女性の皆さん。最近良い恋、してますか?

えっ?元カレのことが忘れられない?じゃあ、質問です!

くみちゃんは、味のしなくなったガムをいつまでもいつま…(略)

…つまり、地球上には男が35億人とあと5千万人いるんです。でも、「いま良い恋に巡り会えていない」というあなた。絶対、クロアチアに行っておけば会えます。運命の人に。ブルゾンちえみだっていつかその話ネタにすると思う。

なぜ、私がそこまで断言するのか。実際にザグレブへ行ってきた、私の持論を10個ご紹介します。※あくまで持論です。

*編集部追記
2017年5月に公開した記事に新たに加筆しました。(2018/11/22)

 

クロアチアの首都「ザグレブ」とは

バルカン半島に位置する、クロアチア共和国。ヨーロッパの中でも治安が良く、物価も安いのが何よりの魅力です。可愛い女子旅をするなら、まずはクロアチアを一番におすすめしたい、そんな国。

なかでも首都であるザグレブは、中世の面影を残しながらも急成長を続ける、歴史と現代が融合した場所。世界遺産プリトヴィッツェ湖群国立公園」をはじめ、とにかく見所が溢れるクロアチア観光の拠点です。

街全体が絵本の世界のようで可愛らしく、そして愛に溢れているザグレブ。そんな街から、素敵な恋への一歩を踏み出してみましょう。

 

「聖マルコ教会」がとにかく可愛すぎて悶える

まずザグレブ女子旅で絶対に欠かせない場所といえば「聖マルコ教会」。13世紀に建てられたカトリック教会で、とにかく可愛らしい陶板屋根が目を引きます。



屋根にある二つの紋章は、左が「クロアチア・スラヴォニア・ダルマチア王国」、右が「グラデッツ」を表しているもの。「グラデッツ」とは、この聖マルコ教会が建てられた13世紀当時の街の名前です。

ちなみに、こんな風貌をしておきながら通称は「クロアチアの永田町」。教会の両脇には首相官邸と国会議事堂があり、国の中枢機関が集まる重要な場所なのです。とはいえ、怖い警備員がずらーっと並んでいるわけじゃないのでご安心を。

ちなみに、この刺繍ワンピースはクロアチアに行くためだけに買いました。大正解です。残念ながら中は一般開放されていないのですが、外だけでも十分楽しめます。

■詳細情報
・名称:聖マルコ教会
・住所:Trg Sv. Marka 5, 10000, Zagreb, クロアチア
・電話番号:+385 1 4894 878
・料金:なし
・公式サイトURL:http://www.zg-nadbiskupija.hr/nadbiskupija/zupe?zupeid=169

 

過去の悪い因縁を絶つきっかけに「失恋美術館」

聖マルコ教会の正面から手前に伸びる「チリロメトドゥ通り」をまっすぐ歩くと、左手に「失恋美術館」が現れます。ザグレブには美術館や博物館が多数ありますが、ここだけは絶対訪れて欲しい。

日本語訳は「失恋美術館」ですが、「別れ」にまつわる展示物は恋愛関係だけではなく、友人や家族関係の物もあります。

2011年には「ヨーロッパでもっとも奇妙で冒険的な博物館」として、ケネス・ハドソン博物館アワードを受賞したとか。その通り、確かに「失恋美術館って奇妙だしなんかウケる」と面白半分で訪れたのですが、見ていくうちに見方が変わりました。

展示されているのは、他人からしたらどうってことのないようなペンとか、変なコレクションとかそういうものばかり。だけど、一つ一つに壮大な物語があって、この世界で生きる誰かにとってはかけがえのない特別な物なんです。

「心にできた傷が少しでも癒されますように」と、この博物館は展示物を募集しています。

決して、自分の物語を誰かに自虐ネタとして展示してるわけじゃない。自分が踏み出す一歩、そしてこれを見る誰かの一歩になってほしい、という思いが詰まった展示物を見てると、とても心が動かされる場所でした。

これは余談ですが、見ているときにふと、その日がたまたま元カレの誕生日だということに気がついてしまったので、わたしも思い出を置いておきました。あばよ、過去の私。

■詳細情報
・名称:失恋美術館
・住所:Ćirilometodska ul. 2, 10000, Zagreb, クロアチア
・営業時間:夏は9:00〜22:30、冬は9:00〜21:00
・定休日:年中無休(クリスマスイブ、クリスマス、1月1日、イースター、諸聖人の日(11月1日)は休み
・電話番号:+385 1 4851 021
・料金:40クローナ(約700円)
・公式サイトURL:https://brokenships.com/

 

歩けば歩くほど、女子力がぶち上がりそうな街並み

ザグレブは、街全体がまるでおとぎ話の世界のよう。どこを切り取っても絵になるところばかりです。歩いているだけで、心がワクワクしてきます。きっと歩いてるだけで女子力爆上げ。

