ブルガリアのおすすめ料理&スイーツ20選
皆さんは、ブルガリアに旅行で訪れた経験ありますか?
ヨーグルトやローズオイルの産地として知られるブルガリアには、世界遺産に登録されているリラの僧院やアレクサンドル・ネフスキー大聖堂、黒海の沿岸都市など、見所がたくさんあります。
もちろん観光は楽しみだけど、やっぱり旅といえばグルメ!ブルガリアの料理は野菜や肉をオーブンで重ね焼きした伝統的な家庭料理のほか、パイ生地を使ったスイーツなど、バラエティー豊かなのが特徴です。
*編集部追記
2017年5月に公開された記事に新たに追加しました。(2017/10/12)
ブルガリア料理のレシピを追加しました。(2017/12/12)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。
ブルガリアの食事事情
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ブルガリアは、実はおいしいものがたくさんあるグルメ大国なんです!旅行において食事の占める割合は重要!という方には、ブルガリアこそぜひともおすすめしたい国です。
ブルガリアの食事ですが、基本的にトルコやギリシャの料理に似ており、トマト・チーズ・ナスを使う料理が多めです。トルコとギリシャもグルメな国として有名なので、ブルガリア料理がおいしいのも頷けますね。
水気を切ったヨーグルトのサラダ「スネジャンカ」や、ブルガリア風のミートボール「キュフテ」など、とにかく日本人の口に合うおいしい料理が多いので、ブルガリアを訪れたならぜひいろいろ挑戦して欲しいです!
ベストフード
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私がおすすめするのは、ブルガリア版グラタン・ムサカです!グラタンには普通ホワイトソースを使いますが、ブルガリアで使うのはヨーグルト!ブルガリアで最もポピュラーな家庭料理の一つで、ヨーグルトを使っているので意外とあっさり。
ブルガリアのみならず、バルカン地域で広く親しまれている料理です。ヨーグルトを使ったやさしい味のムサカ、お試しあれ!
ブルガリアの代表料理!タラトル(冷たいヨーグルトスープ)のレシピ
ブルガリア料理が気になる方へ、「全196ヵ国おうちで作れる世界のレシピ」の本山尚義シェフが考案した「タラトル(冷たいヨーグルトスープ)」のレシピをご紹介します。
ヨーグルトの国の美味しい食べ方。スノーホワイトサラダとも呼ばれます。
タラトル(冷たいヨーグルトスープ)の材料(2人分)
A:きゅうり(1本千切り)、にんにく(おろし)(小さじ1/4)、クルミ30g(みじん切り、ヨーグルト(1カップ200g)、冷水(1/2カップ100cc)、塩(小さじ1/2)
ディル(パセリ)(適量)、オリーブオイル(大さじ2)
タラトル(冷たいヨーグルトスープ)の作り方
1.ボウルにAを入れて、よく混ぜる。
2.器に盛り付け、ディルを飾り、オリーブオイルを回しかける。
ショプスカ
ブルガリアで非常にポピュラーなサラダといえば、羊のチーズをたっぷり使ったこちらのショプスカです!ひんやりと冷やしたサラダは、夏にぴったり。家庭によって若干の違いはありますが、基本的な材料はトマト、きゅうり、羊のチーズです。
タラトール
ヨーグルトを使った冷製スープ、タラトール。主に前菜として食べられ、具材は刻んだキュウリとくるみを入れることが多いです。夏の定番スープで、常温で食します。
カヴァルマ
豚肉または子牛肉と野菜を使った、ブルガリア風トマト煮込み・カヴァルマ。ブルガリアの代表的な料理の一つとして知られており、土鍋とオーブンを使って豪快に作ります。仕上げに卵やチーズをのせて食べると、おいしい〜!
ケバプチェタ
ケバプチェタは、牛肉または豚肉のミンチを細長いハンバーグのような形にして焼いたもので、ブルガリアでは非常にポピュラーです。そのまま、またはヨーグルトソースをかけて食べます。
サルミ
元祖ロールキャベツ⁉︎ ブドウの葉またはキャベツで米やお肉を包んだサルミは、ブルガリアの家庭料理として知られています。肉を使ったサルミはこってりとしており、ヨーグルトとの相性抜群です!
