東京都は実は南に長~く伸びています。亜熱帯の島々には手付かずの自然と深い藍色の海が広がっています。ビルの林立する都心と同じ東京都とはとても思えない絶景の数々、また実は都心にもあった絶景など、一度は見ておきたい景色をご紹介します。

*編集部追記
2015年11月の記事に新たに3選追記しました。(2017/11/3)
「365日 日本一周 絶景の旅」掲載の絶景を追記しました。(2018/07/07)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。

東京の絶景スポットに行ってみての感想

photo by pixta

世界的な大都市として知られる東京ですが、秘境と呼ばれる青ヶ島や奥多摩湖など、実はたくさんの絶景スポットがあります。東京での街遊びに飽きたという方にこそ、是非とも絶景スポット巡りがおすすめ!都市とは違った新たな東京の側面に触れることで、ますますその魅力にハマっていきます。

 

東京の絶景スポットは比較的簡単に行ける場所もあれば、飛行機や船などを使わなければ行くのが難しい場所もあります。とりあえず週末を利用して行きたいなら、等々力渓谷や奥多摩湖などがおすすめ!美しい自然と触れ合うことで、日々の疲れを大きく軽減できますよ♪

東京のおすすめの絶景ベストスポット

photo by pixta

私がおすすめするのは、奥多摩山域でも有名な滝の一つ・百尋ノ滝です。新緑や紅葉の隠れスポットでもあるので、季節の変わり目に行くのが良いでしょう。私は紅葉の季節に行ったので、木々の葉のきれいな色の移り変わりを楽しめました。

 

落差約40m、水量豊かで迫力のある滝は、マイナスイオンたっぷりであなたを癒してくれるはず。トレッキングがてら行けば、週末のリフレッシュになり、ストレスフリーになること間違い無しです!

*編集部追記
以下は、東京の絶景スポットの紹介です。(前半はPAS-POLの書籍「365日 日本一周 絶景の旅」の掲載部分になります。掲載内容は書籍とは多少異なります)

新宿副都心

photo by 7maru/PIXTA

日本一の大都会。

日本きっての大都会、その景色を眺めるには、東京都庁や文教シビックセンターの展望室に足を運んでみて。晴れた日には西の彼方に富士山を見ることもできる。

東京駅

photo by Morio Masuda

風格漂う東京の玄関口。

100年前の姿を取り戻した東京駅の丸の内駅舎。天然スレート屋根のドームが美しい3階建てに復活を果たした。その姿は威風堂々。近代日本の発展そのものといえるだろう。

伊豆大島の裏砂漠

photo by irisillusion/PIXTA

日本唯一の砂漠。

伊豆大島には火山噴火でできた日本唯一の砂漠がある。保水性のない地面や火山ガスの影響で、背の低い植物しか育たない。そこはどこか違う星に辿り着いてしまったかのよう。

小笠原諸島

photo by daiki/PIXTA

豪快なクジラの遊泳。

ボニンブルーと呼ばれる明るい海に囲まれた小笠原諸島では、ホエールウォッチングに出かけよう。春には出産や子育てをしにやってくるザトウクジラの姿を見ることができる。

■詳細情報
・名称:小笠原諸島
・住所:東京都小笠原村父島
・アクセス:東京港竹芝桟橋から定期船「おがさわら丸」(25時間30分)で父島二見港。就航はほぼ1週間に1便、ピークシーズンには3日に1便。東京港竹芝客船ターミナル午前10時出港、父島の二見港に翌日午前11時30分到着。詳しくは小笠原海運ホームページ(http://www.ogasawarakaiun.co.jp
・電話番号:04998-2-2587(小笠原村観光協会)
・公式サイトURL:http://www.ogasawaramura.com/

青ヶ島

photo by Makoto Harada

選ばれし者だけが上陸できる島。

波が荒く、上陸はヘリコプターか就航率50%の船のみ。二重カルデラの山間築かれた集落、地熱サウナや地熱釜、満天の星空など、ここでの一日は記憶に残る旅になるはず。

■詳細情報
・名称:青ヶ島
・住所:東京都青ヶ島村無番地
・アクセス:八丈島までは、ANAの定期便が1日3往復、所要時間は片道約55分。/東海汽船の定期便が1日1往復、所要時間は片道約10時間。八丈島から青ヶ島へは、船の場合は伊豆諸島開発の連絡船「あおがしま丸」 月曜から土曜の週4日運行※天候不良等による欠航もあり、就航率は50~60%/ヘリコプターの場合は「東京愛らんどシャトル」365日運航、乗客定員9名、八丈島-青ヶ島間約20分。
・電話番号:04996-9-0111(青ヶ島村役場代表)
・公式サイトURL:http://www.vill.aogashima.tokyo.jp/