▲落ちてる新聞すら可愛い

▲ガラスだって壁だって、とにかくアートだらけ。

▲車のナンバープレートすら可愛い。


▲ザグレブの胃袋と呼ばれる「ドラツ広場」脇にある、死ぬほど可愛い刺繍屋さん。

 

「プリトヴィッツェ湖」で雑念まみれの心を浄化できる

自然豊かなクロアチアには数多の国立公園がありますが、なかでも世界遺産である「プリトヴィッツェ湖群国立公園」は屈指の絶景スポット。

ザグレブから南に約110km、クロアチアの「リカ地方」に位置しており、ザグレブから日帰りで楽しめます。

なんといっても見所は、幻想的なエメラルドグリーンの湖。その透明度や色の鮮やかさも然り、園内にはある大小16の湖を92もの滝がひとつに繋いでいるという壮大さは圧巻のひとこと。

まだまだ寒い3月末に訪れたので、美しい木々の緑と融合した絶景をお見せできず悲しい…!

▲静かな湖に、白い水煙をあげて流れる滝の音が響きます。

湖を優雅に泳ぐカモのおしどり夫婦。カモって、一度夫婦になったらずっと一緒にいるんだとか。そう教えてくれたガイドさんは、その後「私たち人間は、彼らから何か学ばなければいけませんね」と言っていました。人生まで案内してくれる、人生のガイドさんです。

学びましょう。雑念はこの美しい湖に流しましょう。

■詳細情報
・名称:プリトヴィツェ湖群国立公園
・地図: ・営業時間:チケット最終販売は14:00
・定休日:年中無休
・電話番号:+385 (0)53 751 014
・料金:55クローナ
・公式サイトURL:https://np-plitvicka-jezera.hr/en/

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可愛い服がとにかくリーズナブル

クロアチアはフランスやイタリアとはレベルが違うくらい物価が安いです。なので、ヨーロッパとは思えないくらい気兼ねなく買い物ができます。

特にザグレブ中央駅の前にある地下ショッピング街「インポルタンネ・センター」は、安くて可愛い洋服をゲットするには最高の場所。現地のイケイケ女子たち御用達の、可愛いお店がたくさん揃っています。

1000円とか2000円くらいで、ZARAに売ってそうな流行りの刺繍トップスが買えます。安いからと侮るなかれ、生地はしっかりしてるのがクロアチア。

▲ちょっとしたパーティーに使えそうな、刺繍袖のワンピース。2000円してません。

 

おみやげとして100%ハズレない雑貨

愛の街ザグレブには、ハートをモチーフにした雑貨がたくさん。どのおみやげ屋さんにも趣向を凝らしたものが多く、目移りが止まりません。

▲花とハートの繊細なデザイン…アートすぎる…

▲特産品のラベンダーグッズ。これまた乙女心をつかむ色合いです。ちなみに彼氏へのおみやげはラベンダーの化粧水でした。女子か。

▲イースターが近かったので、芸術的なたまごちゃんもいました。

▲赤いハート型のものは、「リツィタル」と呼ばれる伝統的なジンジャークッキー(飾り用)。真ん中に鏡がついているのは、「わたしのハートの中には、いつも貴女が映っています」というメッセージだとか…!しかもこれ、男性から女性にあげるのが伝統らしい。

▲愛を伝えるメッセージ。これ家に一枚置いておけば間違いなく夫婦円満。

 

雰囲気最高のレストランが安くて美味しい

パステルカラーの壁が可愛いカフェが軒を連ねる「トカルチチェバ通り」を筆頭に、ザグレブには雰囲気の良いレストランやカフェが街中にあります。

しかもテラス席のあるお店が多いので、外の風を感じながら美味しいご飯とワインに舌鼓…なんて優雅なひとときを過ごすのがザグレブ流。

▲カントリー風で可愛いレストラン

▲前菜のチーズ

▲クロアチアに訪れて以来、ワインにどハマりしました。安くて美味しいワインが多かった…

▲ここまでの前菜〜デザートまでで、たしか3000円くらい(ワイン付)。

▲スノーマンになってる、マレーシアの某旅行雑誌編集長。テラス席は風が吹くとちょっと寒い

ちなみにザグレブで、たくさんのクロアチア人が至る所のカフェのテラス席でずっと話に花を咲かせていたので、ふと「どうしてこんなに人がカフェに来るの?」と同行してくださったクロアチア人のガイドさんに聞いてみると、「クロアチア人は大切な人との時間」を何よりも大事にしているのだとか。お金じゃ買えない、大切な人と語り合う時間。

忙しさにかまけて、大切な人とゆっくり話す時間なんて後回し。私を含め、そんな日本人は多い気がします。クロアチア人の時間の使い方、ぜひ見習いたいです。

 

