クロアチアのおすすめ観光スポット38選
近年、クロアチアに訪れる観光客が急上昇しています。映画の舞台を思わせるアドリア海沿岸の町並みは多くの観光客のハートを掴んでいます。
今回はクロアチアで訪れてみたい観光スポットを取り上げたいと思います。
*編集部追記
2016年9月の記事に新たに5選追記しました。
2016年9月の記事に新たに3選追記しました。(2017/10/26)
2017年10月の記事に新たに3選追記しました。(2018/10/13)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。
クロアチアに行ってみての感想
Photo by 新田浩之
クロアチアには3回旅行しています。直近では2016年11月にドブロヴニクに行きました。クロアチアは中央ヨーロッパを代表する観光国です。アドリア海沿岸の町並みは美しく、歴史を感じさせます。
一方、首都ザグレブや東部のスラボニア地方はアドリア海沿岸とは異なったクロアチアの顔を見せてくれます。クロアチア人の印象はとにかく「熱い!」そして、旅行者に大変優しい人たちです。
クロアチア観光のアドバイス
Photo by 新田浩之
クロアチアの治安は全体的に心配はいりません。ただし、ボスニア・ヘルツェゴビナの国境地帯にある山には地雷が今でも残っています。舗装道路は問題ありませんが、整備されていない場所に行くのは控えましょう。
クロアチアは他の中欧諸国と比べると物価は高め。特に、ドブロヴニクはものすごく高いです。ドブロヴニクのオンシーズンですと、ドミトリーでも2,500円は軽く超えます。衛生面も特に心配はありませんが、水は念のためミネラルウォーターを買うようにしましょう。
クロアチアのおすすめスポット
Photo by 新田浩之
クロアチアにはたくさんのおすすめスポットがあるので、絞るのはなかなか難しいです。あえてひとつに絞るなら、ドブロヴニクからバスで2時間ほど行ったところにあるストンです。ストンは塩田とカキで有名な町です。特にストンのカキは絶品!ダルマチア産のハムと新鮮なストンのカキとの組み合わせはたまりません。
❐女は黙ってクロアチアの「ザグレブ」に行っておけば、必ず良い恋に巡り会える10の理由(持論)
❐クロアチア旅行で食べたいおすすめ料理17選
❐クロアチアの世界遺産「ドブロブニク」のオススメ観光スポット10選
*編集部追記(2017/10/25)
以下、観光スポットの一覧となっています。
ザグレブの中心地イェラチッチ広場
Photo by 新田浩之
まずは首都ザグレブからスタートしましょう。ザグレブの中心地にあるのが「イェラチッチ広場」です。広場に立つイエラチッチは19世紀にクロアチア自治拡大のために活躍した人物です。
ユーゴ時代、イエラチッチ像は撤去されていましたが、独立後に再び広場に登場しました。終日、多くの人々で賑わうエリアです。
・名称:イエラチッチ広場(Trg bana Josipa Jelacica)
・住所:Trg bana Josipa Jelacica,Zagreb
・アクセス:路面電車「Trg bana Josipa Jelacica」電停下車、すぐ。
・所要時間:30分
・オススメの時期:いつでも
ザグレブのランドマーク聖母被昇天大聖堂
Photo by 新田浩之
イェラチッチ広場から少し歩くと、ザグレブのラウンドマークである「聖母被昇天大聖堂」に到着します。この建物は13世紀から18世紀にかけて作られたものです。
聖堂にはユーゴ政府と対立して裁判にかけられたクロアチアのカトリックのトップ、ステピナッツが安置されています。
・名称:聖母被昇天大聖堂(Katedrala Marijina Uznesenja)
・住所:Kaptol 31
・アクセス:イェラチッチ広場から徒歩5分
・営業時間:10:00~17:00(月曜日~土曜日)、13:00~17:00(日曜日、祝日)
・定休日:無休
・電話番号:(01)-4814727
・料金:無料
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.glas-koncila.hr/
ザグレブでの朝食にもぴったり!青果市場
Photo by 新田浩之
「青果市場」はザグレブ市民の胃袋といったところ。多くの新鮮な野菜や果物が売られており、いつ訪れても活気にあふれています。朝食をここで済ますのもアリでしょう。
