3年に一度ベルギーが猫だらけになる!?イーペルの猫祭り【現地ルポ】
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ベルギー・イーペルの猫祭りとは!?
ベルギー西部にあるイーペルという街で行われるKattenstoet(猫祭り)。このお祭り、毎年開催ではなく3年に一度5月の第二日曜日に開催されるというとってもレアなお祭りなのです。猫好きでなくとも、一度は行ってみたいお祭りの一つですね。
猫祭りが始まった背景ですが、古くからイーペルでは毛織物産業が盛んでした。しかし、かつて毛織物を保管する倉庫だった繊維会館にネズミが増えたので猫に番をさせたところ、猫が増えすぎてしまい鐘楼の上から落としたという少し残酷な背景が猫投げの始まりといわれています(諸説あります)。
痛ましい歴史を忘れないために始まった猫祭りですが、現在は歴史を再現したパレードやぬいぐるみの猫を投げるなど、町を盛り上げる明るいイベントに発展しました。
町中が猫だらけ?猫祭りのプログラム
お昼の2時過ぎ頃にオープニングパレードとして協賛企業や宣伝カーがパレードし、お菓子などいろいろなものを観客に向かって投げてくれます。鼓笛隊のパレードも!
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日本だとなかなか味わえない雰囲気に思わずテンションも上がってしまいます。
オープニングパレードが1時間ほど続き、遂にメインのパレード!猫のフロートや猫のメイクや仮装をした人たちがパレードしていきます。
猫の歴史や世界の猫、イーペルの歴史から天敵のネズミまで登場する大賑わいのパレードに観客も大盛り上がり!
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そしてフィナーレを飾るのはミネケ・プスとシープルと呼ばれる2匹の猫!
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まだまだ猫祭りは終わりません。パレードが終わった後にはパレードが通ったこのマルクト広場にある繊維会館の鐘楼の上から道化師が黒猫のぬいぐるみを投げるのです!
まさに歴史を再現したようなシチュエーション!そしてそのぬいぐるみを拾った人は幸せになれるというので、みんな必死にぬいぐるみを取りに行きます。
筆者はこのぬいぐるみ投げの後に帰ってしまったのですが、実はフィナーレとしてマルクト広場で魔女の人形が火あぶりにされるといったパフォーマンスもあるようです。
さあ、2021年の猫祭りを観に行こう!
気になる次回の猫祭りですが、3年に一度の開催ということで次は2021年5月9日の日曜日。立ち見席は無料ですが、座ってゆっくり観たい人には有料の観覧席もおすすめです。
このお祭りのツアーがあるからか、意外と日本人の観光客も多いです。もしかしてみなさん猫好き!?
ちなみにイーペルの猫祭りにちなんだアイスもあります。
ベルギー出身のパティシエがベルギー産のチョコレートを使って作ったアイスクリーム。ぜひたべてみたい!
みなさんも、2021年3年に一度のレアな猫祭りにぜひ足を運んでみてくださいね。
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