ザグレブから日帰りで行ける街「サモバル」の限定スイーツが美味しい

首都とは言っても大規模な都市ではないザグレブ。なので、もしザグレブの観光スポットを行き尽くしてしまったら、西へ20km先にあるサモバルという街に足を伸ばしてみてください。

サモバルは、クロアチアの伝統菓子「クレームシュニテ」の本場の街です。ザグレブよりも小さな田舎街ですが、このクリームシュニテを求めて世界中から観光客が訪れるんだとか。

▲サモバルの中でも特に美味しいクレームシュニテが食べられると評判のお店「U PROLAZU」。

▲想像以上に大きくてびっくり。顔の半分くらいあった…

▲パイ生地の間にカスタードクリームが。こんなに大きいのにすごいクリームが軽くて、ぺろっと食べた

 

最重要項目→お酒が安い

これだけは欠かせません。女子旅するにしたって、雑貨が可愛いとか云々も大事です。でも、やっぱりお酒が安いっていうのは女子力向上の上で最重要項目じゃないですか。異論は認めます。

まあお酒が安いなんて物価が安い時点でわかりきってることですが、それでもワインもビールも安いし美味しいしで、最高にテンションあがります。

▲パッケージすら可愛い

▲ビールがペットボトルで売っていて、このデカさで200~300円。意味不明。

 

とにかく人も愛に溢れすぎている

いたるところにハートをモチーフにした雑貨が売っていて、街のどこを切り取っても絵になるザグレブ。こんな場所だからなのか、現地の人たちも本当に愛に溢れていて、優しい方ばかりでした。

▲花市場でバラを買っていたおじさん。誰にあげるの?って聞いたら「For woman.」って言われました。愛に溢れすぎる。

▲「MAKE LOVE NOT WALLS」。こんな言葉が街で見かけるなんて、愛に溢れすぎる。

▲愛だ。

▲ドラツ市場で売っていたイチゴがめっちゃ大きくてテンション上がってたら写真一緒に撮ってくれた市場のおっちゃん。イチゴも愛に溢れすぎるとここまでデカくなるらしい。



▲刺繍屋さんで写真撮らせてもらってたら、商品のストールかけてくれたおばちゃん。愛。

 

とにかく愛、愛、愛に溢れた街「ザグレブ」

1.「聖マルコ教会」がとにかく可愛すぎて悶える
2.過去の悪い因縁を絶つきっかけに「失恋美術館」
3.歩けば歩くほど女子力上がりそうな街並み
4.「プリトヴィッツェ湖」で雑念まみれの心を浄化できる
5.可愛い服がとにかくリーズナブル
6.おみやげとして100%ハズレない雑貨
7.雰囲気最高のレストランが安くて美味しい
8.ザグレブから日帰りで行ける街「サモバル」の限定スイーツが美味しい
9.最重要項目→お酒が安い
10.とにかく人も愛に溢れすぎている

ザグレブに行けば、いつか良い恋に巡り会えるであろう理由として、上記10個の理由(持論)をご紹介しました。「愛の街」とは聞いていたけれど、ここまで愛尽くしか!というほど、とにかく愛で満ち溢れていたザグレブ。

可愛い街と雑貨と洋服に囲まれながら、美味しいスイーツに舌鼓を打ち、優しい人とふれあい、そして失恋美術館やプリトヴィッツェ湖で過去への雑念を綺麗にする。あとは、お酒もいっぱい飲む。そしたら見違えるような女性になって、帰国した途端に良い人が見つかるはずです。

身も心も綺麗になるって、こういうことですよね、きっと。

※持論です。

 

今回の旅程について

今回のザグレブ旅は、ターキッシュ エアラインズを利用しイスタンブール経由で訪れました。初めての東欧だったので、何があるのかわかんない…と最初は思っていましたが、訪れてみてびっくり。ヨーロッパ調の街並みもめちゃくちゃオシャレだし、物価はアジアと大差ない安さ。

(だって2Lのペットボトルに入ってるビールが200円ですからね。3000円であんなにオシャレで美味しいフルコース食べれるんですからね)

成田の場合、ターキッシュ エアラインズはイスタンブール行きの出発は夜(22時過ぎ)。いつも飛行機内でもぐっすり寝られて、搭乗のたびに助かっています。なおイスタンブール〜ザグレブの飛行時間は、たったの2時間です。この距離ならイスタンブールのついでにちょっと寄ってみるのも、かなりあり。

王道ヨーロッパ旅行は飽きちゃったな…なんてワガママな女子は、ザグレブで女度磨いてみてはいかがでしょうか。

■ターキッシュ エアラインズについての記事はこちら
【搭乗記】ターキッシュ エアラインズのビジネスが、天国よりも快適すぎて現実が辛い件(写真55枚)
P.S ちなみに、同行していた台湾のテレビに映してもらいました。

ちゃっかり。

取材協力:ターキッシュ エアラインズ

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