タイの「ピピ島」が美しすぎて、まさに楽園中の楽園…
タイの「ピピ島」ってご存知でしょうか?映画好きならピンと来る人もいるかもしれませんが、ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」の舞台となった場所です。
この映画をきっかけにその美しさに目を奪われた観光客が激増し、世界でも屈指の観光地になっています。でも、行ってみると意外に日本人は少なく、欧米人ばかりでした。
こんなに素敵な島なのに知られていないなんてもったいない!ということで、魅力いっぱいのピピ島をご紹介します。
*編集部追記
2015年10月20日に公開された記事に、追記しました。
ピピ島とは?
ピピ島はプーケットから船で東に約2時間ほどの距離にあるアンダマン海上に浮かぶ島。空港はなく、日本からのアクセスはプーケットかクラビから船で渡ります。
サンゴ礁に囲まれた美しい海と、断崖絶壁の石灰岩がつくる独特の地形で形成された島はまさに「秘島」と呼ぶにふさわしい場所です。昔から世界有数のダイビングスポットとして知られ、エメラルドグリーンの透明度の高い海で世界中のダイバーを魅力しています。
ピピ諸島は6つの島からなりますが、有人島で観光地となっているのはその中の「ピピドン」島。
ホテルや飲食店が立ち並び、急速に観光地として発展している一方、一歩奥へ進んでみると昔ながらのピピ島住民の生活が残っています。
ここでの過ごし方は、エンターテインメントやショッピングというよりも、自然の中でゆったりと過ごすのにピッタリです。
エメラルドグリーンの海とカラフルなボート
島に着くとまず目に入るのはエメラルドグリーンの海です。「青」よりもむしろ「緑」に近いまるで宝石色のようなキラキラした海が広がっています。
そして、ピピ諸島をめぐるボートがビーチに並んでいます。石灰岩の岩々とエメラルドグリーンの海をバックにボートを入れれば、まるで絵葉書のような光景です。
海沿いのホテルでこの景色を眺めながらゆっくりしているだけで本当に癒されます。もし、時間があればピピドン島から飛び出して「アイランドホッピング」と呼ばれるピピ諸島をめぐるボートの旅に出てみるのも良いでしょう。
映画「ザ・ビーチ」の舞台・マヤベイ
途中「ザ・ビーチ」の有名な舞台である「マヤベイ」や神秘的な洞窟「ヴァンキングケープ」へ訪れてみましょう。ピピドン島とはまた違った大自然のパワーを感じることができます。
トンサイ地区のメインストリートでショッピング
島のメインエリアは港もある「トンサイ」地区。ちなみに、港から降りると島の人たちがずらりとならんでいます。
「荷物をホテルまで運ぶよ!」「ダイビングは予約してるのかい?」「ボートで島巡りはどうだい?」
といったように声をかけられ、まるで大学生の入学式でのサークル勧誘かのように色んなショップの人に絡まれます(笑)その歓迎ぶり?を通り抜けるとすぐに島のメインストリートがあります。
道の両サイドにはレストラン、お土産屋、ダイビングショップなどが所狭しと並んでいます。ただ、よく観光地であるような客引きはなくゆっくりと見る事ができました。
雑貨が充実してるイメージがあり、現地独特の可愛い小物を発見できたりします。メインストリートとしては歩いて1時間もあれば大体周れるので、ブラブラと散歩するのには丁度良いエリアです。
さらに夕方を過ぎると、日帰りの観光客がプーケットなどに戻りさらに散策しやすくなるので、できれば宿泊することをオススメします。
シュノーケリングも良いけど、ピピ島に来たらダイビングに挑戦!
ピピ島に来たからには是非ダイビングに挑戦してみてください!
