アルメニアってどこ?と聞かれたときに「コーカサス地方」と答えるのですが、日本人で位置がピンと来る人は少ない印象です。ヨーロッパともアジアとも中東とも言えない、そんな場所に位置するのが今回ご紹介するアルメニアです。

アルメニアの正式名称はアルメニア共和国で、首都はエレバンといいます。北には元々グルジアと呼ばれていたジョージア、東にはアゼルバイジャン、南にはイラン、西にはトルコがあるという内陸国です。

親切な人が多く、落ち着いたヨーロッパ風な街並みを楽しむことができるアルメニア。日本人はビザ不要で気軽に旅行ができる国です。

都築空
旅行会社勤務。旅と写真を愛する。イギリスにワーホリ経験あり。基本的には一人旅のバジェットトラベラー。旅、旅行の形にかかわらずたくさんの人に海外に行ってほしいという思いがあります。
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アルメニアの中で訪れた都市とルート、移動方

photo by 都築空

コーカサス地方の3カ国をアゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアと訪れました。アゼルバイジャンとアルメニア間は対立しており、国境は遮断されています。ジョージアからアルメニアは陸路の移動が可能で、寝台列車が通っているので寝台列車を利用して移動しました。

首都エレバンを訪れ、他の都市まで観光はできませんでしたが、観光タクシーをチャーターして郊外の観光地を巡りました。ローカルバスでも郊外の観光地までアクセスは可能ですが、時間が限られている場合にはタクシーをチャーターした方が効率よく巡ることができます。

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また、アゼルバイジャンの領土にはなっていますが、実質はアルメニアのような未承認国家「ナゴルノ=カラバフ」へはアルメニアから訪れることができます。

バスで6~7時間ですが、道が決して良いとは言えないので、揺れに覚悟して行くようにしてください。ナゴルノ=カラバフのビザは入国してから取得が可能です。

 

アルメニアでのエピソード(人とのエピソード)

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私は広場に停まっている割高の観光タクシーをチャーターしましたが、運転手はとてもいい人でした。巡りたい場所と夕方までにはエレバン市内には戻りたいと伝えると、「急ぎ足になるけど◯分くらいで見て周れば」などと相談に乗ってくれました。

また、私が写真好きなのがわかると少し止まってくれるなど写真を撮る時間をくれました。

観光が終わり最後エレバンの市内に戻る際、車を止めてアルメニアで有名な「黒曜石」を道端で拾ってきて私にプレゼントしてくれました。英語があまり話せない人だったので、たくさん話ができたわけではありませんが、半日ちょっとお世話になり、優しい人であることが伝わってきました。

 

アルメニアでのエピソード(場所のエピソード)

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アルメニアには3つの世界遺産がありますが、その中の1つが「ゲガルド修道院とアザト川上流域」です。そのゲガルド修道院はエレバンからも比較的近く、人気の観光スポットです。

アルメニアの国教はキリスト教で、その信仰は歴史的にも古く、人々の信仰も深いように感じられました。「ゲガルド」は槍という意味で、その名前はこの地でキリストを刺した槍が見つかったとされることから付けれました。

中央聖堂の建物は現在でもきれいに残っており、内部も窓から差し込む光が美しく、石造りであることが荘厳さを引き立てていました。

 

知っておくべきキーワードは「美人大国」

アルメニアは美人が多い国として知られています。アルメニアを訪れる前からそのことを知っていたので、それも楽しみに現地を訪れました。

確かに目鼻立ちがくっきりした美人さんが多いという印象を受けました。体型もすらっとしている人が多く、トルコっぽい顔立ちでありながらヨーロッパともロシアともいえる雰囲気もあり美人であると思いました。アルメニアの人は周辺の国の人種が混ざり合っていることが、美人が多い理由だと言われています。

もちろん印象は人によりますが、街行く人や店員さんなど注目して見てみるのも楽しいかもしれません。

 

アルメニア旅行を楽しむためのアドバイス

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アルメニアは国の宗教として、キリスト教を認めた最初の国であると言われています。そのため、とても古い教会や修道院が各地に残されています。

エレバンの街中だけでなく、郊外の自然の中にたたずむ教会や修道院など街の外に足を運ぶと、アルメニアの歴史の深さやキリスト教への信仰心などを知ることができるはずです。

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アルメニアの治安

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アルメニアの人々は優しく、治安は比較的良いとされています。外務省海外安全ホームページではレベル1の「十分注意してください。」です。ただし、アゼルバイジャンとのナゴルノ=カラバフを巡る紛争は未解決ですので、アゼルバイジャンとの国境付近はレベル3の「渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」となっています。