ギュベチ
ギュベチは、オーブンで焼きあげた肉と野菜のシチューです。フランス料理のラタトゥイユと似ており、味わい深い味。具材にはナス、肉、豆などがよく使われます。
イマム・バユルドゥ
ナスに切り込みを入れ、そこに野菜、肉、ハーブを詰めた料理です。この名前はなんと「お坊さんが気絶した」という意味だそう!お坊さんが気絶するほど、おいしい料理だということが伺えますね。
ムサカ
栄養満点!ムサカは、野菜とお肉を重ねてオーブンで焼いたグラタンのような料理です。ホワイトソースでなくヨーグルトを使うのが特徴で、ブルガリアでもっとも代表的な家庭料理と言われています。
ミシュマシュ
「グチャグチャ」というユニークな名前の意味を持つミシュマシュ。トマト、ピーマン、タマネギをみじん切りにしたものと、羊のチーズ、卵を一緒に炒めた料理です。
バニツァ
ブルガリア人が朝食によく食べるというバニツァ。パイ生地の中に、羊のチーズやホウレン草などの具が入っているもので、焼きたてはサクサクでおいしい。時間が経つとキッシュのような食感になり、それもまた美味。
スネジャンカ
ニンニク、ディル、キュウリと水切りヨーグルトを和え、塩、コショウ、オリーブを加えた定番サラダです。パンとの相性が抜群で、さっぱりしていておいしいですよ!
キュフテ
キュフテは、羊肉や豚肉から作られる挽肉のミートボールです。またお肉だけでなく、野菜やハーブ類、チーズなどを入れることもあるそう。ブルガリアの伝統料理として人気です。
チョルバ
2日酔いに効果があると言われているチョルバ。羊や牛の胃を使ったこってり味のスープで、非常にポピュラーです。ミルクを入れて作ることが多いそうです。
ピラフ
日本でも人気のピラフ。米に塩とバターを加えて炊いた料理で、ヨーグルトつけて食べることもあるのだとか。さすがヨーグルト大国・ブルガリアですね!
バクラヴァ
西アジアやバルカン半島でポピュラーなお菓子といえば、こちらのバクラヴァ。薄いパイ生地の間にナッツ類を置いて重ねて焼き、さらにそれをシロップ漬けにしたもので、とっても甘い!ブルガリアでは、蜂蜜から作ったシロップを使うことが多いです。
カダイフ
カダイフとは、細麺状の生地でナッツを包み、そこにシロップをかけたブルガリアのスイーツです。そのユニークなルックスはもちろん、カリカリした食感と程よい甘さが特徴です。
ロクム
コーンスターチと砂糖で作られているロクムは、ブルガリアで大人気のスイーツの一つ。果汁入りのカラフルなものや、ピスタチオといったナッツ入りのものなど、種類も様々です。
ハウヴァ
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ハウヴァとは、ゴマなどの油脂を多く含む種子をすりつぶしたカラメルで作るブルガリアの伝統的なスイーツのこと。濃厚な甘さが特徴的です。
パワチンキ
パワチンキとは、薄く焼いたクレープ状のパンケーキにジャムなどを包みロール状にして、その上に色々なトッピングをのせていただくスイーツです。
定番のパワチンキは比較的シンプルですが、お店や家庭によって、季節のフルーツやアイスなどと一緒に食べることもあります。
ボザ
見た目はまるでコーヒー牛乳のようにも見えますが、味は甘いです!ただ甘いだけではなく、微炭酸の口当たりで、日本では絶対味わえない個性的な味です。ビタミンA、B、Eと乳酸を多く含み、非常に健康に良いとされており、ブルガリアでは朝食でよく飲まれます。
知られざるグルメがたくさん!
ブルガリアといえばヨーグルトのイメージばかりが先行してしまいがちですが、それ以外にもたくさんおいしそうな料理やスイーツがありますね。
羊のチーズを使ったサラダやパンケーキをロール状にしたお菓子など、気になるグルメが数多くあるブルガリア。
どれもおいしそうで迷ってしまいますね。皆さんも、ブルガリアに行った際は、どんどん現地のグルメに挑戦してみてください!