また、骨董品屋もあるので、お土産探しにもオススメです。
・名称:青果市場(Dolac)
・住所:Dolac,5-9,Zagreb
・アクセス:イェラチッチ広場から徒歩数分
・定休日:8:00~14:00
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
クロアチアのアイデンティーを感じられる石の門
Photo by 新田浩之
石の門はクロアチア「らしさ」を感じられるスポットです。この門の中は聖母マリアの肖像画が捧げられた礼拝堂があります。
クロアチアはキリスト教カトリックを信仰し、とりわけマリア信仰が盛んです。そんなクロアチア人のアイデンティティーを感じてみてください。
・名称:石の門(Kamenita vrata)
・住所:kamenita
・アクセス:イエラチッチ広場から徒歩数分
・定休日:無休
・料金:無料
・所要時間:30分
・オススメの時期:いつでも
紋章をチェックしよう!聖マルコ教会
Photo by 新田浩之
屋根に紋章が飾られていることで有名な教会です。「聖マルコ教会」の屋根はタイルを使って紋章を表しています。
左がクロアチア王国、海岸部のダルマチア地方、東部のスラヴォニア地方、右側がザグレブ市の紋章となっています。
・名称:聖マルコ教会(Crkva sv.Marka)
・住所:Trg sv.Marka
・アクセス:ケーブルカー降り場から徒歩数分
・営業時間:ミサの時間 18:00(月曜日~土曜日)11:00、18:00(日曜日)
・定休日:ミサ以外の時間
・所要時間:30分
・オススメの時期:いつでも
待ち合わせするなら駅前のトミスラヴ王広場
ザグレブ中央駅を降りると、目の前に広がる大きな広場が「トミスラブ王広場」です。トミスラヴはクロアチア王国の最初の王様です。
広場は19世紀に作られたもので、広々とした気持ちのいいスポットです。
・名称:トミスラヴ王広場(Trg kralja Tomislava)
・住所:Trg kralja Tomislava,Zagreb
・アクセス:ザグレブ中央駅すぐ
・所要時間:30分
・オススメの時期:冬以外
ザグレブであーとを感じるならメシュトロヴィッチのアトリエ
クロアチアには数多くの芸術家が存在しますが、その代表がメシュトロヴィッチです。彼は、ユーゴスラビア主義(他のスラヴ諸国と協力する)に基づいて、様々な彫刻を生み出してきました。
ザグレブにあるアトリエは、1920年~1942年にかけて作られたものです。現在でも彼の作品は旧ユーゴスラビア諸国で見ることができます。
・名称:メシュトロヴィッチのアトリエ(Atelijer Mestrovic)
・住所:Mketacka 8
・アクセス:ケーブルカー降り場から徒歩10分
・営業時間:10:00~18:00(火曜日~金曜日)、10:00~14:00(土曜日、日曜日)
・定休日:月曜日、祝日
・電話番号:(01)4851123
・料金:30クーナ、学生15クーナ
・所要時間:90分
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.mestrovic.hr/muzeji/atelijer-mestrovic/atelijer-mestrovic.html
女子ならマストで訪れたい!失恋博物館
ザグレブのみならず、クロアチアで一番ユニークな博物館といえば「失恋博物館」ではないでしょうか。失恋に関する様々なものが展示されています。
この博物館は、2011年にヨーロピアン・ミュージアム・オブ・ザ・イヤーの特別賞に輝きました。ぜひ、ザグレブにお越しの際は立ち寄ってみてください。
・名称:失恋博物館(Muzej prekinutih veza)
・住所:Sv.Ciril i Metoda2
・アクセス:ケーブルカー降り場から徒歩数分
・営業時間:9:00~22:30(6月~9月)、9:00~21:00(10月~5月)
・定休日:無休
・電話番号:(01)4851021
・料金:25クーナ
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:https://brokenships.com/hr
ヨーロッパ1美しいと噂のミロゴイ墓地
Photo by 新田浩之
ザグレブにある大きな墓地ですが、公園のように整備されているので気持ちがいいです。ここには著名なクロアチア人が数多く埋葬されています。
