こんにちは、トラベルブロガーの桜子(@hossakuraworld)です。先日、チェコを10日間かけてゆっくり旅してきました。チェコをこんなにも長い日数かけてゆっくり旅する人は、なかなかいないのではないでしょうか?

私自身、今回が2回目のチェコ旅になるのですが、1回目に行った時はプラハに2〜3日滞在しただけでした。でも、今回のチェコ旅で気づいてしまったんです。「チェコの本当の魅力は“地方都市”にこそある!」って。

「チェコはプラハだけで十分でしょ」なんて思ってるそこのあなた!人生半分損してますよ!ということで、今回は私が訪れたチェコの地方7都市をご紹介しますね。

チェコ旅をお考えの方は、この記事を参考にぜひ地方都市にも足を運んでみてください!

1.絶景が広がるモラヴィア地方

みなさん、この景色ご存知ですか?これは、「モラヴィア地方の丘陵地帯」と呼ばれる場所で、チェコの一大観光スポット。ある写真家がインスタに投稿したことをきっかけに、世界中から観光客が押し寄せています。

私が行ったのは秋だったので青々とした緑は見られませんでしたが、それでも思わず広大な自然を眺めてしまう、素晴らしい絶景でした。

2.おとぎの国、ルハチョヴィツェ

ルハチョヴィツェは、とってもフォトジェニックな温泉街です。

まるで絵本の1ページに出てきそうな街並みは、どこを切り取っても絵になります。

わたしが訪れた10月の季節はチェコも秋ですが、紅葉する木々たちも、どこかまた日本とは違う印象です。

この街には有名な建築家・ユルコヴィッチがデザインした建物が多く、わたしが滞在したホテルもユルコヴィッチデザインでした。

階段も独特のデザインで、とってもキュート。

お部屋の中も、レトロな雰囲気が好きな女子にはたまらない感じです。

■詳細情報
・名称:HOTEL JURKOVIČŮV DŮM
・住所:Lázeňské náměstí 436
763 26 Luhačovice
・電話番号:+420 577 682 330
・公式サイトURL:https://www.lazneluhacovice.cz

3.チェコ第三の都市、オストラヴァ

オストラヴァはチェコ第三の都市。鉱業で大きくなった街です。

小雨が降っていましたが、その雰囲気がまたチェコの落ち着いた街並みに良く似合っています。

オストラヴァで人気な観光地、ボルトタワーはチェコ屈指の一大観光スポット。ここは溶鉱炉の跡地で、今は中を見学できるようになっています。

ちなみに「ボルトタワー」の名付け親は、短距離で有名なあの「ウサインボルト」。彼がトレーニングで毎年訪れていたことから、この名が付けられたのだとか。

工場内にはカフェが併設されていて、工場を眺めながらお茶ができるという斬新なスタイルも人気の秘訣。

■詳細情報
・名称:Bolt Tower
・住所:Ruská 2993, 703 00 Ostrava-Vítkovice, チェコ
・電話番号:+420 724 955 121
・公式サイトURL:www.dolnivitkovice.cz

4.世界的な靴ブランド「バチャ」の街、ズリーン

ズリーンは、日本でいうトヨタのような街で、バチャという会社がこの街を大きく発展させました。プラハから電車で3時間半の自然に囲まれた田舎町です。

靴ブランドとして有名なBata(バチャ)は第二次世界大戦前、世界でもっとも大きい靴ブランドでした。ブランドを世界に広めた社長の考え方が色々と規格外!

写真はバチャ社長の社長室だったそうなんですが、「移動に時間をかけるのは効率が悪い。だったら、社長室ごと移動しちゃおう!」ということで、なんとこの社長室、エレベーターになっており移動式。

さすが。考え方のスケールが壮大すぎます。

外から見るとこのように普通のオフィスビルですが、写真の左棟の部分が先ほどのエレベーターになっています。

■詳細情報
・名称:Bata’s Skyscraper
・住所:21. správní budova – zlínský mrakodraptřída Tomáše Bati 21 760 01 Zlín
・営業時間:08:00-21:00
※要予約(1週間前までに)

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5.チェコ第二の都市ブルノ

ブルノはチェコ第二の都市で、学生が多いため、おしゃれなカフェやバーが多いことで有名。街中では至る所にお店が立ち並んでいます。

街行く人もどこかオシャレな印象。素敵なカフェやバー巡りなんかにもオススメの都市です。

ブルノは、日本人にも有名な画家・ミュシャが子ども時代を過ごした場所。ちょうどその「ミュシャ」の展示会が開催されていたので行ってきました。こんなに大きな絵、どうやって運ぶと思いますか?

実はこの絵は布に描かれていて、帆のように丸めてどこにでも運ぶことが可能なのだそう。ミュシャ人気に火がついたきっかけは、この一枚の絵でした。



有名女優のデザインをたまたま代理で手がけたら、これが想像以上に気に入られ一躍有名に。独特のタッチやデザイン、フォントはとても美しく、今もなおファンが多い理由も頷けます。

ブルノは第二の都市ということで、観光スポットやお店も多いのですが、またプラハとは違う雰囲気なので是非立ち寄ってみてくださいね。

■詳細情報
・名称:SLOVANSKÁ EPOPEJ & PLAKÁTY
・住所:Brno Exhibition Centre
Výstaviště 405/1, 603 00 Brno-střed
・営業時間:10:00-18:00
※ミュシャ展は常設ではありません。
・電話番号:+420 541 151 111

6.建築の教科書の街 フラデツ・クラーロヴェー

チェコの東側に位置するフラデツ・クラーロヴェーは、さまざまな様式の建物が並んでいるので、「建築の教科書の街」と呼ばれている場所。建築好きの人にはたまらないスポットですね。

建物の上から見下ろす街の雰囲気もまた素敵で、本当に背景が写真映えしますよね。

7.自然溢れるボヘミアンスイス

スイスのように景色が美しいことからボヘミアンスイスという名前が付けられたこの場所は、トレッキングスポットとして大人気。神秘的な渓谷をボートで渡ってみるのもオススメです。

まとめ

そんなこんなで、今回は10日間かけてチェコをぐるっと旅をしてきました。はじめは「チェコに10日間も……。やることあるのかしら?」なんて心配していましたが、正直全然足りない!

首都のプラハを離れると、郊外ならではの人の温かさや景色がたくさん詰まっていて、毎日窓から眺める景色はどこもかしこも美しい。また時間があったら、電車でゆったりのんびりチェコを周遊したいなぁなんて思わせてくれた今回のチェコ旅でした。

チェコを訪れる際は、ぜひプラハだけでなく地方都市にも足を運んでみてください!温かい人と素敵な景色が待っていますよ。

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