タイ料理屋さんでよく見かける、果物や野菜に装飾的な彫刻を施す「」。タイの伝統芸術のひとつで、宮廷料理には欠かせません。
 
現地の中学校などでは、伝統文化を学ぶため、授業でカービングを習う機会もあるのだそう。最近では日本でもカービング教室が開かれたり、競技会が開催されたりしているそうですよ。
 
デザインのモチーフは、花や葉、鳥、魚など、自然のもの。たとえば、このスイカ。細かく施された繊細なデザインは、まさに食べるアート。

サラダのアクセントはおもてなしの心を表現

形だけではなく、果肉と皮の色をうまく活用して、彫られています。それも、下書きなしで一気に彫り上げているんですって。
 
さすがにこのスイカのようなカービングは難しすぎるけれど、『』(誠文堂新光社)では、身近な野菜を使って初心者でも簡単にマネできる方法を紹介しています。
 
そのなかから、パーティー料理のアクセントとしてぜひマネしてみたいアイデアを3つご紹介!

01.<初級編>ミニトマトのチューリップ飾り

【1】へたを取り、自立できるように底を切る。へたの反対側の先から、果肉と種の部分を分けるように十字に切り込みを入れる。

【2】種の部分が花芯、外側の皮と果肉の部分が花びらになるように手で開く。

あの細かく彫られたスイカを見たあとだと、こんなに簡単でいいの?と思ってしまうけれど、これも立派なカービング。プチトマトをサラダに入れるなら、このチューリップ飾りで友達をあっと言わせましょう。

02.<初級編>小松菜の小花飾り

【1】小松菜の根元の部分を、内側に向かって短くなるように斜めに切る。
 
【2】花の形になるように、形を調整しながら切る。

普段は捨ててしまう小松菜の根元部分。せっかくなら捨てずにアレンジ!サラダはもちろん、肉料理などのメインの脇にちょこんと乗せれば、一気に華やかになりますよ。

03.<中級編>長ネギの南国風の花飾り

【1】長ネギの青い部分約8cmを用意し、下約3cmを残して3等分に縦に切り込みを入れる。

【2】切り込みを入れた部分を葉の形になるように周囲をキザキザに切る。

【3】長ネギの白い部分7〜8cmを用意し、外皮を1〜2枚むく。下約3cmを残して縦に細かく切り込みを入れる。

【4】切り込みを入れた部分を形よく広げる。

一人で食べるだけなら、見た目よりもおいしさが重要だけど、だれかに供するならば、やっぱりおもてなしの心を込めた美しいひと皿に仕上げたい。みんなでシェアするひと皿に想いを込めて。さあ、料理の時間ですよ。

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