皆さんは旅行でベルギーを訪れた経験がありますか?中世の街並を感じる首都ブリュッセルや、美しい水路が走るブルージュ、そして世界で最も小さな町と言われるデュルビュイなど、ベルギーには魅力あふれる都市が数多くあります。

もちろん観光は楽しみですが、やっぱり旅といえばグルメですよね!ベルギーの郷土料理は伝統的なフランス料理を基礎としており、ヨーロッパの中でも有数の美食の国として知られています。

そこで今回は、そんな魅力溢れるベルギーの代表的な料理&スイーツを22選にまとめてご紹介します。

*編集部追記
2017年4月に公開した記事に新たに3選加筆しました。(2017/9/6)
ベルギー料理のレシピを追加しました。(2018/01/29)

ベルギーの食事事情

さて、食べ物やスイーツがおいしいことで有名なベルギー。フランス料理からの影響が大きく、ベルギーのチョコレートやワッフルは世界的に有名ですよね。本場のゴディバはお土産にもおすすめなので、ベルギーを訪れたならぜひ足を運んで欲しいです。

ビールも有名で、ベルギービールはヨーロッパのいたるところで購入できます。昼間からお酒を飲んでいる人も多く、日本人はビックリしてしまうかも!

普通の食事はパンが主役で、基本的に魚よりも肉を好みます。しかしながらムール貝はとても人気が高く、旬の時期には、バケツいっぱいに入ったおいしいムール貝をレストランでいただくことができます。

ベルギーのベストフード

私がおすすめするベストフードは、フリッツと呼ばれるフライドポテトです。「何でフライドポテトがベストフードなの?」と疑問を抱かれると思いますが、実はベルギーはフライドポテトの発祥地!

カリッと揚がったポテトは、病みつきになるほどおいしいんです!街のいたるところにフリッツのスタンドがあり、値段もリーズナブルなので挑戦しやすいのも嬉しいポイント。ベルギー国民に愛される庶民の味、ぜひ挑戦してみてくださいね。

ベルギーの代表料理!シュリンプ・クロケット(海老のチーズコロッケ)のレシピ

ベルギー料理が気になる方へ、「全196ヵ国おうちで作れる世界のレシピ」の本山尚義シェフが考案した「シュリンプ・クロケット(海老のチーズコロッケ)」のレシピをご紹介します。

エビクリームコロッケにチーズが入ったような料理。熱々を食べるとチーズが糸を引きます。揚げ物、チーズ、エビが合わされば、ビールがほしい。

シュリンプ・クロケット(海老のチーズコロッケ)の材料(2人分)

バター(ソース用・30g)、薄力粉(30g・ふるいにかける)、牛乳(1カップ・200cc)
A:小海老(60g)、玉ねぎ(1/4個・みじん切り)
バター(具材用)(小さじ1・4g)
B: 溶けるチーズ(30g)、塩(小さじ1/2)
C: 小麦粉(適量)、溶き卵(1個分)、パン粉(適量)

シュリンプ・クロケット(海老のチーズコロッケ)の作り方

1.ソースをつくる。鍋にバターを熱し、薄力粉を入れて、弱火で5分焦がさないように炒める。牛乳を少しずつ混ぜながら加える。
2.別の鍋にバターを熱し、強火でAを火が通るまで炒め、Bと1を加え、弱火で5分煮詰める。バットに移し、30分ほど置き、完全に冷やす。
3.2を6等分し、丸めて、Cを順につける。180度の油で7分、カラリと揚げる。

フリッツ

子どもも大人も大好き!フリッツはいわゆるフライドポテトですが、なんとベルギーが発祥だそう。一口にフライドポテトといってもこだわりがハンパなく、揚げるのに適した種類のジャガイモを使い、しかもこれを二度揚げするそう。街中にあるスタンドで食べるのがおすすめです。

ピュレ

ピュレは、ポロネギやホワイトアスパラガスなどの野菜をブイヨンで煮込んだポタージュです。冬になると食べたくなる、あたたかい家庭の味です。

プール・オ・ポ

鶏を丸ごと一羽使用したポトフで、じゃがいもと野菜をたっぷり入れて作ります。鶏の中に野菜やコメを詰めたりと、地方や家庭によってレシピも違うので、ぜひ色々な場所で召し上がってみてください。

