静かで喧騒を忘れられた場所でした。
ウィンブルドン・パークに限らず、道端を歩いていてもうるさいなと感じることが全くなかったんです。もちろん車が通ることはあるのですが、それ以外に聞こえるのは鳥のさえずりくらいだったので、心を落ち着かせながら散歩できました。
このウィンブルドン旅行は大学院修了の記念として行ったのですが、色んな場所を歩きながら「修論大変だったな~」とかさまざまな思い出がよみがえってきました。
ただ、美しい自然と当たりの静かな様子が辛かったことをすべて忘れさせてくれたような気がしました。元々あまりうるさい場所が好きではないのも関係しているのですが、何から何までウィンブルドンはぴったりな町だと今でも思っています。
心の落ち着く場所がある
私がずっと歩いていたウィンブルドン・パークはコーヒーショップもあってくつろげる場所がたくさんありました。それでもやっぱりこの自然豊かな光景を少しでも目に焼き付けておきたいと思って、公園内の椅子に腰かけながらコーヒーを飲んでみました。
コーヒー自体は何ら普通のものだったんですが、なぜかいつもより美味しく感じたのです。これこそある意味優雅で最高の時間でしたね。率直に言えばもう一度ウィンブルドンに行ったら、あの芝生を前にまたコーヒーを飲んで、贅沢な時間を過ごしたいです。
好きな時に一人でゆっくりくつろげる場所があることに魅力を感じて、ウィンブルドンで暮らしている方々がうらやましく思ったのです。小さな体験でしたが、日本ではなかなかできないのではないかと思った瞬間でした。
人が穏やかでフレンドリー
ウィンブルドンに行くまで、イギリスに行ったことはありませんでした。ですからイギリス人がどんな性格の人たちなのかほとんどイメージが沸きませんでした。ただ、個人的には紳士的でちょっと近寄りがたい印象があったのですが、全くそんなことはなくて、観光客に対してもとても親切に接してくれました。
ウィンブルドンでは主にホテルのスタッフや散歩中の人など、割と多くの人たちと接しましたが、私の話を一生懸命聞いてくれる人ばかりでした。ホテルのスタッフさんとは朝食を食べながらテニストークまでしたのですが、ウィンブルドンならではの話が聞けて楽しかったです。
テニスコートツアーの日も途中で道を聞くことがあったのですが、誰に聞いてもわかりやすく答えてくれました。
ウィンブルドンで出会った人たちは基本的に穏やかでフレンドリーな人ばかりだったと感じています。何となくなのですが、ストレスを感じていそうな人が少なかった印象でした。豊かな自然の中で暮らしていることも関係があるのかもしれません。
滞在中に出会った方々の印象から、人の親切さもウィンブルドンを離れたくないと思わせてくれた大きな理由の一つです。
ひとり旅が好きな人にウィンブルドンはおすすめ!
ウィンブルドンは観光都市ではありません。ですが、人がそこまで多くないからこそひとり旅にはぴったりで、私のように自然が好きな方なら一度は行ってみてほしい場所です。特にテニスが好きな場合はなおさらおすすめしたいと思っています。
本音を言うとテニスのことしか頭になかったので、訪れるまでは美しい場所であることは全く知りませんでした。予想と実際に見た風景のギャップも大きかったこともあり、ウィンブルドンがここまで印象に残っているのだと考えています。
これまでの海外旅行の中でウィンブルドンほど住んでみたいと思った場所はなかったので、もう一度行ってみたいと心から思っています。