上野のお土産は「上野風月堂」の洋菓子を!270年の歴史を持つ挑戦し続ける老舗
東京・上野にはたくさんの老舗が集まるエリアですが、その中でも上野土産と言ったら、ゴーフルや東京カステラでおなじみの「上野風月堂」が有名です。
そこで今回は、上野駅から徒歩約5分のところにある「上野風月堂 本店」で、ここでしか食べられないイートイン限定スイーツと、そのまま買って帰りたいお土産をご紹介します。
上野土産にぴったりな老舗「上野風月堂」


上野風月堂は、1747年に江戸で生まれた老舗洋菓子店。薄いおせんべいにクリームを挟んだゴーフルをはじめ、マロングラッセなどの洋菓子が、全国の取扱店で売られています。
そんな上野風月堂があるのは、上野駅から一駅先にあるJR御徒町駅の目の前。上野駅からは、徒歩5分程度でアクセスできます。
上野風月堂の本店は、創業270周年を記念して2017年にリニューアルされ、広々としたおしゃれでスタイリッシュな空間に生まれ変わりました。


リニューアル後はお土産を買いに来るお客さんはもちろん、19時半まで営業しているため、午後のデザートをお友達と楽しみに来る方や、一人でふらっと静かな時間を過ごすお客さんが増えたそう。


「お客様に季節を感じて欲しい」と飾られた、四季折々のおしゃれな生花も、お店を華やかに見せてくれてます。
上野風月堂は江戸から続く老舗


上野風月堂は、1747年の江戸で誕生しました。「風月堂」の名付け親はなんと、「寛政の改革」を行った江戸時代中期の大名・松平定信。
創業から定信に屋号を賜るまでは「大坂屋」という名前で商いし、薩摩藩島津家や土佐藩山内家などといった諸大名らに好まれました。特に、松平定信が大阪屋の菓子を好み、御定用・御菓子調達を命ぜられたそう。
今でも、上野風月堂では恩人・松平定信の命日にかぼちゃ菊を墓前にお供えしているそうです。


それから約270年以上経った今でも上野風月堂は、明治からの歴史ある「はさみ焼き」という技術を使ったゴーフルや、6面焼きという伝統技術を使って作ったカステラなど、たくさんの人に親しまれています。


上野風月堂 本店の左奥には、これまでの歴史が分かる展示物が置かれているので、本店に行ったらぜひご覧ください。
代表的なお土産は「東京カステラ」


上野風月堂の代表的なお土産は、6面焼きという焼き方で作られた「東京カステラ」です。


この6面焼きは古くから伝わる焼き方で、専用のカステラ型に材料を入れて6方面から焼いていきます。6方面から焼くと、すべてが均一に焼けていくため、きれいに美味しくしっかり焼けるんだとか。ふわっふわのカステラを作るために、職人さんが毎日丁寧に作り上げています。
一番人気は、この缶に入った大きな東京カステラは税込3,024円(小さいサイズは税込1,944円)。
2019年から誕生した「東京カステラ キューブ」が可愛くてプレゼントしたい


大きな缶のカステラが好評なのですが、実は、2019年からキューブ型の東京カステラも新作としてデビューしました。


「東京カステラ キューブ」は、通常の東京カステラと6面焼きの製法は変わりません。キューブ型のカステラ型を開発し、一つひとつ小さな形で焼き上げていきます。これまで、上野風月堂 本店のイートイン限定「焼きたて東京カステラ」として提供されていましたが、2019年から個包装され、日持ちのする「東京カステラキューブ」も売り出したそう。


食べたものと同じものがお家で食べられること、そして、東京カステラを切り分けずにそのまま渡せるとして、人気商品の一つ。


東京カステラ キューブは、3つ入り(税込1,080円)、6つ入り(税込2,160円)、9つ入り(税込3,240円)の3タイプ。手乗りサイズなので、午後のおやつにぴったりです。
上野風月堂の東京名物ブランド「東京カラメリゼ」


上野風月堂は東京カステラだけでなく、カラメリゼ(焦がし砂糖)を使ったブランド「東京カラメリゼ」が手土産に人気。駅などで見かけたことがある人もいるかもしれません。もちろん、本店でも購入可能な「東京カラメリゼ」ブランドから、今回は3つご紹介します。
東京カラメリゼ


上野風月堂の伝統菓子のひとつ、ゴーフルと同じ「はさみ焼き」という製法で作った、ウエハースに焦がし砂糖をかけた「東京カラメリゼ」。
サックサクのウエハースに相性の良いカラメルが掛かっています。一枚だけでなく、二枚、三枚と手を出したくなるほどの美味しさです。
東京カラメリゼ シューケット


