アッサラームアライクム!今回は地中海東岸に位置する「パレスチナ」についてご紹介します(“アッサラームアライクム”はアラビア語でこんにちは)。

紛争や戦争の歴史、難民などの悲惨なニュースで目にすることの多いパレスチナですが、行ってみるとそこは素敵な観光地でした。

ネガティブな印象をポジティブに変えるべく、2019年4月に渡航した最新情報と、パレスチナ人の方のお話、パレスチナに住まれている方のお話をもとに、パレスチナをご紹介します!

さちこ
大学時代はBOPビジネスを研究し、その後ICT企業でで約3年法人営業。「人生は一回しかない!」と本当に好きなことを追い続ける人生覚悟で、青年海外協力隊でアフリカ・マラウイへ。炭ビジネスを立ち上げ、村人の収入向上活動に2年間従事。その後、サセックス大学院IDS(英)で途上国ビジネスを学ぶ。

国際協力×ビジネスブログ 協力隊・英国留学からアフリカを深掘りするサイト :http://sacchiko555.tokyo/

2019年7月現在、北部地区・ガザ地区は、渡航中止勧告のレベル3が出ています。危険なエリアには決して近づかないようにして下さい。外務省海外安全ホームページ

 

パレスチナの中で訪れた都市とルート、移動方法

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パレスチナは特殊な国。パレスチナとイスラエルは地理的に交じりあっているので、どこかの都市にいくためには、お互いの地域を横断しなければいけません。

旅行者の多くは、まずイスラエル側に入ってから、パレスチナに行きます。私もそのルートにそって、ヨルダンから陸路でイスラエルのエルサレムにまず入り、エルサレムにホテルを取って、パレスチナを旅行することにしました。※パレスチナにももちろんホテルはあるので、そちらでも泊まることができます!

 

国境後越え

ヨルダンからパレスチナへの陸路国境越えは、旅行好きの間では「世界一難しい国境越え」という伝説があるほど、難関といわれます。行く前は少しビビっていりました。笑

結論から言うと、予想を良い方向に裏切り、手際が良く&快適に国境越えできました!(他の国よりましでした)

まずはヨルダンのホテルに別れを告げ、タクシーでイスラエルとの国境「キングフセインブリッジ」へ。この場所が旅行者情報によると、一番簡単に通れるみたいです。

 

窓口まで行き、ここで出国税を10ディナール、入国のためのバス代7ディナールを払います。「1時間くらい待って」と何も説明なしに言われ(このまま放置されるんじゃないか……)と心配していたところ、40分くらいで呼ばれました。パスポートが返却され「バスが出るから、それに乗ってね」と言われました。

その特別バスに乗って、イスラエル側のイミグレーションオフィスへ。その後は空港のように荷物検査を受け、質問を受けます。

 

パスポートにイスラエル入出国のスタンプを押されると、敵対するアラブ諸国の入国が今後厳しくなるので、「Please no stamp」と言おうと身構えていたのですが、無用な心配でした。

入国のスタンプをもらう代わりに、特別のカードを発行してもらい、合計でかかった時間は3時間ほど。その後、イスラエルのイミグレーションから首都エルサレムまでも1時間くらい時間がかかるので(検問などで渋滞することが多そう)、時間に余裕を持った方がいいかもしれません。

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パレスチナとイスラエル内の交通事情

都市間はバスが走っているので、移動はかなり便利。バスには単距離バスと長距離バスがあり、都市間を移動するには長距離バスを使うことになります。Googleで行き先を検索すると、バス停の場所と乗る番号がでてくるので、かなり便利に利用できます。

また、タクシーもあるので時間がない方にはおすすめかもしれません!