その中でもとりわけ大きいのが、クロアチア共和国、初代大統領、フラーニョ・トゥジマンのお墓。あまりの迫力に思わず仰け反ってしまうこと、間違いありません。
・名称:ミロゴイ墓地(Groblje Mirogoj)
・住所:Mirogoj 10
・アクセス:聖母被昇天広場前からバス106系統に乗車。「Mirogoj」下車
・営業時間:6:00~20:00(夏期)、7:30~18:00(冬期)
・定休日:無休
・料金:無料
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.gradskagroblja.hr
ザグレブから日帰りできる!サモボル
ザグレブからバスで約1時間、スロベニア国境付近に「サモボル」という小さな町があります。この町は「サモボルスケ・クレムシュニテ」と呼ばれるスイーツで有名です。
また、これ以外のケーキもなかなかおいしいのです。スイーツ好きな方にとっては必見の町といえるでしょう。
・名称:サモボル(Samobor)
・住所:Trg Kralja Tomislava5(インフォメーションセンター)
・アクセス:ザグレブのバスターミナルからバスで45分~60分
・営業時間:8:00~16:00(月曜日~金曜日)、9:00~17:00(土曜日)、10:00~17:00(日曜日)
・定休日:無休
・電話番号:
・料金:(01)3360044
・所要時間:90分ほど
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.samobor.hr
ヴィリニュスのランドマーク、聖ペテロ・パウロ教会
Photo by 新田浩之
次に東部の街、オスィイエクを見ていきましょう。この街のラウンドマークが「聖ペテロ・パウロ教会」です。
尖塔は90mにもなり、クロアチアの教会の中で二番目の高さを誇ります。建てられた時期は比較的新しく、1898年に建てられました。
・名称:聖ペテロ・パウロ教会(Zupna crkva sv.Petra i Pavla)
・住所:Zupanijska
・アクセス:オスィエク駅から徒歩20分
・営業時間:7:00~20:00
・定休日:無休
・料金:無料
・所要時間:30分
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.svpetaripavao.hr/
クロアチアの歴史を感じる数々のモニュメント
Photo by 新田浩之
オスィイエクには、いくつかユニークなモニュメントがあります。例えば、この戦車と車のモニュメント。これは1990年代に起きた旧ユーゴスラビア紛争に関するモニュメントです。
ユーゴ連邦軍の戦車がオスィイエクに攻め込み、市民は自家用車で対抗したのです。
ユーゴ紛争を学ぶ、戦時病院博物館
もしオスィイエクを訪れたら、そこからバスを使って1時間でアクセスできるヴコヴァルを訪れてみましょう。ヴコヴァルはユーゴ紛争の際、連邦軍に完全に包囲された町です。ここでは多くの人々が犠牲になりました。
その時の恐怖を伝えているのが「戦時病院博物館」です。ぜひ、時間があればこの博物館を訪れて、平和の尊さについて考えてみましょう。
・名称:戦時病院博物館(Mjesto Sjecanja Vukovarska Bolnica)
・住所:Županijska ul.35,32000,Vukovar
・アクセス:ヴコヴァルへはオスィイエクからバスで1時間ほど
・営業時間:9:00~15:00
・定休日:土曜日、日曜日
・電話番号:091-4521222
・料金:15クーナ
・所要時間:90分
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.mcdrvu.hr/index.php/hr/posjetite/ostale-memorijalne-lokacije/119-vukovarska-bolnica
クロアチアで負の歴史を学ぶなら、ヤセノヴァツ強制収容所
Photo by 新田浩之
近年、第二次世界大戦に関する「ダークツーリズム」が流行っていますが、クロアチアで第二次世界大戦の悲劇を学べるのが「ヤセノヴァツ強制収容所」です。ここは、ナチス傀儡政権のクロアチア独立国が建てたキャンプで、セルビア人やユダヤ人を中心に多くの人々が亡くなりました。
