富士山の近くに7年に1度現れる幻の湖がある!2018年にも出現するかも?【あなたの知らない富士山トリビア】
7月1日は、日本の象徴かつ世界遺産である富士山の山開きです。富士山に関する記事はTABIZINEでも人気が高く、日本人に最も愛されている名峰であることが伺えます。富士登山はもはや日本人のみならず、海外旅行客にも人気。誰もが「一度は登ってみたい」と思う憧れの山なのです。
そこで、「祝!富士山開山」として、富士山のトリビアを全8回の特集でお届けします。「へえ〜、知らなかった」「なるほど、そういえば」と思う情報が満載ですので、ぜひお見逃しなく。
第1回目は、「富士山の近くに約7年に1度現れる幻の湖」について。富士山麓にある湖は5つではなく、6つめの湖が存在するのをあなたは知っていたでしょうか。富士5湖ではなく、「富士6湖」だという事実を。
富士5湖ではなく、実は富士6湖?
富士山と精進湖
写真提供: 社団法人やまなし観光推進機構
富士5湖とは、山梨県に所在地を置く「山中湖」、「河口湖」、「西湖」、「精進湖」、「本栖湖」を指します。しかしながら、精進湖から東に800メートルほどの場所に「赤池(あかいけ)」という6番目の湖が存在するのです。
「約7年に一度」現れたり消えたりする幻の湖
(写真はイメージです)
「赤池」は、普段は姿を見せません。いつもは林に囲まれた草原のような場所で、そこが湖とは知らない人が多いのです。幻の湖が現れたのは、近年では1991年、1998年、2004年、2011年とほぼ7年に一度。7年毎とは、ラッキー7で縁起が良い気がしますね。前回が2011年ですから、2018年度の今年は幻の「赤池」が見られるチャンスがあるかもしれません。
森を抱く湖
(写真はイメージです)
赤池は、水底の溶岩が酸化して赤く見えたことが名前の由来。大きさは直径50メートルほど。林の中に突如現れ、湖底にはそのまま森がある神秘的な湖。森を抱いた湖は、透き通った湖面に緑を映し出します。
幻の湖が現れる理由は
富士山と精進湖
写真提供: 社団法人やまなし観光推進機構
台風や大雨により精進湖の水位が上昇し、抱えきれない水量が溶岩の細かい穴を通り抜けて現れると考えられています。10日ほどで消えてしまう儚さが、幻と言われる所以です。
ハート型の湖
(写真はイメージです)
「赤池」は国道139号線の瀬々波橋の上から眺めると、ハート型に見えるそうです。前回は2011年9月の台風の大雨で出現しているので、2018年も台風のシーズンに現れるかもしれませんね。
新たなパワースポットに?
富士山と精進湖
写真提供: 社団法人やまなし観光推進機構
「7年に一度」のラッキー7、ハート型の湖、森を抱く懐の深さと何か良いことがありそうな気がしますね。2018年または近年「幻の湖 赤池」を見る機会があるかもしれませんね。
所在地 〒401-0337 山梨県南都留郡富士河口湖町本栖
参照資料
[富士山のふしぎ100|偕成社]
[赤池 富士の国やまなし 観光ネット]
[これって常識!?雑学!?“意外と知らない”【富士山20の豆知識】 (前編)フジヤマNAVI]
「【特集】あなたの知らない富士山トリビア〜今年も富士山登山の季節到来!〜」もお見逃しなく!