台湾で2番目に大きい都市「高雄」は、もともと商工業都市として栄えてきた街です。国際港としての役目を持つ高雄港からは、世界に向けて、セメントやアルミニウム、肥料などを輸出しています。台湾の大手工業企業の半数以上が高雄にあり、南部台湾の中心となっています。

その反面、観光都市としての開発も盛んで、地下鉄の開通や大型ショッピングモールの進出などが続く、遊びや観光を楽しめる都市としても人気が高まってきています。今回は高雄市の観光スポットや基本情報についてご紹介していきます。

 

*編集部追記
2017年6月の記事に新たに追記しました。(2017/10/29)
2017年10月の記事に新たに追記しました。(2019/5/6)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。

 

高雄に行ってみての感想

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高雄は台湾第二の都市として知られており、日本からの直行便も増えてアクセスも容易になりました。

高雄は大きな都市ですが、それでも台北と比べてのんびりしており、ゆっくり観光できる場所です。港があることから海鮮もおいしく、高雄に行ったならぜひ夜市に挑戦して欲しいです。

 

高雄で最も古い歴史のある夜市「六合夜市」は海鮮が有名で、私は海鮮焼きそばに挑戦したのですが、とてもおいしかったです。台北とはまた違う、独特の魅力がある高雄。今まで台北にしか行ったことがないという方も、次の旅ではぜひ高雄へと足を伸ばしてみませんか?

 

高雄を観光する際のアドバイス

photo by pixta

高雄は治安が良いので、特に安全面に関する心配は要りません。これは高雄だけでなく台湾全体に言えることです。ただし台湾は交通マナーがあまり良くないので、事故には遭わないよう気をつけてください。

 

物価もそれほど高くないので、予算が少なくても大丈夫!台北は近年物価がどんどん上がってきていますが、高雄はまだそれほど高くないので、旅費が少ない大学生などでも安心して楽しめると思います。

衛生面はさほど悪くありませんが、気候が温暖なのでゴキブリは多いです。水道水は飲めないので、ミネラルウォーターを買いましょう。

 

台湾・高雄のベストスポット

私がおすすめするのは、高雄港の倉庫街をリノベーションしたアートセンター「駁二藝術特区」です。今や高雄でも有数の観光スポットとなった場所で、芸術家や学生に創作発表の場を提供しており、おしゃれなレストランやショップも多いです。

エリアは約2kmほどと広く、散策には結構な体力が必要です。しかしながらユニークな芸術作品を眺めながら歩くことができるので、楽しみながら散策できるでしょう。疲れたら駁二藝術特区にあるカフェで一休みするのもおすすめです。

 

高雄の歴史

台湾自体が日本との関わりが深いことはよく知られています。高雄も例外ではなく、1895年から1945年まで続いた日本統治時代の建物が数多く現存しています。日本と高雄との関わりを知ることができるスポットで、歴史について考えてみるのもいいかもしれませんね。

 

高雄の代表的なグルメ

路地を入った奥にある小さな路面店「永和小籠湯包」。素朴な店構えですが、肉汁がじゅわっと飛び出す「小籠包」のお味は絶品。
高雄周辺は、おいしい魚介が採れる地域。「旗津海産店」では、店先に並んでいる魚の中から食べたいものを選び調理してもらうシステム。おすすめは、海老とアサリ。どちらも台湾の名産です。
地元で人気の「港園牛肉麺館」。牛肉麺は、台湾中で食べられますが、こちらの牛肉麺はビジュアル、味、ともにおすすめの一品です。

 

成田から高雄へのアクセス

東京(成田)と高雄間のアクセスは、日本航空、エバー航空、チャイナエアライン(中華航空)、LCCのバニラエアが毎日就航しています。直行便のフライトは、3時間半から4時間ほど。高雄を中心に観光するなら、台北を経由するよりも早く到着できる直行便がおすすめです。

 

六合夜市

高雄といえば「六合夜市」というぐらい有名な場所です。高雄市地下鉄「美麗島」駅を出てすぐ、アクセスがいい場所にあります。屋台に座って台湾ならではの「小吃(小皿料理)」を食べたり、揚げ物やちょっとしたスイーツを買って食べ歩きするのは楽しいですよ。

■詳細情報
・名称:六合夜市
・住所:高雄市新興區六合二路
・アクセス:地下鉄「美麗島」駅からすぐ
・営業時間:18:00~深夜2:00ごろ
・定休日:なし

 

瑞豊夜市

六合夜市より地元感が強い夜市がこの「瑞豊夜市」。ガイドブックにもほとんど掲載されていない、ローカル度満点の素朴な夜市です。地元の人たちに混じっておいしいものを堪能しましょう。

■詳細情報
・名称:瑞豊夜市
・住所:高雄市裕誠路と南屏路の交差点沿い
・アクセス:高鉄(新幹線)「左営」駅からタクシーで10分、地下鉄「巨蛋」駅から徒歩5分
・営業時間:18:00~2:00
・定休日:月・水曜日

