こんにちは。TABIPPOライター、オトナフォトジェンヌほさかまきです。

6月下旬にクロアチアのドゥブロヴニクに入った私は、そこから北上することは決まっていましたが、日程に余裕があるため、どのようなスケジュールで進もうか考えていました。そんなとき、ふと目に留まったのがアドリア海に浮かぶ島々。調べてみると、様々な特色をもった島があります。

私は自然が好きなので、その中でも最ものんびりできそうなムリェト島に、2泊3日で行くことにしました。そして私はその豊かな自然に覆われた美しい島で、人々の喧噪から離れ、とてもリラックスした気持ちの良い時間を過ごすことができました。

 

ムリェト島の概要

ムリェト島は森林に覆われた緑の島で、地中海で最も美しい島のうちの一つと言われています。島面積の約1/3が国立公園に指定されており、その中にある大小2つの湖が観光スポットです。

ドゥブロヴニクからはフェリーで約1時間40分、片道70クーナで行くことができます(2017年6月時点)。ムリェト島から他の島に行くことも可能です。

ムリェト島のポラチェ港に着くと、すぐに観光案内所とチケット売り場があるため、そこでチケットを購入し、公園入口までのシャトルバスに乗ることができます。料金は大人1名あたり6~9月は125クーナ、それ以外の期間は70クーナで、一週間有効です(2017年度)。

詳細は、ムリェト国立公園ホームページから。

 

ムリェト島でできること

お散歩

ムリェト島でできることはいくつかありますが、一番手軽にできるのは、国立公園内の遊歩道を散歩することです。

湖は緑がかった不思議な色をしていて、青から緑へのグラデーションがとても美しいです。湖周囲の遊歩道を歩くだけでも気持ちが良いうえに、ところどころ置かれたベンチに座ってさわやかな風に吹かれながら、キラキラと輝く湖面を眺めるのは本当に幸福な時間でした。

同じクロアチアのプリトヴィッツェ湖畔国立公園が好きな方なら、ムリェト島は気に入ると思います。

湖で泳ぐ

ムリェト島で私が一番好きだったのは、湖で泳ぐことです。6月末に行ったのですが、水温は思っていたよりも高く、寒いのがとても苦手な私でも気持ち良く泳ぐことができました。湖と海が繋がっているため、水は塩分を含んでいて(味見しました)、浮きやすいです。

観光客が少ないため、湖の周りをお散歩している途中で気に入ったスポットを見つけたら、自由にバスタオルを敷いて日光浴したり泳いだりできます。自然の中でリラックスして思い思いの時間を過ごすことが、ムリェト島での楽しみ方です。

個人的な話ですが、私はここでの経験のおかげで、ヨーロピアンによくある、好きな場所を見つけたら狭くてもここぞとばかりに泳ぐ、というスタイルに慣れました。日本のように「ここがビーチです、それ以外は遊泳禁止です」というのは海外では意外と少ないものです。

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湖に浮かぶ小島に行く

大きい湖には聖マリア島という小島があり、ボートで渡ることができます。国立公園の入場チケットに、聖マリア島までのボート代が1往復分含まれています。

聖マリア島には修道院があります。レストランもありますし、もちろん湖で泳ぐこともできます。湖の外からこの島を眺めるもの良いですが、島から周りを眺めるのもまた良いものです。

私がドゥブロヴニクで泊まった宿のスタッフは、ムリェト島に行ったら聖マリア島で泳ぐのが一番オススメだと言っていました。

サイクリング

国立公園内はレンタサイクルが数ヶ所あります。湖の周囲は、大きい湖が約12km、小さい湖が約2kmあるため、徒歩で一周するのは大変ですが、自転車なら簡単に周れます。基本的に森の中を走るため、さわやかなサイクリングを楽しめます。

また自転車を使えば、海と湖が繋がっている様子がわかる絶景ポイントに行くことができます。絶景ポイントは大きい湖のシャトルバス乗り場から一番遠いところを更に先に進んだ場所にあるため、徒歩で行くのは困難です。

トレッキング

ムリェト島にはいくつものトレッキングコースがあります。私は初心者のため1.5時間のコースでビューポイントまで行きましたが、もっと難易度の高いコースもあります。

見晴らしの良い場所に出ると、美しい湖と森とアドリア海という風光明媚な景色を見ることができ、心身ともにリフレッシュできます。

 

まとめ

私は3日間滞在したため、初日はサイクリングをしながら良さそうなスポットを見つけたら泳ぎ、翌日は湖に浮かぶ教会のある小島に渡ってのんびりと過ごし、最終日は曇りだったためトレッキングをしました。

All photo by ほさかまき

肝心の宿泊施設ですが、国立公園内にもホステルがあります。私は調査不足でポラチェ港の近くに泊まりましたが、毎日国立公園に行ったため、園内に泊まった方が効率的だったと思います。

園内にはレストランもありますが、スーパーマーケットは見当たりませんでした。節約派の方は港付近で買い出しをしてから行くといいでしょう。

日常生活はなにかと忙しないものです。常にゆったりとした穏やかな時間が流れているムリェト島で、リラックスしてみてはいかがでしょうか?帰る頃にはきっと、癒された自分を感じることができるでしょう。

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