フリカデル

フリカデルとはいわゆるミートボールで、ベルギー人はこれをクリームやトマトソースで煮込むそう。定番料理ながら、やっぱり食べたくなるおいしさがあります。

カルボネートフラマンド

牛肉をビールで煮込んだベルギーの郷土料理です。水を使わずビールだけで長時間煮込んだ牛肉は、まさに美味!一口食べると、お肉が口の中でホロホロととろけます。

クロケット・オー・クルヴェット

小エビを使ったクリームコロッケです。外はカリッ、中は濃厚な口溶け…食べた瞬間に、「おいしい〜」という言葉が思わず口から出てしまいます。ソースをかけず、そのまま召し上がれ◎

ワーテルゾーイ

セロリや玉ねぎといった野菜をバターで炒め、それを鶏肉などの肉類とともに煮込み、クリームと卵黄を加えた料理です。中世の古都・ゲントの郷土料理で、ベルギーでは非常にポピュラーです。

ジビエ料理

なんとベルギーでは、ジビエ料理も人気!毎年、狩猟が解禁になる秋から冬にかけて、世界中の美食家達がおいしいジビエ料理を食べにベルギーを訪れるそう。ジビエ料理には、ラズベリーなどの野生のベリー類を添えていただきます。

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トマト・オー・クルヴェット

トマトの中身をくり抜き、そこに小エビのマヨネーズ和えをつめた夏の料理です。プリっとした新鮮な小エビは、トマトとの相性抜群。見た目もとってもおいしそうですね。

オマール海老

シーフードがおいしいベルギー料理の中でも、特におすすめなのがこのオマール海老です。サラダにしても、スープにしても、シンプルにグリルにしてもおいしいオマール海老。どの調理法を選んでも、味は抜群です。

オワゾー・サン・テット

子牛のミンチを薄切りの牛肉で巻き、軽くバターで焼き目を付け、ブイヨンやクリームなどで煮込んだ料理です。これをトマトソースで煮込むとイタリア風になるそう。

ストゥンプ

マッシュポテトに野菜やベーコン、ゆで卵などを混ぜた付け合せの料理で、レストランではソーセージとともにサーブされることが多いです。一般家庭では余った野菜を使って作るらしく、経済的&エコな料理です。

シコン・エ・ジャンボン・オー・グラタン

女子受け間違いなし!チコリとハムが入ったグラタンは、一口食べると口の中でチーズがとろ〜りとろけておいしい。病みつきになるおいしさなので、要注意です!

アンギーユ・オー・ヴェール

ほうれん草、オゼイユ、ハーブ、白ワインを使ったグリーンソースとともにうなぎを煮込み、さらにそこに卵黄を加えていただく料理です。ビール大国ベルギーらしく、隠し味でビールを加えるそう。

フォンデュー・オー・フロマージュ

フォンデュー・オー・フロマージュとは、チーズが入ったコロッケのこと。パルメザンやシェーヴルなど、使うチーズによって味も異なってきます。ベルギーで人気なのはパルメザンだそう。

プラリネ

ベルギーで有名なスイーツといえば、やはりチョコレートではないでしょうか?ベルギーでは、チョコレートのことをプラリネと呼び、まるで宝石のように大切に扱います。お土産としてもおすすめ。

スペキュロス

スペキュロスは、クリスマスの時期によく食べられる伝統的なスパイス入りのクッキーです。定番のシナモン風味のクッキーは、コーヒーにも非常に合いおすすめです!

タルト・オ・リ

タルト・オ・リ(Tarte au riz)とは、カスタードで甘く炊いたお米が詰まったタルトです。お米のタルトはフルーツのものと違い、ミルクの味がより際立ち濃厚な味わい!ベルギー人にも大人気です。

レベルの高いベルギー料理を堪能あれ

いかがでしたか?料理もスイーツもとってもおいしそうなベルギー。まさに美食の国という言葉がふさわしいですね。同じくヨーロッパ有数の美食の国として知られるフランスに匹敵するような、魅力的な料理がたくさんあります。

皆さんもベルギーを訪れた際は、今回ご紹介した数々のグルメにぜひ挑戦してみてくださいね。

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