 

蓮池潭

開運効果があると言われているためか、観光客だけではなく、地元の人たちも散歩がてらに訪れる場所です。目が覚めるようなカラフルな色合いの「龍虎塔」の最上階は、「蓮池潭」を見渡せるビューポイントになっています。

■詳細情報
・名称:蓮池潭
・住所:高雄市左営区翠華路1435号
・アクセス:高鉄(新幹線)「左営」駅から「龍虎塔入り口」までタクシーで約7~8分
・営業時間:8:00~17;00
・定休日:なし

 

十鼓橋頭文創園区

台湾は古くからサトウキビの生産が盛んな場所で、台湾各地に「台湾糖廠」と呼ばれる製糖工場がありました。日本統治時代に造られた「台湾糖廠」の建物をリノベーションして造られたのが「十鼓橋頭文創園区」。歴史ある倉庫などを、自然の素材を上手く使いながら手を加え再生しています。

■詳細情報
・名称:十鼓橋頭文創園区
・住所:高雄市橋頭区糖廠路24号
・アクセス:地下鉄レッドライン「橋頭」駅から徒歩3分
・営業時間:14:00~21:00
・定休日:旧正月

 

駁二藝術特区

高雄港の倉庫街だった場所を、展覧会やライブなどを開催するスペースとしてリノベーションした「駁二藝術特区」。敷地内には、台湾のアーティスト達の作品があちらこちらに展示され、歩いているだけでも楽しいスポットとなっています。アートや工場の景観が好きな人におすすめの場所です。

■詳細情報
・名称:駁二藝術特区
・住所:高雄市鹽埕区大勇路1号
・アクセス:地下鉄「鹽埕埔」から徒歩約5分。
・営業時間:月曜~木曜 10:00~18:00、金曜~日曜 10:00~20:00
・定休日:なし

 

三和瓦窯廠

日本統治時代に日本から導入された煉瓦技術。「三和瓦窯廠」は、台湾南部の産業や建築の発展に伴って、煉瓦の需要が高まった時期に繁栄していた煉瓦工場の跡地です。当時の面影を残す窯や工場は、とても味わい深いです。

■詳細情報
・名称:三和瓦窯廠
・住所:高雄市大樹区竹寮路94-1号
・アクセス:台鉄「九曲堂」駅から徒歩約10分
・営業時間:8:00~17:00(土日祝日9:00~)
・定休日:なし

 

台湾糖業博物館

1950年代から60年代にかけて、台湾の主要産業だった製糖業。海外への輸出用も多く、当時は工場などの建物がお金をかけて造られました。製糖工場の跡地を残し公開している「台湾糖業博物館」は、台湾の製糖の歴史だけではなく、歴史建築物や砂糖を輸送するための鉄道跡など、見応えがある博物館です。

■詳細情報
・名称:台湾糖業博物館
・住所:高雄市橋南里糖廠路24号
・アクセス:地下鉄レッドライン「橋頭糖廠」駅から徒歩5分
・営業時間:9:00~17:00
・定休日:なし

 

高雄市立歴史博物館

「高雄市立歴史博物館」は、日本統治時代に市庁舎として建設された建物。日本の建設会社が設計したこの建物は、長らくの間高雄市政府のものとして使用されていました。現在は、工業都市として発展してきた高雄の歴史を紹介するスポットになっています。

■詳細情報
・名称:高雄市立歴史博物館
・住所:高雄市中正四路272号
・アクセス:地下鉄オレンジライン「鹽埕埔」駅から徒歩3分
・営業時間:9:00~17:00
・定休日:月曜日

 

澄清湖

375ヘクタールもの広さを持つ「澄清湖」は、人工的に造られた湖です。蒋介石元総統の別荘地だったこの場所は、その景観によって8つのエリアに分けられています。見どころが多く広いため、1日かけても回りきれないほど。あらかじめ行きたいエリアを決めて行くのがおすすめです。

■詳細情報
・名称:澄清湖
・住所:高雄市鳥松区大埤路32号
・アクセス:台鉄高雄駅から60番の市内バスで「澄清湖」下車
・営業時間:4月から9月まで6:00~18:00、10月から3月まで6:00~17:30
・定休日:月曜日

 

打狗英国領事館文化園区

1879年イギリスの領事官邸として建てられた赤レンガの建物が「打狗英国領事館文化園区」。歴史的な名所として有名ですが、高台にあるため、夕日がきれいなビューポイントとしても人気があります。夕日を見た後に街の夜景を楽しむという過ごし方もできます。

■詳細情報
・名称:打狗英国領事館文化園区
・住所:高雄市蓮海路18号
・アクセス:地下鉄オレンジライン「西子湾」駅からタクシーで5分
・営業時間:9:00~19:00(入場は18:30)土日祭日~21:00(入場は20:30)
・定休日:第3週目の月曜日