 

パレスチナでのエピソード(人とのエピソード)

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今回の旅行では、パレスチナ人の友人のお宅にお邪魔したり、パレスチナのベツレヘムのタクシーのおじちゃんと話し込んだり、いろんな現地のお話を聞く機会に恵まれました。

その中でパレスチナの方の温かい文化と、悲惨な経験に触れる機会がたくさんありました。イスラエルとパレスチナに行ってまず気がつくのが、イスラエルとパレスチナの発展度合いの差。

イスラエルはまるでヨーロッパで大都市で、歩いている人もおしゃれですが、パレスチナ側はラマッラでもそこまで発展していません。

 

ベツレヘムのタクシーのおじさんの話で一番衝撃的だった言葉は、「パレスチナの観光産業は、メディアなどの影響でだんだんと衰退している。パレスチナ側にも素敵な観光地はいっぱいあるのに。観光に来てもらうことが、俺たちにとって助かることだ。ぜひ、この素晴らしいパレスチナを広めてほしい!」ということでした。

また、パレスチナの友人のお宅を訪れたときには、一緒にパレスチナ料理を食べ、彼らの生活の様子やパレスチナの伝統衣装などについて、聞くことができました。

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「パレスチナがだんだんイスラエルに占領されていて、このままではパレスチナが消えていくかもしれない。私たちの長年の歴史、伝統衣装などは、他の国ではあまり有名でないことが悲しい。どんどんパレスチナについて、外に発信してほしいんだ」

イスラエルに占領されることがどういうことなのか、訪れることで分かることがあると思います。

観光に行って、メディアではあまり語られないパレスチナを見て話して知り、それを広めることが、”私たちができること”だなと実感しました。

 

パレスチナでのエピソード(場所のエピソード)

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美しい自然と歴史に溢れたパレスチナ。パレスチナ旅行のメリットの一つは、イスラエルとパレスチナの2か国楽めること。もしどちらかの国に行く場合は、歴史を調べてから、両方の国に行って、人に話を聞くことをお勧めします!

そうすることで、どんな矛盾を2つの国が抱えているのか、深い歴史と政治の事情が分かります。

 

今回、パレスチナ側で訪れたのは、ベツレヘム、ラマッラ、ジェリコ。ベツレヘムは、いわずもがなの有名な観光地です。イエス・キリストが生まれた地とされ、キリスト教の巡礼の重要な場所でもあります。

紀元前1400年ころに書かれた、アマルナ文書にも明記されているほど伝統を持つ街。ローマやエジプトなど様々な国の統治を経て、現在はパレスチナ自治区の領土になっている、様々な戦争や宗教、文化が織り交ざった都市です。

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この町の魅力は、観光地がたくさんあるところ。まず、宗教や文化的に重要な場所がたくさんあります。聖母マリアがイエス・キリストを生んだとされる「聖誕教会」は、とても厳かで神聖な意味深い場所でした。

またパレスチナとイスラエルの関係を学ぶ上で、外せない「分離壁(アパルトヘイト・ウォール)」を見ることができます。

分離壁は、2002年からイスラエル政府によって”パレスチナ人の自爆テロを防ぐため”に建設がスタートした高さ8m、全長700mにわたる壁。実際のところはパレスチナ領土をに侵入しながら建設され、国連の建設中止の勧告を受けており、パレスチナ人の生活をより一層困難にしています。

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そんな政治的な問題に抗議する、イギリスの覆面芸術家バンクシーが書いた絵画も人気のスポットです。ベツレヘム内にバンクシーの作品は5つあるといわれており、私も5か所全部をまわってきました。

一つ一つの絵は離れているので、タクシーで回るのをおすすめします!ドライバーのおじさんから、イスラエルに対してや壁についての考えを聞くことできたのが、現地のパレスチナ人の声を聴く貴重な機会でした。

 

時間があれば、一つ一つの街の文化が全然違うので、ぜひ複数の都市を訪れるのがおすすめです。

私はラマッラとジェリコに訪れましたが、両方とも長距離バスで日帰りでいくことができました(かかる時間や行き方はGoogle Mapで調べると出てきます)。

ジェリコはパレスチナの首都で一番栄えているところ。日本に比べたらもちろん小さい町ですが、パレスチナの中では一番栄えていて活気があります。ヨルダン川に近いちょっと熱い南国風の観光地で、大きなアドベンチャープールがあって、観光客がたくさんいました。

 

知っておくべきキーワードは「パレスチナ問題」

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パレスチナを訪れる上で欠かせないのが、「パレスチナ問題」についての知識。知っているかいないかで、きっとパレスチナやイスラエルの景色が全く違って見えると思います。ガザ地区への無差別攻撃や、破壊された家に呆然とたたずむ人、少年兵の映像など、もしかしたらパレスチナにかかわる悲惨なニュースを覚えているかもしれません。

