皆さんはデンマークを訪れたことがありますか?童話王アンデルセンを生んだ「おとぎの国」として人気の高い北欧の国、デンマーク。都市部は洗練されていながらも未だ豊かな自然が残り、おしゃれなカフェやレストランも多く、女子旅の目的地としても注目を集めています。特に首都コペンハーゲンは歴史ある町並みが美しく、世界中から大勢の観光客が押し寄せています。

それでは今回は、そんなデンマークの基本情報と、旅行で行った際に必ず訪れたい観光スポットを合わせてご紹介していきます。

デンマークの物価

コペンハーゲンのカラフルな街並み

コペンハーゲンのカラフルな街並み

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北欧に属するデンマークは、基本的には税金も物価も高いので、バジェットトラベラーはレストランでの外食やタクシー利用などは控えるのがおすすめです。しかしながらスーパーでの食材価格は安く、自炊すればかなり節約できます。

 

デンマークの治安

デンマークの治安は、他のヨーロッパ諸国に比べればさほど悪くはありませんが、若年層を中心とした薬物中毒者の増加が大きな社会問題となっているほか、外国人犯罪者によるスリや窃盗も多発しています。街の中心部やセントラルステーションなど、人が多い場所では身の回りの持ち物にしっかりと気をつけるべきでしょう。

 

デンマークの気候

デンマークの気温は、寒いイメージのある北欧の国の中では比較的温暖で、年間を通じて雨が降る西岸海洋性気候です。しかしながらやはり東京と比べて平均気温は低いです。一番暖かい7月・8月でも平均最低気温は13.0℃。一番寒い1月・2月は-1.0℃にもなります。

首都・コペンハーゲンの春は、日本の初冬のイメージ。夏は過ごしやすいですが期間が短く、その分デンマーク人は外に出たがります。秋は日本よりも早く、冬は雪が降るのでしっかりとした防寒対策が必要です。

一番暖かい7月・8月でも平均最低気温は13.0℃。一番寒い1月・2月は-1.0℃にもなります。

 

デンマーク旅行の服装

春はまだまだ寒いのでニットや厚手のコートが必要です。夏は過ごしやすいですが、朝晩は冷えやすいので羽織が一枚あると便利。秋は徐々に気温が低くなり、冬は雪が降ることも多いので、厚手のコート、ニット帽、手袋などの防寒具が必須です。

 

デンマークの旅行シーズン

女性が夕日を眺めている

女性が夕日を眺めている

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デンマーク旅行のおすすめシーズンは夏です。夏といっても日本と比べれば気温もさほど高くなく、湿度も低いので非常に快適。日も長く音楽フェスなどのイベントも多いので、まさに旅行に最適な季節です。

 

デンマークの通貨

デンマークの通貨はクローネで、略号はDKKです。また、補助通貨としてØre(オーレ)があり、1DKK=100Øreです。

1クローネはおよそ16.6円(2019年1月25日時点)です。

 

デンマークのビザ

日本人がデンマークに滞在する場合、観光・出張・会議出席・短期講座出席・親族や知人訪問などの目的で、3ヶ月以内であればビザは必要ありません。

 

デンマークのコンセント

デンマークの電源プラグ・コンセントは、差込口に丸い穴が2つ空いたBタイプまたCタイプが一般的です。電圧は220Vで、この電圧に対応していない日本の電気製品を使用する場合は変圧器が必要です。

デンマークのインターネット事情は非常に良いです。カフェやレストラン、駅、ホテル、電車やバスの中でもwi-fiが利用できる場所が多いです。デンマークはインターネット先進国なので、Wi-Fiについてはあまり心配しなくても良いでしょう。

 

デンマークの食事

デンマークの料理に舌鼓する

デンマークの料理に舌鼓する

photo by shutterstock

デンマークの代表的な食事として有名なものは、スモーブローと呼ばれるオープンサンドイッチや、フレスケスタイというデンマーク風ローストポークなどがあります。基本的に肉がメインで、魚介類はサーモン、ニシン、ムール貝などがよく食べられます。