現在はユーゴ時代に建てられたモニュメントと博物館があります。なおヤセノヴァツへは鉄道でアクセスすることも可能ですが、不便なのでレンタカーの利用をオススメします。
・名称:ヤセノヴァツ強制収容所(MEMORIJALNI MUZEJ)
・住所:Spomen-područje Sabirnog logora Jasenovac,Ulica Braće Radić 147,49217,Jasenovac
・アクセス:ザグレブからヤセノヴァツまで鉄道で3時間30分。ヤセノヴァツ駅から徒歩30分
・営業時間:9:00~17:00(月曜日~金曜日)、土曜日、日曜日(10:00~16:00)、但し12月~2月は平日の9:00~16:00のみ
・定休日:祝日
・電話番号:+385 32 638 559
・料金:無料
・所要時間:90分
・オススメの時期:冬以外
・公式サイトURL:http://www.jusp-jasenovac.hr/Default.aspx
この絶景は一生に一度は見たい!プリトゥヴィツェ湖畔国立公園
Photo by Shutterstock
中欧で美しい自然を感じられるスポットのひとつが「プリトゥヴィツェ湖畔国立公園」です。まず、エメラルドグリーンの川の美しさに驚かれることでしょう。ここも、ユーゴ紛争の際に甚大な被害を受けましたが、多くの人々の努力により見事に復活しました。
1979年には世界遺産にも登録されています。ザグレブやザダルから直通バスが出ているので、アクセスしやすいのもポイントですよ。
・名称:プリトゥヴィツェ湖畔国立公園(Naionalni park Plitvicka Jezera)
・アクセス:ザグレブからバスで2時間~2時間30分、ザダルからバスで約2時間
・営業時間:7:00~20:00(夏期)、8:00~15:00(冬期)
・定休日:無休
・電話番号:(053)751015
・料金:180クーナ(7月、8月)、110クーナ(5月、6月、9月、10月)、55クーナ(11月~4月)
・所要時間:一日
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.np-plitvicka-jezera.hr
スプリットのランドマーク、大聖堂
次は一気にアドリア海沿岸の最大都市、スプリットに飛んでみましょう。スプリットの目玉といえばディオクレティアヌス宮殿でしょう。この宮殿はローマ時代に建てられた宮殿で、宮殿自体が旧市街になっている珍しい作りになっています。
宮殿内で一際目を惹くのが「大聖堂」です。内部には見所十分な貴重な宗教美術品があるので、ぜひチェックしてみましょう。
・名称:大聖堂(Katedrala Sv.Duje)
・住所:Ul. Kraj Svetog Duje 5, 21000, Split
・アクセス:スプリット駅から歩いて約15分
・営業時間:8:00~19:30(夏期)、8:00~13:00(冬期)
・定休日:無休
・料金:共通券25クーナ
・所要時間:90分
・オススメの時期:冬以外
・公式サイトURL:http://www.visitsplit.com/hr/527/katedrala-sv-duje
ディオクレティアヌス宮殿の地下
ディオクレティアヌス宮殿の見所は、地上だけでなく地下にもあります。地下に降りると「地下」にいるとは思えない巨大な空間が広がります。
中世はワインなどが置かれていましたが、時代が経つにつれゴミ捨て場になってしまいました。現在では博物館や様々なショップが立ち並んでいます。
・名称:宮殿の地下(Podrumi)
・アクセス:スプリット駅から歩いて約15分
・営業時間:8:30~20:00(4月、5月、10月)、8:30~21:00(6月~9月)、9:00~17:00(11月~3月)
・定休日:無休
・電話番号:
・料金:40クーナ、学生20クーナ
・所要時間:60分
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.ilocki-podrumi.hr
音楽を感じるなら前庭
青銅の門から北方向に進むと、少し広い空間に出ます。そこが「前庭」です。オンシーズンですとクラッパ(アカペラのコーラス)が聞けます。
歌声が建物に反響して伝わって来るので、ものすごく美しいですよ。なおCDもそこで販売されているので、お土産として購入しましょう。
・名称:前庭(Vestibule)
・アクセス:スプリット駅から徒歩約15分
・所要時間:30分