シューケットは、フランス・パリのお菓子からヒントを得たお菓子です。上野風月堂の社員が視察に行った際にシューケットと出会い、どうにかカラメリゼの商品として出せないかと研究を重ねたそう。
繊細なプチシューに砂糖をかけてカラメリゼを作るのには時間がかかったそうですが、なんとか試行錯誤し、無事完成しました。
周りのカラメルはそこそこ固めですが、中のシューはサクサクなのが特徴です。
東京カラメリゼ ゴーフランタン


フランスの菓子「フロランタン」を東京カラメリゼ風にアレンジして作り上げたのが「東京カラメリゼ ゴーフランタン」。ゴーフルのウエハースからヒントを得て、ウエハース生地とバター・アーモンドを、絶妙なバランスで焼き上げた一品が完成しました。
一口サイズなのに、しっかりアーモンドとカラメルの旨味が詰まっています。
上野風月堂の本店でしか食べられない出来立てスイーツも


上野風月堂の本店には、今紹介したお土産がすべて購入できますが、ここだけしか食べられない出来立てスイーツも提供しています。
焼きたて東京カステラ(プレーン・カラメリゼ)


上野風月堂では、本店のオーブンキッチンで焼いた、焼きたて東京カステラをその場で食べられます。特に、焼きたて東京カステラ カラメリゼは、目の前で砂糖を焦がしてくれるところが見られるので、動画または写真必須です。




このカラメルは注文を受けてから作るため、東京カステラ カラメリゼはお持ち帰り不可で、イートイン限定となっています。


東京カステラにはトッピング(80円〜)が添えることができ、一番人気はこちらのホイップバター。無くても美味しさはじゅうぶん堪能できますが、ホイップバターを付けて食べると、さらに濃厚さが増します。




甘い東京カステラ カラメリゼと一緒にいただきたいのは、注文が入ったら丁寧に一杯ずつ淹れてくれる、ハンドドリップコーヒー。完璧な午後のデザートタイムのできあがりです。
消費期限は翌日まで!ゴーフレーシュ


こちらもほぼイートイン限定と言っても過言ではない、ゴーフレーシュ。伝統の「はさみ焼き」という製法を使って焼いたモチモチの生地に、クリームを挟んでいます。
一番人気のシュガーバターは、ベルギー産の赤砂糖と北海道産のバターを使っており、モッチモチの生地を口に含むと、シャリシャリと砂糖の食感が残る濃厚な味わいが、口に広がります。


ゴーフレーシュは定番のシュガーバターとキャラメル、さらに、季節の味として訪れたときはチョコレートがラインアップにありました。
お持ち帰りも可能ですが淹れたてのコーヒーと共にぜひ、イートインで楽しんでください。私が店内に入ったとき、先にいたおばさんたちが「これを食べにきたのよ!」とワクワクしながら話していましたが、一口食べたら興奮する気持ちがわかります。
季節の味が楽しめる東京カステラ ケーキ


東京カステラ ケーキは、東京カステラの生地を使って作られた、東京カステラの美味しさをまた違った角度で楽しめるケーキです。種類は季節によって変わります。私が訪れたときはチョコレートの味でした。


カステラの生地がフワフワですが、周りを囲むチョコレートが濃厚。しかし、チョコレートがまったくしつこくないので、ぺろっと食べられる味となっています。チョコレート好きにはたまらない一品。
毎シーズン、商品開発部の方とパティシエさんが、アイディアを出し合ってすてきなケーキが出来上がるそうで、定期的に通いたくなりました。
上野土産は上野風月堂の美味しいスイーツで
上野風月堂の経営理念は「変化を愉しみ、文化を創る」。上野風月堂の社長は「老舗だからこそ挑戦していきたい」という気持ちで、商品開発にも参加するそうです。
老舗の技術をアレンジしつつ、現代で愛されるスイーツを作り続ける上野風月堂。自分用に買って帰るのはもちろん、この美味しさを周りの人とシェアしてみてはいかがでしょうか。
・名称:上野風月堂 本店
・住所:東京都台東区上野1-20-10
・地図: ・アクセス:JR御徒町駅から徒歩3分、東京メトロ上野広小路駅・都営地下鉄上野御徒町駅・東京メトロ仲御徒町駅から徒歩すぐ、東京メトロ湯島駅から徒歩3分
・営業時間:10:30〜19:30
・電話番号:03-3831-3106
・公式サイトURL:https://www.fugetsudo-ueno.co.jp/
All photos by 桃