ピピ島付近の透明度は高い時で約30メートルもあります。エメラルドグリーンの海の中で周り30メートルにニモの世界があると想像してみてください。
たまらないでよね。ジンベイザメやマンタなんかにも遭遇することもあるそうです。
そして、他のエリアではない、周りが石灰岩の絶壁に囲まれたエリアを通り抜ける時はなんだか冒険しているようでワクワクしました。
シュノーケリングだけでも綺麗な海を体験できますが、その下にはあなたが想像している以上の素晴らしい世界が待っています。是非一度体験ダイビングからはじめてみてはいかがでしょうか。
ちなみにベストシーズンは11月から3月頃までです。乾季にあたるこの時期は、天候が安定して波が穏やかになり透明度が上がります。
海賊が住んでいた?バイキング洞窟
その昔、海賊たちが住んでいたとも言われている洞窟。だいたい高さは10から15mほどあり、ボートで観光することができます。
現在は何千羽もの海ツバメが住んでおり、そこらじゅうにツバメの巣を見ることができます!
ピピ島での知られざる隠れ家ビーチへ
ピピドン島で滞在するなら是非行ってもらいたい場所があります。メインエリアのトンサイ地区から歩いて30分程度のところにあるロングビーチです。
先ほどのメインストリートをひたすら東へ進んでいくと最後道がなくなりますが、さらにそこを進んでいくと隠れ家ビーチがあります。
ほんとに小さいビーチですがトンサイ地区の雑踏から離れ、岩と木々に囲まれた美しいラグーンにあるこのビーチ。あまり知られていないのか人は少なく、自然と波の音しか聞こえないこの場所はまさに隠れ家です。
なぜかブランコが置いてありますが、それに揺られながらゆっくりしている時は本当に贅沢な時間でした。
トンサイ地区から歩くのは大変ですが、高台からそのビーチを見た瞬間、思わず走り出してしまうことでしょう。
高台「VIEW POINT」からの絶景サンセット
ショッピングとビーチを満喫した後はサンセットを見に行きましょう。「VIEW POINT」という高台を目指して歩きます。
相当歩くので覚悟しておきましょう。できればスニーカーなど歩きやすい靴が良いでしょう。トンサイ地区からは「VIEW POINT」という看板を頼りに40分くらい歩いてやっとたどり着きます。
そこはピピ島を一望する絶景ポイントになっています。たくさんの観光客がサンセットを見ようと集まり、ベストポジションをゲットすべく場所取りが始まっていました。
売店があるので早めに行ってジュースでも飲みながら待つのが良いでしょう。
そして、いよいよサンセットの瞬間。本当に美しい。なんだろう。これまで見てきたビーチリゾートのそれとは違う大自然が生み出すパワーを感じます。
なんだか心が洗われた気がしました。
ビールwithタイ料理
サンセットの後は夕食です。たくさんのレストランがありますが、地元の人に聞くか欧米人がたくさん入ってるお店にしておけばある程度間違いありません。
なぜ欧米人かと言うと、彼らは日本人のように短期滞在ではなく2週間とか1ヶ月とかロングステイするので、美味しい店を知っています。そしてそこにリピートするのです。
オススメは「COSMIC」というお店です。3日間ピピ島にいましたがずっと満席でした。
タイ料理を中心としたお店で、空芯菜の炒め物、ガッパオガイ(鶏ひき肉のバジル炒め+目玉焼き)、トムヤムクンなどをオーダーしましたが、どれも美味しく何と言ってもビールと合う!
ピピ島の夜風に吹かれ、甘辛いタイ料理を食べてタイビールをグビッと飲めば「幸せ」と感じることでしょう。なんだか日常の悩みなんてちっぽけに思えました。
まとめ
タイの秘島ピピ島の魅力は映画「ザ・ビーチ」の舞台にもなった美しい海であることは間違いありません。でも、それ以上に感じたのがそこで流れているゆったりした時間です。
ネオン街や大型ショッピング施設はありませんが、美しい海、大自然の絶景、美味しいご飯、親切な島の人、これはどの観光地よりも揃っているように思いました。
もしあなたがゆったりとした休日を過ごしたい、自分を見つめなおしたい、と思うのなら最高の旅先ではないでしょうか。