続いてデンマークに訪れたら行きたい観光スポットをご紹介します。

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チボリ公園

 

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Marta Bettucciさん(@betchicken)がシェアした投稿 – 2018年12月月6日午後12時44分PST

1843年に開園したチボリ公園は、デンマークのコペンハーゲンにあり、今も年代を超えて、デンマークの人達の憩いの場になっています。あのディズニーの生みの親、ウォルト・ディズニーがここを訪れ、「ディズニーランド」のモデルにしたというほど、世界中の人々に愛されてきた公園です。

■詳細情報
・名称:チボリ公園
・住所:Vesterbrogade 3, 1630 København V, Denmark
・料金:大人110デンマーククローネ, 8歳以下無料
・公式サイトURL:https://www.tivoli.dk/en/

 

キャナルツアー

デンマークの首都・コペンハーゲンでは、観光客向けに運河ツアーが催行されています。人魚姫の像やニューハウン、アマリエンボー宮殿、オペラハウスといった主要な観光名所を水の上から見ることができ、特に夏は非常に気持ち良くおすすめです。

 

コペンハーゲン市庁舎

1905年に完成した市庁舎は、中世デンマークと北イタリアのルネサンス様式を取り入れた重厚なたたずまいが特徴です。レンガ造りで105.6mある塔は、市内で最も高い建物の一つです。市庁舎内部は一般公開されており誰でも見学が可能ですので、是非訪れてみてはいかがでしょうか?

■詳細情報
・名称:コペンハーゲン市庁舎
・住所:Rådhuspladsen 1, 1599 København, デンマーク

 

アンデルセン像

 

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Wan Jungさん(@starstar9095)がシェアした投稿 – 2018年10月月3日午後5時15分PDT

世界的に有名な童話を生み出してきた作家、HCアンデルセン。市庁舎広場の一角には、そんなデンマークを代表する作家アンデルセンの銅像が設置されており、写真スポットとして有名です。

■詳細情報
・名称:アンデルセン像
・住所:Radhuspladsen 1550 Kobenhavn V

 

グルントヴィークス教会

コペンハーゲンの郊外に建つグルントヴィークス教会は、表現主義の様式で設計された珍しい教会です。外観が特徴的なことで知られていますが、内装も非常にシンプルながら美しく、ミニマリスティックな美を感じられる場所です。

■詳細情報
・名称:グルントヴィークス教会
・住所:Paa Bjerget 0, 2400 Koebenhavn

 

スーパーキーレン

 

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Kojima(こじゃ)さん(@kojima.shuta)がシェアした投稿 – 2017年11月月13日午後2時46分PST

スーパーキーレンは、デンマークを代表する建築事務所「Bjarke Ingels Group」、デンマークのアーティスト集団 「Superflex」、ベルリンの都市開発会社「Topotek1」による共同計画により誕生したユニークな公園です。公園は、赤、黒、緑の3色のゾーンに分けられており、どの区間もほかでは見ることがないような面白いデザインとなっています。

■詳細情報
・名称:スーパーキーレン
・住所:Noerrebroruten, 2200 Koebenhavn

 

クロンボー城

 

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Yutaさん(@cappuccino.1220)がシェアした投稿 – 2019年 1月月14日午前5時04分PST

クロンボー城は、デンマークのシェラン島北東部・ヘルシンゲルにある古城で、2000年にユネスコの世界遺産に登録されました。コペンハーゲンより鉄道にて約45分とアクセスも良く、シェイクスピアの戯曲「ハムレット」の舞台であるエルシノア城としても有名です。

■詳細情報
・名称:クロンボー城
・住所:Kronborg 2 C, Helsingoer 3000, Denmark

・アクセス:ヘルシンオア駅下車徒歩約10分

 

