山梨県・富士の観光旅行が僕を旅人に戻してくれた
こんにちは!ライターのKEIです。世界中で撮った絶景はInstagramにて公開中です!世界一周の旅から帰ってきて早3ヶ月。あっという間に月日は流れ、気づけば「シティボーイ」に戻ってしまいそう。
最近はなかなか関東を出ることが出来ず、なんだかモヤモヤしていた今日この頃。
「はぁ、旅がしたい…あのどこに行っても誰にも止められない自由な日々が懐かしい」とコンクリートジャングルをぽつぽつと歩いていたある日、思い出しました。
…この毎日を打破しなくては!自分でつくっていかないと!
そうなんです。「未来とは、待つものではなく、自分で創っていくもの。」ということを思い出し、気の合う友達を誘って、エンジン掛け、いざ出発!
東京から車で2時間ほど。大自然が気持ちいい山梨県・富士まで行ってきました。1日で満足でき、掛かった費用も1人3000円程度!
なのに、そこにはドラマが詰まっていた!今回はそんなショートトリップをシェアしたいと思います。次の週末は富士の方まで行ってみてはいかがでしょうか?
まずは、東京から片道2時間半!「本栖湖」へ!
僕が最初にオススメしたい場所は「本栖湖」です。
東京から車で片道2時間半ほど。車から降りて、ぎゅーーっと伸びをして深呼吸。空気の美味しいこと美味しいこと!僕が訪れたのは5月ということもあって、鶯の声がよく聴こえます。
東京という雑踏から少し離れて、遠くを眺めるだけでこんなに気持ちがいいんだ!…そんな旅中では、当たり前だった感覚を取り戻し始めます。
「本栖湖」といえば、日本の1000円札の裏側に描かれている富士山が写っている湖です。
とても大きく、一周するのに少し時間がかかりますが、木々のトンネルをくぐり抜けながらのドライブはとても気持ちがいいです。車もあまりいないので、のんびり運転しても問題ありません!
ちなみにこの河口湖、ボートの貸し出しもしています。湖のど真ん中から眺める富士山。贅沢ですね。
朝、東京を出たのであれば、本栖湖に到着した頃にはお昼ですよね。
この辺りは、蕎麦が美味しいのでぜひ食べてみてください!お店の人との交流も素敵な思い出のひとつですよね。
僕は「世界一周でどこの国が1番よかった?」と聞かれると、困ってしまいます。というのも、「その国で出会った人」によって、国の印象は全然違うんです。
当初、世界一周に出た時は、「〜〜を見てみたい」とか「〜〜をしてみたい」という理由だったのに、思い返すと「人との出会い」が思い出になっていることが多いです。
例えばディズニーランドにどうしても行きたくて、1人で行くとします。そんな思い出よりも、気の合う仲間と語り合う駄菓子屋や公園。
なんて方が、思い出深かったりします。人生は「自分と自分の周りにいてくれる人たち」とつくっていく物語なのです。
「河口湖」で十分遊んだら、「新倉山浅間公園」!
河口湖付近で十分遊んだら、約30分車を走らせて「新倉山浅間公園」へ向かいましょう!
2人で行っても3000円程度の大きな理由のひとつに、「この辺りは駐車場代が掛からない」というものがあります。なので、時間も気にせずに遊ぶことができますね!
新倉山浅間公園の駐車場は24時間無料で開放しているので、何時に行っても問題はありませんが、個人的にオススメは夕暮れ。
新倉山浅間公園はあまり有名ではありませんが、日本が誇る絶景を見ることが出来ます。
398段の「咲くや姫階段」を登れば、堂々とした忠霊塔が見えてきます。ここも、非常に綺麗な場所なのですが、絶景スポットは実はこの忠霊塔の後ろにある丘の上。階段を登ったあとで疲れているかと思いますが、もう一踏ん張り。頑張ってみましょう!