・オススメの時期:冬以外
400年かけて造られた聖ロヴロ大聖堂
スプリットを訪れたら、トゥロギールにも足を伸ばしてみましょう。ここには世界遺産に登録されている「聖ロブロ大聖堂」があります。この聖堂の建築が開始されたのは13世紀ですが、完成したのは何と17世紀。
これだけ長きに渡って工事が進められたので、各階層で異なった建築様式になっています。そのあたりをぜひチェックしてみましょう。
・名称:聖ロブロ大聖堂(Katedrala sv.Lovre)
・住所:Trg lvana Pavla 2
・アクセス:トゥロギールへはスプリットからバスで40分ほど
・営業時間:5月~10月 8:00~18:00(月曜日~土曜日)、12:00~18:00(日曜日)、11月~4月 9:00~12:00(
・定休日:日曜日(11月~4月)
・料金:25クーナ
・所要時間:90分
・オススメの時期:冬以外
・公式サイトURL:http://www.trogir.hr/GradTrogir/o-trogiru/kulturna-bastina/katedrala
非常に長い歴史を持つ聖ニコラ修道院
Photo by 新田浩之
トゥロギールでもうひとつ訪れたいスポットが「聖ニコラ修道院」です。この修道院は女子専用の修道院となっています。
院内には小さな博物館があり、紀元前3世紀に作られたと言われているレリーフが展示されています。他にも、ミサの楽譜やレース編みもありますよ。
・名称:聖ニコラ修道院(Samostan sv.Nikole)
・住所:Gradska 2
・アクセス:市庁舎からすぐ
・営業時間:10:00~13:00、15:30~17:45
・定休日:日曜日(5月~10月)、11月~4月
・料金:30クーナ
・所要時間:1時間
・オススメの時期:冬以外
・公式サイトURL:http://www.trogir.hr/GradTrogir/o-trogiru/kulturna-bastina/samostan-sv-nikole
ドゥブロヴニクにきたら城壁を見よう
次はクロアチアの最大の目玉である、ドゥブロヴニクを見ていきましょう。ドゥブロヴニク周辺の地形は港に適しており、古くから貿易港として栄えてきました。そして長きに渡り「ドゥブロヴニク共和国」として自治を行ってきたのです。
その象徴が全長1,940mにも渡る城壁です。現在の城壁は15世紀~16世紀にかけての大工事を経て、建てられました。
・名称:城壁(Gradske zidine)
・アクセス:ドゥブロヴニクへはザグレブからバスで8時間30分~13時間
・営業時間:8:00~19:30(夏期)、9:00~15:00(冬期)
・定休日:12月25日
・料金:100クーナ、学生30クーナ
・所要時間:数時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.dubrovniksungardens.com/dobrovacke-gradske-zidine
昔、非常に栄えていた旧港
旧市街の近くにある港は「旧港」と呼ばれています。ザグレブなどの各都市を結んでいる港は別の場所になります、ご注意ください。
もともとは「旧港」から多くの船が出航し、大いに栄えました。現在はアドリア海方面へのクルーズ船が出航しています。
・名称:旧港(Stara luka)
・アクセス:ピレ門のバス停から徒歩20分ほど
・所要時間:30分
・オススメの時期:いつでも
17世紀に建てられた歴史ある聖母被昇天大聖堂
ドゥブロヴニクにある「聖母被昇天大聖堂」は、12世紀にイングランドのリチャード王が創建したと伝えられています。現在の建物は17世紀に建てられたもので、建築様式はバロック様式となっています。
注目は聖堂の中。聖堂の中には、中世の繁栄ぶりがわかる様々な財宝が展示されています。
・名称:聖母被昇天大聖堂(Katedrala Uznesenja Marijna)
・住所:Kneza Damjana Jude1
・アクセス:ピレ門のバス停から徒歩20分ほど
・営業時間:8:00~17:00(月曜日~土曜日)、13:00~17:00(日曜日)
・定休日:無休(ただし宝物店は冬期閉鎖)
・料金:20クーナ
・所要時間:1時間
・オススメの時期:冬以外
・公式サイトURL:http://croatia.hr/hr-HR/Odredista/Mjesto/Dubrovnik/Katedrala-Uznesenja-Marijina?Y2lcMTU2OSxkc1wxNjcscFwyNA%3D%3D