ローゼンボー城

VisitDenmarkさん(@govisitdenmark)がシェアした投稿 – 2018年 2月月27日午前8時17分PST

ローゼンボー城はもともと、1606年、クリスチャン4世の夏の離宮として造営された場所です。現在は王室コレクションを展示する宝物殿として公開されており、毎年多くの観光客がここを訪れています。

 

ギネス世界記録博物館

デンマークのコペンハーゲンには、ギネスブックに掲載されたさまざまな世界記録について展示しているギネス ワールド オブ レコーズ博物館があります。世界一高い身長、低い身長の人のモデル、世界一のデブ、世界一の大きな野菜、世界一速い車などなど、過去のギネスレコードを獲得した記録を学ぶことができます。

■詳細情報
・名称:ギネス世界記録博物館
・住所:Ostergade 16, Copenhagen 1100, Denmark

 

ロイヤル・コペンハーゲン本店

ロイヤルコペンハーゲンの本店は、ストロイエ通りの真ん中にあります。ロイヤル コペンハーゲンは、1775年デンマーク王室御用達製陶所として開窯されて以来、240年以上、伝統に培われたクラフトマンシップをモットーに、品質と芸術性を備えた製品を作り続けています。

■詳細情報
・名称:ロイヤル・コペンハーゲン本店
・住所:Amagertorv 6, 1160 København K, Denmark
・公式サイトURL:https://www.royalcopenhagen.com/home

 

ラウンドタワー

コペンハーゲンの中心地に建つ展望台、ラウンド・タワー。1642年に、クリスチャン4世により天体観測所として建てられ、高さは34.8mあります。現在は展望台として利用されており、有名な7.5度のらせんスロープを登ると、市内全体を見渡すことができます。

■詳細情報
・名称:ラウンド・タワー
・住所:Koebmagergade 52A, Copenhagen K
・アクセス:(Noerreport駅から徒歩3分
・公式サイトURL:http://www.rundetaarn.dk/

 

ニューハウン

コペンハーゲンのニューハウンの街並み

コペンハーゲンのニューハウンの街並み

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ニューハウンは、1671年に造られた人工の入江で、かつての船着き場です。運河に沿ってカラフルな木造家屋が並び、その昔は長い航海を終えた船乗りたちが羽根を伸ばす居酒屋街としてにぎわいを見せていました。

■詳細情報
・名称:ニューハウン
・住所:Nyhavn 1F, 1051 København K

 

人魚姫の像

人魚姫の像

人魚姫の像

photo by pixta

デンマークの首都・コペンハーゲンで大人気の観光スポットといえば、この人魚姫の像です。「世界三大がっかり」として有名ですよね。デンマークを代表する作家・アンデルセンの代表作である人魚姫をモチーフにしたブロンズの像で、コペンハーゲン北東部ランゲルニエ地区の海岸線につつましやかな姿で建っています。

■詳細情報
・名称:人魚姫の像
・住所:Langelinie, 2100 København Ø

 

救世主教会

1696年に建てられたゴシック様式の救世主教会は、黄金に輝く螺旋状の尖塔が目を引く建物です。ここでは、内部の繊細な装飾や立派なパイプオルガンを見学することができます。また高さ90mの尖塔の頂上へは登ることができ、コペンハーゲンの町を高い位置から眺められます。

■詳細情報
・名称:救世主教会
・住所:Sankt Annægade 29
・アクセス:Christianshavn駅から徒歩5分

 

ストリートフードマーケット

世界各国のフードワゴンが一つの場所に集まったフードマーケット。ぐるぐる見て回るだけでも楽しい場所です!お天気のいい日は港を眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごすことができるおすすめのスポットです。

 

デンマーク王立図書館

王立図書館(ブラック・ダイアモンド)

王立図書館(ブラック・ダイアモンド)

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コペンハーゲン港のウォーターフロントに建つ、通称「ブラック・ダイアモンド」と呼ばれる王立図書館。アンデルセンの直筆原稿はじめ、デンマークと海外の蔵書2000万点以上を取り扱っています。