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高雄ドリーム・モール

大きな規模のショッピングモール「高雄ドリーム・モール」。夜市や屋台とは違った台湾の食を楽しめるフードコートのほかに、サンリオとコラボした大観覧車がおすすめ。1周約15分の空から眺める高雄の街並みはきれいですよ。

■詳細情報
・名称:高雄ドリーム・モール
・住所:高雄市前鎮区中華五路789号
・アクセス:地下鉄レッドライン「凱旋」駅から徒歩15分
・営業時間:月~木11:00~22:00、金11:00~22:30、土・祝日10:30~22:30 日10:30~22:00
・定休日:なし

 

十全玉市場

台湾の名産品である翡翠や水晶が買える「十全玉市場」。売られている水晶や翡翠は、伝統的で重厚なデザインの品が多いので、買い物するというよりは、散策しながら眺めて楽しむ場所としておすすめです。

■詳細情報
・名称:十全玉市場
・住所:高雄市三民区十全二路252号
・アクセス:高鉄(新幹線)「左営」駅からタクシーで10〜15分、台鉄「高雄」駅からタクシーで約10分
・営業時間:水、木、日 8:00~17:00頃
・定休日:月、火、金、土

 

高雄義大遊樂世界とアウトレットモール

アジア最大級規模のアウトレットモールや宿泊施設などが併設された複合リゾート「高雄義大遊樂世界」は、ギリシャをテーマにした遊園地。絶叫系マシンやお化け屋敷、急流すべり台などが楽しめます。ギリシャの街をテーマごとに再現した3つのエリアは、モノレールを利用して移動できますよ。

■詳細情報
・名称:高雄義大遊樂世界
・住所:高雄市大樹区三和里学城路1段10号
・アクセス:地下鉄、高鉄(新幹線)「左営」駅から義大客運のバスで約20分
・営業時間:日~金9:00~17:00、土9:00~19:30(最終入場17:30)
・定休日:なし

 

陶作坊

茶芸がさかんな台湾で1番人気の茶器ブランドが「陶作坊」。シンプルな色合いと丸いフォルムの「陶作坊」の茶器は、日本はもちろん世界中にファンがいるほどです。台北近くの「鶯歌」という焼き物の街で作られる茶器は、おしゃれでかわいいデザインのものが揃います。

■詳細情報
・名称:陶作坊
・住所:高雄市三多三路217号10F(高雄SOGO百貨)
・アクセス:地下鉄レッドライン「三多商圏」駅4番出口からすぐ
・営業時間:金・土11:00~22:00、日~木11:00~21:30
・定休日:なし

 

三多商圏

高雄にある三多商圏は、観光客にも人気のある大型デパートが集まるエリアです。新光三越や太平洋SOGOなどのデパートが集まっており、特に高雄で最も高い高雄85ビルには展望室があり、ぜひ訪れたいスポットです。

■詳細情報
・名称 :三多商圏
・住所:KRTレッドライン三多商圏駅一帯

 

高雄市立美術館

高雄市立美術館は、台北美術館、台中国立美術館に次ぐ台湾第3の公立の美術館です。広い敷地にある美術館は、芸術文化と自然の生態系が融合し、市民の憩いの場としても人気の場所です。

■詳細情報
・名称 :高雄市立美術館
・住所:Meishuguan Rd, Gushan District, Kaohsiung City
・公式サイトURL:http://www.kmfa.gov.tw/home01.aspx?ID=1

 

美麗島駅

美麗島駅は、KRT(高雄市地下鉄)のレッドラインとオレンジラインが交差する駅です。この駅の何がすごいかと言うと、駅構内の中央部分の天井には、直径30mのドームに設置された「光之穹頂」という4,500枚のステンドグラスの作品が広がっています。非常に美しく、世界で2番目に美しい地下鉄の駅に選ばれたこともあるそう!

■詳細情報
・名称 :美麗島駅
・住所:Kaohsiung City, Xinxing District

 

田寮月世界

田寮月世界は、悪地地形と泥火山が台湾で最も発達したエリアです。荒々しい岩山の連なる風景がなんともダイナミックです。また丘の上の弦月観景台へ上がると、沼と山のコントラストが美しい風景を眺めることができます。

■詳細情報
・名称 田寮月世界
・住所:Kaohsiung City, Tianliao District
・公式サイトURL:http://jp.taiwan.net.tw/m1.aspx?sNo=0003121&id=5966

 

台湾高雄に行ってみよう

台湾第2の都市、高雄の基本情報と観光スポットをご紹介しました。自然が感じられるスポットを始め、歴史的な建造物やアートがいっぱいのエリアなど、見どころがたくさん。地下鉄を利用すれば、どこへ行くのにも便利です。

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