みなさん、アッサラーム・アライクム! 今回は中東の国オマーンについてのご紹介です。

ぐちを
バックパッカーで旅しながらカメラ片手に写真を撮る旅人写真家。大学時代の長期休みを利用してのべ5回海外を放浪し、40ヵ国以上に訪れる。旅欲を捨てきれず、卒業後はサラリーマンではなくフリーランスの道へ。海外ノマドワーカー目指して日本で修行中。カレーとビールと猫が旅の醍醐味。

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オマーンはアラブの国なので、公用語はアラビア語になります。

フィリピンやパキスタンからの移民労働者が国内に多く、そのため英語がよく通じる国ではありますが、多少のアラビア語が話せると現地のオマーン人とも打ち解けられるので、少し学んでおくといいですよ。

 

オマーンで訪れた都市とルート、移動方法

photo by Oguchi Kei

オマーンで訪れた都市は首都のマスカット(Muscat)です。また、ワディ・シャブ(Wadi Shab)と呼ばれるオマーンの三大オアシスの1つとされる場所もマスカットから日帰りで訪れました。

オマーンへはアラブ首長国連邦のドバイを往復するルートで訪れ、入国の際は飛行機、出国の際はバスを利用しました。

ドバイとオマーンの首都マスカット間の移動は飛行機だと1時間、バスだと6時間ほどですが、両方を利用してみて思ったのはバスでの陸路移動もかなりオススメだということ!

乗車時間は多少長いですが、道路事情も良くて快適ですし、車窓からはアラビア半島の雄大な砂漠地帯を眺めることができます。料金も片道で1600円、往復だと2700円程度でしたので飛行機に比べれば格段に安く移動できますね。

 

オマーンでのエピソード(人とのエピソード)

photo by Oguchi Kei

「君もしかして日本人?こんなところで珍しいね!」とマスカットの空港でマレーシア人のバックパッカーに話しかけられ、気づけば同じ旅人同士、意気投合。せっかくの出会いということで、オマーン滞在中は彼とあちこちを巡りました。

そんな彼と一緒に行ったワディ・シャブでは彼の他に旅行の韓国人や、ちょうど国内の休日と重なったため現地で働いているパキスタン人、バングラディシュ人、フィリピン人らとも仲良くなり、アジア人同士の繋がりを肌で感じることができました。

一方で、現地のオマーン人とはタクシーの運転手やモスクにいた人たちと多少英語で会話した程度。この国もドバイと同様で国内のサービス業の多くを外国人がまかなっているため、そもそも彼らと会う機会が少ないのです。

 

オマーンでのエピソード(場所のエピソード)

photo by Oguchi Kei

首都のマスカットは中東らしく、石油で潤っていそうな雰囲気が感じられる場所です。

しかしアラブ首長国連邦のドバイやカタールのドーハにあるようなモダンな高層ビルは全くなく、白を基調とする建物で街並みが統一されており、古き良きアラブの雰囲気も同時に残っている珍しい場所です。

photo by Oguchi Kei

マスカット市内には建築物系の見所が多く、スルタン・カブース・グランドモスクやアル・アラム宮殿、ロイヤル・オペラハウス、国立博物館などは特に観光客にも人気が高い場所のようです。

 

知っておくべきキーワードは「マトラ地区」

photo by Oguchi Kei

マトラ(Mutra)はマスカット市を構成する地区の1つ。オールド・マスカット地区の北西に位置し、ルイ地区にある市バスのバスターミナルから訪れることができます。

マトラは港湾エリアで、海洋貿易の拠点として古くから栄えた場所です。現在は、オマーン最大の港である「スルタン・カブース港」があります。

そんなマトラでぜひ訪れて欲しいのが「マトラ・スーク」。スークとはアラブ世界における市場のことで、食品や雑貨まであらゆるものが一箇所に揃っています。お土産を買うのにもオススメですよ!

 

オマーン旅行を楽しむためのアドバイス

photo by Oguchi Kei

マスカットを観光する際は、市内を走るバスを使うのが便利です。ルイ地区にある市バスのバスターミナルから、街の離れにあるスルタン・カブース・グランドモスクやマトラ地区を訪れることができます。

また、ワディ・シャブといった国内の三大オアシスなどを訪れる際はレンタカーを借りるのが一番便利です。

複数人でシェアすると割り勘できるので、できれば旅仲間と同行したいところ。宿に関してもドミトリーはほとんどありませんし、あまり一人旅には向いていない国な印象です。

ちなみにオマーンは石油産出国なので、ガソリン代はそれほど高くありませんよ。

 

オマーンの治安

photo by Oguchi Kei

オマーンは中東で最も治安の良い国とされ、テロはもちろん窃盗と行った軽犯罪もほとんど起きない国です。外務省の海外安全ホームページを見ても危険情報は全く出ておらず(2018年8月現在)、安全に旅行することが可能となっています。

その理由として、オマーンに多いイスラム教の宗派である「イバード派」が関係しています。

イバード派はイスラム教で主流となるスンニ派やシーア派とは異なるイスラム教の宗派で、オマーンに特に信者が多く、イスラム教の中でも特に穏健な教義を持つとされています。

photo by Oguchi Kei

もちろんオマーン国内にもスンニ派やシーア派の人も少数が暮らしていますが、多数派のイバード派は両者を分け隔てせず、みんな一緒に同じモスクでお祈りを捧げるのだとか。

両者に中立な思想を貫いているからこそ、国内で争いごとが起きていないと言えるのかもしれません。

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オマーンの物価

photo by Oguchi Kei

オマーンの物価は総じて高めです。レストランやホテルの値段は平均的に日本と同じくらい。特にタクシーはドバイよりも高いので、注意が必要です。ホステルやゲストハウスもほとんど存在しない国なので、バックパッカーには少々厳しい国と言えるでしょう。