ドゥブロヴニク旧市街ならプラツァ通り
ドゥブロヴニク旧市街の目抜き通りとなっています。距離はピレ門からルジャ広場までの200m。「プラツァ通り」には多くの商店が軒を連ねています。
実は、この通りはもともと水路だったのです。後に埋め立てる形で道が整備されました。ピレ門寄りには15世紀に作られたオノフリオの大噴水があります。
・名称:プラツァ通り(Placa)
・アクセス:ピレ門からすぐ
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:https://www.dubrovnikcity.com/dubrovnik/attractions/placa_stradun_street.htm
ドゥブロヴニク共和国の中心、総督府
ドゥブロヴニク共和国の政治の中心が「総督府」です。ここには総督の住居を始め、大評議会などの各種議会がありました。なお、ドゥブロヴニクの総督の任期はわずか一ヶ月!象徴的な存在でしかなかったのです。
内部は実用的で質素な印象を受けます。これも、貿易で栄えたドゥブロヴニク共和国の性質を示しているのでしょうか。
・名称:総督府(Knezev dvor)
・住所:Pred dvorom3
・アクセス:ピレ門のバス停から徒歩20分
・営業時間:9:00~18:00(夏期)、9:00~16:00(冬期)
・定休日:無休
・電話番号:(020)426469
・料金:100クーナ、学生25クーナ
・所要時間:90分
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://dubrovnikdigest.com/znamenitosti/knezev-dvor
ドゥブロヴニク代表のドミニコ修道院
ドゥブロヴニクを代表する修道院が「ドミニコ修道院」です。この修道院はドミニコ派によって15世紀に建てられました。
内部はロマネスク、ルネサンスなどの混合となっており、ヨーロッパ建築に興味がある方はぜひ立ち寄ってみたいスポットです。なお、内部の写真撮影は一切不可なのでご注意ください。
・名称:ドミニコ修道院(Dominikanski samostan)
・住所:Sv.Dominika4
・アクセス:ピレ門のバス停から徒歩20分
・営業時間:9:00~18:00(夏期)、9:00~17:00(冬期)
・定休日:無休
・電話番号:(020)322200
・料金:30クーナ
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.dominikanci.hr/index.php/samostani/dubrovnik
セルビア人のシンボル、セルビア正教会
Photo by 新田浩之
ドゥブロヴニクにはラグーサ人(現地住民)やクロアチア人以外にも、様々な人々が暮らしていました。その中で、昔からドゥブロヴニクに暮らしていたのが正教徒のセルビア人です。
セルビア人が暮らしていた証として、旧市街には「セルビア正教会」がひっそりと建っています。
・名称:セルビア正教会(Srpska pravoslavna crkva)
・住所:Od Puca8
・アクセス:ピレ門のバス停から徒歩約15分
・営業時間:8:00~19:00(夏期)、8:00~18:00(冬期)
・定休日:無休
・料金:無料
・所要時間:30分
・オススメの時期:いつでも
美しすぎるドゥブロヴニクを写すならスルジ山
雑誌のように美しいドゥブロヴニクの写真を撮りたい!という方はスルジ山に行きましょう。登山もできますが、ロープウェーで楽に登ることができます。特にスルジ山からの夕日は本当に綺麗ですよ。
なお暗くなってからの下山は大変危険ですので、必ずロープウェーの最終時間を確認しておきましょう。
・名称:スルジ山(Srd)
・アクセス:ロープウェーで5分ほど
・営業時間:ホームページをご覧下さい
・定休日:無休
・料金:108クーナ(往復)、60クーナ(片道)
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.dubrovnikcablecar.com/
美しいビーチを見るならロクルム島
クロアチアの魅力は本土だけに留まりません。アドリア海に浮かぶ島にも魅力的なスポットがたくさんあります。その代表格が「ロクルム島」です。
