スリランカ政府は、同国を訪れる観光客に対し「渡航費」が安くなるようなサポートの実施を決定。半年間、コロンボ空港を利用するフライトで実施する。最大都市コロンボをはじめとする3都市で起きた4月のテロ以降、減少する観光客の流れに歯止めをかける狙いだ。

スリランカの観光開発局によると、6月の観光客数は2018年と比べて50%以上も減少。国民の約50万人は直接的に、約200万人は間接的に観光業に依存して生活しているというのだから、ただ事では済まないわけだ。そんな状況から脱するために、政府は渡航にかかる税金の一部を減額し、航空券代金を下げることで観光客離れからの回復を目指す。

欧米人が利用する旅行ガイドブックのベストセラー「Lonely Planet」で「2019年に行っておくべき旅行先」として1位に選ばれたスリランカ。日本の外務省からの危険情報が6月25日付でレベル2から1に下がったこともあり、手付かずの自然を残した観光地というのは魅力的だ。

※本記事(2019年7月20日に公開)にて、「外務省からの発表」として記事の一部に誤りがありましたこと、深くお詫び申し上げます。現在は、記載のとおりとなりますが、渡航・滞在の際には万一の事態に備え、十分な注意と関連情報の収集に努めるよう心がけてください。

もっと見る