この丘から眺める景色にため息。
まるで「京都」のような。しかし富士山も見えています。この丘は、春には桜が満開、秋には紅葉が美しいそうです。富士山に刺さる夕日に見とれていると、気付けば周囲にはたくさんの外国人が。
どうやらここは、外国人向けの日本のガイドブックに掲載されているようで、有名なスポットなようです。
視野を広げれば、ひょんな「出会い」はそこら中に転がっている!
夕日を眺めていると、ドイツから来た2人の若者に会いました。
どうやら彼ら、日本に観光しに来たけれど、あまりお金がないらしく滞在するのは東京だけのよう。なんだか、旅をしていた頃の自分みたい。
年齢は21歳と僕よりも若い2人が、母国ドイツを離れ遠い異国の地「日本」を旅しているのをみていると、外国のとてもいい「文化」を思い出しました。
僕も外国をひとりで旅したとき、たくさんの若い旅人に出会いました。
特にヨーロッパでは、大学や高校を卒業してから、1.2年ひとりで世界を旅し、自分が何者で、何が好きで、何になりたいか。
旅を通して自分と対話をし、見付けていくのです。それも「旅」をすることに大きな理由なんていりません。
「食事をする」「寝る」「誰かを愛する」くらい、自然で生活・人生の一部に当たり前に存在します。僕が旅立つ時もそうだったのですが、「なんで旅する?」「旅して何になる?」と多くのオトナに問われました。
…しかし、そんなに大それた理由なんて本当に必要でしょうか?
彼らはただ「日本に来てみたかったから」という理由で約2週間旅をしていました。
そんな会話が懐かしくて、同じ感覚を持っていることが素晴らしくて、嬉しくて。僕もTABIPPOも、もっと日本の若者に世界を肌で感じて、吸収して、「旅」や「人生」の素晴らしさに気づいて欲しいと思っています。
彼らと意気投合し、東京まで車で送ってあげることに。先ほども述べましたが、「国の印象」の大半は「人々」なんです。
彼らにとって僕の生まれた国「日本」が、またひとつ素晴らしい国になってくれることを祈って。
世界を旅して、日本に来ている外国人に対する接し方も大きく変わったかなって感じます。たしかに英語が話せるようになったと言うのも大きな理由ですが、「自分がしてもらった”優しさ”の分だけ、日本のおもてなしで返してあげる」すると、なんだか自分に関わってくれた人たちの人生がひとつでもハッピーに進んでくれる。
そんな小さな”おもてなし”が好きで好きで、バイトに遅刻してまで、外国人の方に道案内しちゃうんですけどね!
そんなこんなで彼らを車の後ろに乗せて、東京まで2時間半。
「旅」の話や、お互いの故郷について語り合ったり。なんだか、僕がヒッチハイクでヨーロッパを旅したことを思い出すなぁ。あの時の「人と人との触れ合い」のお陰で、僕の旅は一味もふた味も濃くなったっけ。
夜も遅くなったので、最後は地元のラーメン屋に。
「日本のラーメン食べた?ヨーロッパの”ヌードルズッペ”とは少し違うぜ!」と、彼らに日本の食文化を少しだけ教えてあげました。食べ物も含め、異文化に触れること。しかもそれを、現地の人たちに教えてもらう。
僕にとっては、当たり前の「ラーメン」でも彼らにとっては少し思い出深いものになったかもしれませんね。その後、熱い握手をして別れました。「都会の人間は冷たい」というイメージが少しでも変わってくれたら嬉しいです。
次の週末は、ちょっくら「旅」に出てみては?
東京から片道、2時間ちょっと。2人で行っても3000円程度。大学生だったら、「飲み放題」に使ってしまうお金で、まるで世界を旅しているような雰囲気が味わえます。
「海外の良さ」を知ることで「日本の良さ」を知れる。
「日本の良さ」を知ることで「海外の良さ」を知ることが出来る。
「山梨県・富士」次の週末は旅に出てみては?