エルサレムを含むパレスチナは、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教として、世界中の関心を集めており、「政治的対立」や「宗教対立」の中心でした。パレスチナは現在、東ヨルダンに接する「ヨルダン川西岸地区」と、地中海に接する「ガザ地区」に分かれています。

 

面積は第二次世界大戦終戦以降、徐々に徐々に縮小し、実質イスラエルにほとんどの地域を占領され、約500万人以上が難民となってヨルダンやレバノンなど周辺国に難民としてに出て行ってしまっています。彼らの多くは「故郷の帰還」を切望しながら、70年に及ぶ年月を難民として過ごしています。

またパレスチナに残ったパレスチナ人も、理不尽なイスラエル側や海外への渡航制限などに不便で悔しい思いをしながら生活しています。

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そんな状況が垣間見れるシーンはたくさんありました。イスラエル側に入るときは検問で、パレスチナ人のみがバスの外に出して、渡航許可証明書を毎回銃を持っているイスラエル兵士に見せなきゃいけなかったり。

近接した町にもかかわらず、イスラエスとパレスチナの発展度合いが全く違ったり。バスの中で、イスラエル人が全員いなくなった後、パレスチナ人が日々の悔しい思いを吐露していたり……。

なぜ、そんな状況が続いているのか。パレスチナに足を踏み入れる前に知っておくと、些細なシーンから、色々なことを感じ取れるかもしれません。

 

パレスチナ旅行を楽しむためのアドバイス

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パレスチナやイスラエスの中の移動は、他の国と違う状況なので注意が必要です。例えば、パレスチナ側とイスラエス側の間には検問があり、検問やそれで発生する渋滞から、思わぬ時間を取られることがありました。

私も大切な待ち合わせがあったのですが、渋滞で1時間弱停滞して、約束の時間に遅れるということがありました。いつどこに検問や渋滞があるのか旅行者は調べにくいため、早めの移動が大事だなと思います。

 

またパレスチナ側からイスラエル側に行く移動は、バスやタクシーの種類によって、イスラエル側に入れないものがあるので注意が必要。特に夜の移動は、長距離バスがなくなっていることがあるので、最終の時間を信頼できる人に聞くなどして、しっかり調べましょう。

私がラマッラからエルサレムに19時ごろに帰ろうとしたとき、すでに長距離バスがなくなっていて、単距離バスを乗り継ぎ、検問を自分の足で超えるということをしなければなりませんでした。

他の国とは交通事情が異なるので、情報は前もって集めた方が良いと思います!

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パレスチナの治安

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パレスチナへの旅行は必要以上におびえる必要はないと思いますが、注意するに越したことはありません。テレビで聞く、イスラエルの報復攻撃などの戦闘はガザ地区が主。

私が今回旅をした観光地エルサレムや、ベツレヘム、ラマッラや、JICAや国際機関が活動しているジェリコはまったく問題ありませんでした。特にエルサレムやベツレヘムなどには、イースター期間だったのもあって、多くの観光客が世界中から集まっていました!

 

また、今回は女子2人バックパッカー旅行でしたが、女性だから危険ということもありませんでした。夜は他の途上国同様、男女問わず、気を付けた方がいいと思います。ただ、やはりパレスチナは、他の国とは違う交通事情や政治的な事情があるので、注意することがとても重要です。

危険な地域を外務省ホームページやブログなどであらかじめ調べる。交通機関と現地情報を調べる。可能であれば、パレスチナやイスラエル出身の連絡を取れる人を作っておくと、いざとなったときに安心です。

(外務省ホームページ:エルサレム、ラマッラ、ジェリコ、ベツレヘム、テルアビブは危険レベル1です。2019年7月12日現在)

 

パレスチナの物価

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物価はイスラエル側とパレスチナ側で全く違います。通貨はイスラエル、パレスチナともに同じものが使えます。例えば、観光地エルサレムはすべての値段が少し高めで、BBQご飯500〜600NIS(1000〜1500円)、サンドイッチは7NIS(200円)、宿代一泊ホステル5000円など。

エルサレム-ベツレヘム間、エルサレム-ベルサレム間の移動は7〜8NIS(200-300円)、パレスチナ側はイスラエルの物価の2/3〜1/2くらいでした。

ヨルダン・ディナールもレートは悪いですが、そのまま使えるお店が多かったので、ヨルダン側から入国してディナールが余った方は、それを使うのも手かもしれません。

 

パレスチナの美味しかった料理や食べ物

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パレスチナは、他の中東の国と同じく、とてもおいしい中東料理が楽しめます。特におすすめはひよこ豆のペースト「フムス」やひよこ豆や、ソラマメから作られたコロッケみたいな「ファラフェル」などを、パンにはさんでサンドイッチにして食べること!