■詳細情報
・名称:デンマーク王立図書館
・住所:Soeren kierkegaards Plads 1, 1221 Koebenhavn

 

カールスバーグ博物館

デンマークビールといえば、やはりカールスバーグ!コペンハーゲンには、カールスバーグのビール工場兼博物館があり、カールスバーグの歴史や過去に発売してきた銘柄、世界最大のボトルコレクションはもちろん、ここでしか飲めないビールテイスティングなども体験することができます。

■詳細情報
・名称:カールスバーグ博物館
・住所:Gamle Carlsberg Vej 11, Copenhagen 1799, Denmark

 

ニイ・カールスバーグ・グリプトテク美術館

コペンハーゲンの街中、チボリ公園にもほど近い場所にあるグリプトテク美術館。古代の彫刻作品から始まり、絵画や版画などその展示は多岐にわたります。アート好きにはぜひとも足を運んで欲しい場所です。

■詳細情報
・名称:ニイ・カールスバーグ・グリプトテク美術館
・住所:Dantes Plads 7, Copenhagen V
・アクセス:Copenhagen Central Stationから徒歩5分

 

デンマークデザインセンター

チボリ公園の向かいの大通りに面した、モダンなガラス張りの建物、デンマークデザインセンター。世界的に有名なデザイナーを数多く輩出するデンマークのデザイン前線を紹介しており、著名なベテランから若手まで数多くの作品が展示がされています。

■詳細情報
・名称:デンマークデザインセンター
・住所:H. C. Andersens Boulevard 27, 1555 København

 

ルイジアナ現代美術館

 

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myyさん(@featuretro)がシェアした投稿 – 2018年10月月20日午前7時18分PDT

コペンハーゲン郊外にあるルイジアナ現代美術館は、美しい自然と一体になった施設で、世界一美しい現代美術館とも呼ばれています。ピカソやアンディ・ウォーホール、草間彌生など、世界の一流アーティストの作品が楽しめます。その中でも特に注目したいのは、スイスの彫刻家・ジャコメッティの作品です。

■詳細情報
・名称:ルイジアナ現代美術館
・住所:Gl Strandvej 13, 3050 Humlebaek

 

フレデリック教会

アマリエンボー宮殿広場を突き抜けたところに立つ、フレデリック教会。ノルウェー産の大理石を贅沢に使って建てられたロマネスク・バロック様式の美しい教会で、「大理石教会」とも呼ばれており、内部は見学が可能となっています。

■詳細情報
・名称:フレデリック教会
・住所:Frederiksgade 4, Copenhagen 1265, Denmark

 

クリスチャニア

 

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Lauraさん(@tillie163)がシェアした投稿 – 2019年 1月月24日午後2時06分PST

ヒッピーたちの自治区です。独特のコミュニティですが、観光客がたくさんいるので安心して訪れることができます。

■詳細情報
・名称:クリスチャニア
・住所:Prinsesseg. and Badsmandsstr., Copenhagen, Denmark

 

カフェ リエット

カフェ リエットは、薫り高いコーヒーが飲めると地元でも評判のお店です。専門のバリスタが仕上げたばかりのおいしいコーヒーが頂けます。焙煎コーヒー、ドリップ、エスプレッソが用意されている素敵な空間で、スタッフもフレンドリーなのでおすすめです。

■詳細情報
・名称:カフェ リエット
・住所:Esplanaden, Copenhagen 1263

 

洗練されたデンマークは憧れの国!

豊かな自然、歴史的遺産、モダンなデザインプロダクト、ユニークなヒッピータウンと、バラエティーに富んだ魅力のあるデンマーク。英語も通じるので旅行しやすく、治安も良好な上、衛生面も問題なしと、あまり旅に慣れていない方でも快適に旅行できる国です。今回の記事では、そんなデンマークの基本情報からおすすめの観光スポットまで幅広くご紹介していますので、ぜひ参考にして、デンマークの旅を楽しんでくださいね!

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