旧市街から700mしか離れていないにも関わらず、美しいビーチがたくさんあります。
・名称:ロクルム島(Otok Lokrum)
・アクセス:旧港からボートが1時間毎に運行
・営業時間:10:00~17:00(旧港発)
・料金:75クーナ(往復)
・オススメの時期:夏
・公式サイトURL:http://www.tzdubrovnik.hr/get/gradski_vodic/62227/otok_lokrum.html
マルコ・ポーロ伝説が残る、コルチュラ島
クロアチアを代表する島のひとつ「コルチュラ島」。この島はスプリットとドゥブロヴニクの中間に位置し、アクセスがいいのがポイント。
歴史的建造物とリゾートを兼ね備えた、魅力的な島です。
・名称:コルチュラ島(Korcula)
・住所:Obala Dr.Franje Tudmana 4(インフォメーションセンター)
・アクセス:ドゥブロヴニクから船で約2時間
・営業時間:8:00~20:00(夏期)、9:00~15:00(冬期)
・定休日:土曜日、日曜日(冬期)
・オススメの時期:夏
・公式サイトURL:http://www.korculainfo.com/
ドゥブロヴニクの歴史を学ぶなら独立戦争博物館
世界的に有数の観光地で知られるドブロヴニクですが、今から26年前は危機に瀕していました。それが、クロアチアと旧ユーゴ(セルビア、モンテネグロ)が戦ったクロアチア紛争です。ドブロヴニクは旧ユーゴ軍の攻撃に遭い、甚大な被害を受けました。独立戦争博物館ではドブロヴニクの知られざる歴史が学べます。
・名称:独立戦争博物館(Museum of Croatian War of Independence)
・住所:Fort Imperial, Srđ
・アクセス:スルジ山の山頂駅から徒歩5分ほど
・営業時間:8:00~16:00(11月~3月)、8:00~18:00(4月~10月)
・定休日:無休
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.tzdubrovnik.hr/lang/en/get/muzeji/5681/
museum_of_croatian_war_of_independence.html
アドリア海の絶景を眺めるならストン
ストンはドブロヴニクのバスターミナルからバスに乗り、2時間ほど行った小さな町です。ストンで食べたい料理がカキです。日本のカキよりも小さめですが、味は濃厚です。ダルマチア産のハムとクロアチアの白ワインとの組み合わせはたまりません。また、塩田やヨーロッパ第二の規模を誇る城壁も見逃せません。
・名称:ストン(ston)
・住所:ston, Croatia
・アクセス:ドブロヴニクのバスターミナルから約2時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:https://www.timeout.com/croatia/things-to-do/ston-area-guide
時間がゆっくり流れるツァヴタット
ツァヴタットはドブロヴニクから約15キロ南にある町です。ドブロヴニク旧市街とは異なり、のんびりとした時間が流れます。目立ったスポットはありませんが、観光客向けのレストランがあり、のんびり過ごすには最適な場所です。オンシーズンになると、ドブロヴニクの港から船が出ています。
・名称:ツァヴタット(Cavtat)
・住所:cavtat, Croatia
・アクセス:ドブロヴニクからバスで約30分
・オススメの時期:夏
・公式サイトURL:http://www.cavtat.info
昔は決闘が!円形競技場
ローマ時代の円形競技場と聞くとイタリアを想像されるかもしれません。実はイストラ半島のプーラにはローマ時代に建てられた立派な円形競技場が残っています。かつては競技や決闘が行われていましたが、現在では平和なコンサートが開催されています。
・名称:円形競技場(Amfiteatar u Puli)
・住所: Flavijevska ul., 52100, Pula
・アクセス:プーラ駅から徒歩約15分
・営業時間:8:00~(7月、8月は深夜まで、5月、6月、9月は21:00まで、それ以外は19:00まで)
・電話番号:+385 52 219 028
・料金:50クーナ
オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.ami-pula.hr/hr/dislocirane-zbirke/amfiteatar/amfiteatar
トゥジマン大統領の生家
旧ユーゴスラビアからクロアチアを独立に導いた歴史家(政治家)であるトゥジマン大統領。彼の生家がザゴーリエ地方、ヴェリコ・トルゴヴィシツェにあります。ヴェリコ・トルゴヴィシツェ駅から歩いて15分のところにトゥジマンの生家があります。
目印は建物の横に掲げられているクロアチアの国旗です。生家にはトゥジマンの幼い時から大統領時代までの写真や資料が展示されています。ちなみに、私は2013年の夏に訪れましたが、私が日本人初の来訪者だったようです。
・名称:トゥジマン大統領の生家(Birth house of Franjo Tuđman)
・住所: Veliko Trgovisce, Croatia
・アクセス:ヴェリコ・トルゴヴィシツェ駅から徒歩約15分
・所要時間:30分
・オススメの時期:いつでも
ザグレブにきたら訪れたいストロスマエル美術館
クロアチアに大きな影響を与えた政治家でもあり司教でもあったストロスマエル。彼のコレクションを集めた美術館がザグレブにあります。主な作品は14世紀~19世紀のオランダ、イタリアの作品です。なお、ザグレブ中央駅からは徒歩圏内です。
・名称:ストロスマエル美術館(Strossmayerova galerija)
・住所: Trg Nikole Šubića Zrinskog 11, 10000, Zagreb,Croatia
・アクセス:ザグレブ中央駅から徒歩10分ほど
・営業時間:10:00~19:00(火曜日)、10:00~16:00(水曜日~金曜日)、10:00~13:00(土曜日、日曜日)
・定休日:月曜日、祝日
・電話番号:(01)4895111
・料金:大人30クーナ、学生10クーナ
・所要時間:60分~90分
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://info.hazu.hr/hr/o-akademiji/jedinice/strossmayerova_galerija_starih_majstora
クロアチアの自然を学ぶなら自然史博物館
クロアチアの自然に興味がある方は自然史博物館に行きましょう。自然史博物館には動物、植物の標本がたくさんあります。また、クロアチア固有の剥製もあるので、お見逃しなく。プリトヴィツェ公園と合わせて訪れるとおもしろいでしょう。
・名称:自然史博物館(Hrvastski prirodoslovni muzej)
・住所: Demetrova ul. 1, 10000, Zagreb, Croatia
・アクセス:聖マルコ教会から徒歩数分
・営業時間:10:00~17:00(火曜日、水曜日、金曜日)、10:00~20:00(木曜日)、10:00~19:00(土曜日)、10:00~13:00(日曜日)
・定休日:月曜日、祝日
・電話番号:(01)4589700
・料金:大人20クーナ、学生15クーナ
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.hpm.hr
ここでしか見られない作品ばかり!ナイーヴアート美術館
クロアチアの伝統美術といえばナイーヴアート。ナイーヴアートが持つ素朴な美しさは多くの観光客を魅了しています。ナイーヴアート美術館にはクロアチアを代表するナイーヴアート画家の作品を展示。ぜひ、日本では見られない作品の数々をじっくりと鑑賞しましょう。
・名称:ナイーヴアート美術館(Hrvatski muzej naivne umjetnosti)
・住所:Ćirilometodska ul. 3, 10000, Zagreb, Croatia
・アクセス:聖マルコ教会から徒歩数分
・営業時間:10:00~18:00(火曜日~金曜日)、10:00~13:00(土曜日、日曜日)
・定休日:月曜日、祝日
・電話番号:(01)4851911
・料金:大人20クーナ、学生10クーナ
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.hmnu.hr
最後に
いかがでしたか。クロアチアは今回紹介した以外にもたくさんの魅力が詰まった国です。また、時間があれば、ボスニア・ヘルツェゴビナやスロベニアも訪れてくださいね。