東京ゲートブリッジ

photo by kazukiatuko/PIXTA

新しいTOKYO。

2012年に開通した長さ2,618mの東京ゲートブリッジ。ゆっくりと橋の上の散歩すれば、東京タワーやスカイツリーが一望でき、新しいTOKYOの景色を楽しめる。

白ママ断層

島を覆い尽くす白い壁。

伊豆諸島の新島にある海岸、羽伏浦海岸にある真っ白な断崖絶壁。白い断層が7kmも続き、高さは最高250m。船から眺めれば、雪で覆い尽くされた氷壁のようにも見える。

国営昭和記念公園

photo by Takuya Sagai

黄色に包まれる秋。

見どころの多い場所だが、秋にここを訪れたなら外せないのは、300mのイチョウ並木。緑から黄色へと移りゆく様、落葉が進みあたりが黄色い絨毯になる様、どちらも美しい。

丸の内イルミネーション

photo by masami/PIXTA

輝くシャンパンゴールドの街へ。

東京の玄関口では毎年11月中旬から2月中旬までイルミネーションが行われる。有楽町と大手町を繋ぐ通りの街路樹がシャンパンゴールドに輝き、洗練された都会の夜を彩る。

東京スカイツリー

photo by Morio Masuda

新しい東京のシンボル。

電波塔として世界一の高さを誇る東京スカイツリー。耐久性のある五重塔の構造や、粋と雅を表す青と江戸紫のライトアップなど、日本の伝統を随所に見ることができる。

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六本木ヒルズ アーテリジェンスクリスマス

photo by Hirotaka Tezuka

都会を彩るクリスマス。

六本木ヒルズを中心に広大な範囲を輝かせるイルミネーション。クリスマスシーズンには多くの人で賑わう。ケヤキ並木の奥に東京タワーが見える角度が、最もロマンチックだ。

アメヤ横丁

photo by 7maru/PIXTA

年の瀬を感じる活気。

「アメ横」の愛称で親しまれる商店街。年末にはおせち料理やお正月用品を買い込む客で活気づき、朝から晩まで賑わいが途切れない。来るだけでも年の瀬を感じられる場所だ。

 

こちらから以下は「365日 日本一周 絶景の旅」に載っていないスポットです。

裏見ヶ滝

関ヶ原の合戦で敗れた宇喜多秀家が流されたことで知られる八丈島にはとても珍しい滝があります。落ち口が張り出しているため、滝の後ろを通る遊歩道のある滝です。名前は裏見ヶ滝(うらみがたき)と言います。

滝を裏側から見ることができる「裏見」です。決して「恨み」ではありません。落下する水のカーテンを通して景色を見ることができるし、滝の水に日が当たってキラキラ輝くのも他では見られない絶景です。

■詳細情報
・名称:裏見ヶ滝
・住所:東京都八丈町中之郷
・アクセス:八丈島までは、ANAの定期便が1日3往復、所要時間は片道約55分。/東海汽船の定期便が1日1往復、所要時間は片道約10時間。
裏見ヶ滝へは、町営バス:バス停「中田商店前」下車徒歩約10分/バス停「ザ・ブーン前」下車徒歩約5分
・電話番号:04996-2-1377(八丈島観光協会)
・公式サイトURL:http://www.town.hachijo.tokyo.jp/kankou_spot/nakanogo.html#16

三原山・伊豆大島

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Photo by Pixta

伊豆大島は三原山の島です。三原山は高さ758mの活火山でおよそ35年に1回はかなり大きな噴火を繰り返しながら山の形を少しずつ変えています。最近では1986年に溶岩流が流れ出し外輪山にも11個の火口ができる割れ目噴火を起こしたため約1か月の全島避難がありました。

現在は静まっているので火口周辺まで立ち入ることができ、1998年からは三原山噴火口を一周する「おはち巡りコース」が開通しています。また、「裏砂漠」と呼ばれる火山噴出物のスコリアで覆われた黒い大地はここでしか見られないものです。

■詳細情報
・名称:伊豆大島
・住所:東京都大島町
・アクセス:東海汽船、竹芝桟橋~大島/横浜桟橋~大島/熱海港~大島/久里浜~大島 。
ANA、羽田~大島 。新中央航空、調布~大島
大島元町港からバス(三原山ライン・登山バス・三原山山頂口行き)36分、バス停「三原山山頂口」下車
・電話番号:04992-2-2177(大島観光協会)
・所要時間:噴火口巡りは約2時間
・公式サイトURL:http://www.izu-oshima.or.jp/