これは街角の小さなお店やローカルなレストランなど、どこでも食べられるポピュラーな料理です。ベルサレムにも、大きなコロッケのファラフェル・サンドイッチのお店があり、とても美味でした。

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フムスは、ゆでたひよこ豆に、オリーブオイルやレモン汁などを入れてすりつぶしたペースト状の料理で、さっぱりした味わいが癖になります。栄養素が高いのにカロリーは低いので、海外でスーパーフードとして食べられることも。

美味しいご飯が終わった後は、ミントの入った紅茶で一服。好きなだけミントを入れて、砂糖を入れて甘くして飲むのが、パレスチナ式です。ほっこりする癖になる味わいです!

 

パレスチナのエンターテイメントやアクティビティ

観光地のエルサレムは、ぜひ時間をたっぷりとって歩くことをおすすめします。エルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地とされていて、重要な場所がたくさんあります。

特にオールドシティといわれる壁の中の街歩きは、小さな区画の中に重要な歴史的宗教的場所やお土産、美味しい食べ物屋さんがひしめいていて、歩いているだけで楽しい場所です。

 

有名な建物はユダヤ教の「嘆きの壁」、イスラム教の「岩のドーム」、そしてキリスト教の「聖墳墓教会」。各宗教の聖なる場所が小さなエリアに存在しているのを見ると、なぜ3つの宗教が歴史的にこの場所を巡って争ってきたかが感じ取れます。

例えば、キリスト教のイエスの歩いた足跡をたどる巡礼が有名。地図やボードがあり、ひとつひとつ巡っていくのは楽しいです。

 

パレスチナのナイトライフ

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残念ながらイスラム教の宗教的な理由から、お酒を楽しむことはあまり期待できないかもしれません。また、お酒が売っている店を探すのも大変かもしれないです。

代わりの嗜好品ということで、シーシャと呼ばれる水たばこや、中東式のコーヒーにチャレンジするのが楽しいかも。シーシャは市民の娯楽として広がっており、シーシャを吸う専用の場所があります。甘い香りが楽しいですが、通常のたばこよりも有害物質は多いといわれるので、ほどほどに。

 

アラビックコーヒーは日本のコーヒーと違い、コーヒー豆の粉を直接入れて煮込みます。飲むときに粉は取り出さず、コップの下に沈殿させます。日本のコーヒーよりも苦みがあり、落ち着きがある味わいです。癖になる人もいるかもしれません。

 

パレスチナのお土産

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一番おすすめのお土産屋さんは、エルサレムのオールド・シティです。目を引かれるお土産がたくさんあり、街歩きを楽しみながら買い物できます。

例えば死海の土パックや、死海の成分を利用した化粧水など、美容系のお土産がたくさんありました!ほかにも、かわいいマグカップや中東伝統模様のポーチなど、お土産の幅は広いです。

 

またパレスチナの名産の一つはオリーブオイル。フルーティな香りがして、食べておいしく、健康にもよいので、日本で近年人気を集めています。オリーブを使用したコスメや、健康食品もおすすめです!

また「パレスチナの経済発展に貢献する」という意味で、ぜひパレスチナ側でお買い物するのもおすすめ!近年の紛争や分離壁によって、観光客が少なくなり、閉店に追い込まれているお店も多いです。

ベツレヘムのおすすめのお土産店は以下になります。

 

①安心してパレスチナ商品が買えるお店:The Bedouin Store

ヘブロンの陶器やヘブロンガラス、オーガニックオリーブ石鹼、死海の泥コスメなど置いてあります。なにより値段が張ってあるので、交渉なしでが買えるのがGOOD。

The Bedouin Store
Manger st. (Paradise Hotelのすぐ南側)、+972-5-45974048
https://www.facebook.com/pages/category/Antique-Store/The-Bedouin-store-1673801239558764/