比較的治安は良いとされていますが、他の国同様に身の回りのものから目を離さないこと、また人通りの少ない夜道を1人で歩くなどは避けましょう。

 

アルメニアの物価

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物価は比較的安く、ペットボトルの水は30円弱です。コーカサス地方であるアゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアの3カ国の中では一番物価が安いという印象でした。

食事は500円前後で済ませることができます。私が泊まったドミトリーは600円弱で、比較的清潔な宿に泊まることができました。500円ちょっとでクオリティもそこそこの宿であれば、宿泊費も安めに抑えることができて良いと言えるかと思います。

 

アルメニアの美味しかった料理や食べ物

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アルメニア料理はトルコやロシアの影響を受けており、周辺国とも似たような料理が多いという印象でした。

私のお気に入りは「ヒンカリ」という水餃子のような料理です。ジョージアで有名ですが、アルメニアでも食べることができ、日本人の口にも合う味なのでおすすめです。

ひき肉やお米をぶどうの葉で包んだ「ドルマ」と言われる料理は、ヨーグルトを付けて食べます。ぶどうの葉が少し酸っぱいのでヨーグルトとぴったり。「ラバシュ」と呼ばれる薄焼きのパンには肉などを包んで食べます。

 

アルメニアのエンターテイメントやアクティビティ

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首都エレバンから南東に約250㎞程離れたところに、タテヴという街があります。タテヴにはタテヴ修道院があり、そこまでの道のりにギネスに登録されている世界一長いロープウェーがあります。

世界一長いと言われるロープウェーの長さは5,752mもあります。頂上までは約10分の空中の旅を楽しむことができます。

このタテヴ修道院はアルメニアで一番美しい修道院と言われており、崖の上に立つその姿は立派でその言葉も頷けます。エレバンから距離があるので、行くのが少し大変ではありますが、世界一のロープウェーと最も美しい教会を見に訪れてみたい場所です。

 

アルメニアのナイトライフ

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パブやバーなどは、夕方ごろから深夜0時~2時ごろまでの営業のお店が多いようです。中には朝まで営業しているお店もあり、ワインやコニャックと言ったアルコールが有名な国でナイトライフも十分に楽しむことができそうです。

 

アルメニアのお土産

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アルメニアのお土産にはアルメニア布製品や雑貨、アルコールはコニャックやワインが有名なのおすすめです。

また、アルメニア語は英語と同じアルファベットではなく、アルメニアの文字なのでスーパーで普通のお菓子や食べ物などを買って帰っても、現地の文字が入っているため喜ばれるかもしれません。英語が書かれていないことが多いので、内容がわからない場合は店員さんに聞いてみましょう。

 

アルメニアのビザ

日本国籍保持者であれば、ビザは不要でアルメニアに年間180日の滞在が可能です。パスポートはアルメニア出国時に有効である必要があります。

 

アルメニアの基本情報(首都、通貨、言語、宗教、時間帯など)

首都:エレバン
通貨:ドラム
言語:公用語はアルメニア語
面積:2万9,800平方キロメートル
人口:290万人
宗教:主としてキリスト教
時間帯:日本より-5時間
気候:ステップ気候(低地)、亜寒帯湿潤気候(高地)

 

アルメニアへの行き方(日本から行った場合)

日本からの直行便はないため、ウィーンやパリなどで乗り継ぎ。

 

アルメニアにある有名な世界遺産

ゲハルト修道院とアザート川上流域

ゲハルト修道院とアザート川上流域

ゲハルト修道院とアザート川上流域

photo by Tamara Areshian

ゲハルト修道院とアザート川上流域

ゲハルト修道院とアザート川上流域

photo by young shanahan

ゲハルト修道院は、標高1700mにもなるアザート渓谷の絶壁の上に4世頃建てられました。岩肌に張り付いてるような険しい場所に建つ修道院は、おごそかで神秘的な雰囲気を醸し出しています。

さらに13世紀には4つの洞窟聖堂が築かれ、洞窟修道院とも呼ばれています。中世アルメニアの建築様式で建てられた聖堂が今もそのまま残っている歴史的世界遺産です。

 

最後に一言

photo by 都築空

日本人にはあまり馴染みのないアルメニアですが、歴史ある建物や教会、豊かな自然を味わうことができます。周辺の国と似ていながら異なる部分をインターネット上の情報だけでなく、自分で実際に見つけて体感してもらいたい旅行先です。

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