その代わり施設の入場料などはほとんど取らない国なので、安宿と移動手段さえ確保できれば安く旅行もできそうです。

宿に関してはAirBnBやカウチサーフィン、移動手段はバスやレンタカーを活用すると旅行費を抑えることができそうです。

 

オマーンの美味しかった料理や食べ物

photo by Oguchi Kei

とあるレストランで食事をしていた時、カクテルという名のドリンクがあったので、お酒好きな自分は思わず注文。しかし、出てきたのはとっても美味しいフルーツのミックスジュースというオチでした(笑)

イスラム教の国なのでまさかとは思いましたが、やはりお酒を飲むことはできない雰囲気です。ただ、これはこれですごく美味しいのでオススメ。

 

オマーンのエンターテイメントやアクティビティ

photo by Oguchi Kei

オマーンでアクティビティを楽しむなら絶対にオススメしたいのが、三大オアシスを訪れることです。

三大オアシスとは、「ワディ・シャブ」、「ビマ・シンクホール」、「ワディ・バニ・ハリッド」の3つのことで、どれも砂漠地帯に突如現れる神秘的な水辺の名所。

ワディ・シャブとビマ・シンクホールはマスカットから車で2時間ほど。ワディ・バニ・ハリッドは3時間ほどの距離にあります。

僕は今回ワディ・シャブを訪れましたが、乾いた砂漠の大地にエメラルドグリーンの天然水が流れ込む自然の景観は圧巻でした。洞窟探検ができたりクリフダイビングができたりと、アウトドア好きにはたまらない場所でしたよ!

 

オマーンのナイトライフ

photo by Oguchi Kei

オマーンはイスラム教の国なのでお酒が飲めず、街中ではパブやクラブを見かける機会はありませんでした。

その代わりと言ってはですが、夜の町歩きがとてもオススメだと感じました。マスカット市内はほぼ白い建物とオレンジ色の街灯で統一されているため、夜景がとても美しいです。

 

オマーンのお土産

オマーンのお土産は、マトラのスークで買うといいでしょう。

オススメはデーツとオマニー・ハロワ。デーツはナツメヤシの実を乾燥させてたもの、オマニー・ハロワは少し独特な香辛料を使った羊羹のようなものになります。どちらも中東を代表するお菓子で、オマーンでも特産品となっています。

 

オマーンのビザ

photo by Oguchi Kei

日本人がオマーンへ入国する際は、ビザが必要となります。費用はシングル(1ヶ月有効)が20オマーン・リヤル、マルチプル(1回につき3週間滞在可能、1年間有効)が50オマーン・リヤルとなります。

アライバルビザによる取得も可能でしたが、2018年3月21日以降はオマーン政府によりe-Visa(オンライン申請のビザ)の事前取得が原則義務化された模様です。

従来のアライバルビザの取得は当面可能とのことですが、入国手続きに相当な時間を要する可能性や、最悪入国ができない可能性もあるので注意しましょう。

 

オマーンの基本情報(首都、通貨、言語、宗教、時間帯など)

首都:マスカット
通貨:オマーン・リアル
言語:アラビア語
面積:約30万9千500平方キロメートル
人口:456万人
宗教:イスラム教
時間帯:日本との時差は-5時間
気候:砂漠気候

 

オマーンへの行き方(日本から行った場合)

直行便はないので、ドバイなどの都市で乗り継ぎ。

 

オマーンにある有名な世界遺産

アフラージュ、オマーンの灌漑システム

アフラージュ、オマーンの灌漑システム オマーン 世界遺産

アフラージュ、オマーンの灌漑システム オマーン 世界遺産

photo by Prasad Pillai

アフラージュ、オマーンの灌漑システム オマーン 世界遺産

アフラージュ、オマーンの灌漑システム オマーン 世界遺産

photo by Peter Pawlowski

国土の80パーセントが砂漠のオマーンで、現在も稼動しているファラジと呼ばれる稼動施設があります。古代より、人々はこの施設を利用して生活用水を確保し、ナツメヤシの栽培を行ってきました。

大変高度な土木技術が使われている水路システムの起源は紀元前2500年頃にまでさかのぼると言われていますが、定かではありません。2006年に世界文化遺産に登録されました。

 

バット、アル・フトゥム、アル・アインの古代遺跡群

バット、アル・フトゥム、アル・アインの古代遺跡群 オマーン 世界遺産

バット、アル・フトゥム、アル・アインの古代遺跡群 オマーン 世界遺産

photo by Arian Zwegers

紀元前2500年以前からあったとされる銅山があるアフダル山地でかつて栄えたマガン国。遺跡からはメソポタミアと銅山の交易で栄えたことを示す証拠などが発掘されています。

アフダル山地には住居跡や塔などが発見されていますが、多くが謎に包まれており、建造された目的などは解明されていません。1988年に世界文化遺産に登録されました。

 

最後に一言

中東の国と聞くと危ないイメージもありますが、オマーンはとても平和な国。中東湾岸諸国の産油国としてのリッチさもありながら、アラビアンナイトのような古き良き雰囲気も同時に残る珍しい国です。

まだまだマイナーな国で物価も高めですが、観光地としても魅力も実はたくさんあるのでオススメですよ。次回の旅行にいかがでしょうか?

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