 

②バンクシーが手掛けるお土産屋さん:The Walled Off Hotel

なんとあの覆面アーティスト・バンクシーが自身で手掛けるお土産さやんが、2017年にオープン。このホテル自体をバンクシーが手掛けていて、ロビーやお部屋のいたるところに、パレスチナ問題を語る、バンクシーの貴重な作品であふれています。そして、このホテルのお土産屋さんでしか買えない作品が多数あります。収益はローカルコミュニティに還元されるとのこと。

バンクシーの絵を見たことない方も、パレスチナで彼の作品をみると、ファンになってしまうかも。詳しくは公式サイトをチェックしてください!

The Walled Off Hotel
Caritas Street 182, Bethlehem
http://walledoffhotel.com/rooms.html

 

③バンクシーのお土産:Shop behind the wall

分離壁のちかくにあるバンクシーの作品を扱ったお店です。このお店の中にもバンクシーの絵があり、中で見ることができます。シールやなどマグカップなど、リーズナブルでかわいいお土産がいっぱいあるので、分離壁の近くに寄ったときは、ぜひのぞいてみてください!

Shop behind the wall
Hebron Street (天使の絵が描かれている分離壁から徒歩1分)+972-527893361
www.shopbehindthewall.com

 

また、イスラエル側には日本で有名なイスラエル発ブランド「SABON」などのお店もあります。イスラエルにも滞在する方は、そちらのお土産をチェックしてみてもいいかも⁉︎

 

パレスチナのビザ

日本国パスポートを持つ人は、パレスチナへの入国は、90日以内の観光であればビザが不要です。パレスチナ入国は、政治的な理由で、イスラエルの入国条件がそのまま適用されます。詳しくは、イスラエル大使館のホームページをご参照ください。

一度、イスラエルに入ってからパレスチナに行く方が多いと思います。他の国に入国するときより、注意したほうがよいことが何点かあります。

 

一つ目は、イスラエル入国審査の時には、パスポートにスタンプをもらうのではなく、イスラエルが発行してくれるカードをもらうようにしましょう(2019年4月時点ではカードを自動的に発行してくれました)。

イスラエルのスタンプがあると、そのパスポートでは入国できなくなる国がいくつかあるためです(サウジアラビア、レバノン、リビア、イラク、スーダン、イラン、ソマリア、イエメン、シリア)。

 

二つ目は、入国審査の時には発言に気を付けること。特に、パレスチナ側に行くということは、あまり言わないようにするのがベター。イスラエル側としては、外国人がパレスチナに行くことを、あまり快く思わないからです。

荷物を怪しまれ、入国できなくなった話なども聞くので、入国の仕方は念入りに調べておいた方がよさそうです。

 

パレスチナの基本情報(首都、通貨、言語、宗教、時間帯など)

パレスチナ自治政府所在地:ラマッラ(西岸地区)
通貨:イスラエル・シェケル
言語:アラビア語
面積:約6,020平方キロメートル
人口:約495万人
宗教:イスラム教、キリスト教、その他
時間帯:日本より-6時間
気候:地中海性気候

 

パレスチナへの行き方(日本から行った場合)

日本からの直行便はないので、イスラエルなどで乗り継ぎ。

 

パレスチナにある有名な世界遺産

イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路

イエス生誕の地イエス生誕の地

photo by Ian Scott

イエスが誕生したと言われている土地に立つ生誕教会。創建されたのは339年ですが、一度火災に合い、再建されました。教会の入り口付近には2000年前に馬小屋として使われていた洞窟があり、ここでイエスは誕生したと言われています。

年間およそ2万人の巡礼者や観光客が訪れる生誕教会。2012年に世界文化遺産に登録されました。

 

最後に一言

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特殊な場所・危ない場所というイメージがついているパレスチナ。しかし実はテレビではあまり報道されない、見ごたえたっぷりの観光地や深い歴史、美味しい食べ物がたくさんあります。

観光客を待っているお土産屋さんや、優しいタクシードライバーもたくさんいらっしゃいます。みなさんが抱くパレスチナのネガティブな印象を、少しでもポジティブに変えられたなら幸いです。

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