等々力渓谷

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Photo by Pixta

等々力渓谷(とどろきけいこく)は東京23区内にあるただ一つの渓谷です。谷沢川沿いに続く1kmほどの遊歩道の両側は10mほどの急峻な崖になっていて、そこここから湧水が流れ落ちています。

湧水が作った不動の滝では修行者が滝に打たれる姿も時折見られ、また横穴式古墳などもあり都内とは信じられないような景色が広がっています。

■詳細情報
・名称:等々力渓谷
・住所:東京都世田谷区等々力1-22、2-37~38
・アクセス:東急大井町線「等々力」駅より徒歩約5分
・電話番号:03-3704-4972(玉川公園管理事務所)
・料金:無料
・オススメの時期:春(桜)、初夏(新緑)、秋(紅葉)
・公式サイトURL:https://www.gotokyo.org/jp/kanko/setagaya/spot/s_871.html

百尋ノ滝

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Photo by Pixta

川乗橋でバスを降りて約2時間山を登ると百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)があります。百尋は約180mほどですが、いくらなんでもそんなに落差はありません、40mくらいです。

川苔山への登山の途中に寄るのも良いですし、滝を見に往復するだけなら5時間くらいです。途中の小さな滝を見ながら登っていくと名瀑に出会えます。新緑や紅葉の隠れスポットとして知る人ぞ知るという場所です。

■詳細情報
・名称:百尋ノ滝
・住所:東京都西多摩郡奥多摩町氷川
・アクセス:JR青梅線奥多摩駅よりバス、バス停「川乗橋」下車
・電話番号:0428-86-2731(奥多摩町役場多摩水と緑のふれあい館)
・所要時間:往復約5時間
・公式サイトURL:https://www.gotokyo.org/jp/kanko/okutama/spot/10292.html

奥多摩湖麦山浮橋

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Photo by Pixta

奥多摩湖は正式には小河内貯水池(おごうちちょすいち)といい、多摩川を小河内ダムでせき止めた人造湖です。水道局が管理し、都民の水の2割を供給し、また水力発電も行っています。

小河内神社でバスを降り湖面へ下っていくと、ドラム缶橋と通称される麦山浮橋(むぎやまうきはし)がかかっています。ドラム缶橋は、できた当初は浮体にドラム缶を使っていたので付けられたあだ名です。紅葉した山々に囲まれた浮橋を渡ると湖面を吹く風はもはや冬の寒さを感じさせます。

■詳細情報
・名称:奥多摩湖麦山浮橋
・住所:東京都西多摩郡奥多摩町原
・アクセス:JR青梅線奥多摩駅より西東京バス、バス停「小河内神社」下車
・電話番号:0428-83-2295(奥多摩町観光産業課)
・オススメの時期:春(桜)、秋(紅葉)
・公式サイトURL:http://www.town.okutama.tokyo.jp/sangyo/kanko/okutamako.html

御前山

御前山は奥多摩三山の一つで、カタクリの自生地としても有名!春には多くの登山客が訪れます。遠くから見た山の姿が非常に美しく、春だけではなく年中を通して自然がきれいなのでおすすめのスポットです。

■詳細情報
・名称 :御前山
・住所:東京都西多摩郡奥多摩町境
・アクセス:武蔵五日市駅からバスで30分
・公式サイトURL:http://www.city.hitachiomiya.ibaraki.jp/
~kankokyokai/spot_guide/04asobu/spot/spot23/

御岳渓谷

気軽に紅葉を見に行きたい!でもあまり遠くには行きたくない!そんなあなたにぴったりの紅葉スポットといえば、東京にある御岳渓谷。ここは日本の名水100選にも選ばれている紅葉スポットで、日帰りで観光を楽しむことができます。

■詳細情報
・名称 :御岳渓谷
・住所:東京都青梅市御岳1
・アクセス:御嶽駅から徒歩で3分
・公式サイトURL:http://coco.mitake.in/mitake/mitake-sanpo/

鳩ノ巣渓谷

東京都奥多摩町の多摩川上流にある鳩ノ巣渓谷は、緑と清流が美しい「多摩川30景」の一つとして知られています。美しい絶景の広がるこの渓谷周辺には、「大多摩ウォーキング・トレイル」というハイキングコースが整備されています。

■詳細情報
・名称 :鳩ノ巣渓谷
・住所:東京都西多摩郡奥多摩町棚澤
・アクセス:鳩ノ巣駅から徒歩で5分
・公式サイトURL:http://www.okutama.gr.jp/spot.php?catid=18&blogid=2

まとめ

ビルの立ち並ぶイメージのある東京にも大自然のプレゼントの絶景がまだまだありますね。

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