東京・上野には、たくさんの博物館や美術館がひしめき合っており、学生の頃校外学習で訪れたことがある人も多いのではないでしょうか。

大人になった今だからこそしっかり理解できて楽しめるのも、博物館の魅力の一つ。そんな東京・上野にある「国立科学博物館」「東京国立博物館」「下町風俗資料館」の3つの博物館をご紹介します。

国立科学博物館



上野恩賜公園内、国立西洋美術館の並びにある国立科学博物館は、1877年に創立した歴史ある博物館です。館内は日本館(地下1階〜3階)と地球館(地下3階〜2階)に分かれており、ぐるっと回っても2時間はかかりそう。入り口は日本館の地下1階にあります。

日本館(地下1階〜3階)

日本館は「日本列島の自然と私たち」というテーマで展開されています。


日本館B1階から入場し、一番最初に目に付くのが360度の球体シアターで行われる「シアター360」。まるでタイムトリップしたように日本の歴史や世界の歴史を学べる映像は、大人でも興奮してしまいます。映像が丸ごと動いて見えるので、ちょっと酔いやすい人は気をつけてくださいね。



一つ上の階には中央ホールがあり、上を見上げると思わず「おぉ」と声を出してしまいそうなほどすてきなデザインが。出来上がったのは1931年で、国指定重要文化財に指定されています。



中央ホールのすぐ隣にある「自然をみる技」には、大きな望遠鏡や地球儀などが置かれており、観測の歴史を学べます。



2F、3Fは、これまでに日本に生息されていたであろう生き物を学べるエリア。大きな恐竜や自然との関わりを知るための、大きな模型や剥製などが飾られています。

地球館(地下3階〜2階)


地球館は先ほどの日本館とは異なり、世界中の生物や地球のことを学べるのが地球館。

2Fには生き物や生物たちの模型などがずらりと並んでいます。これまでどんな生き物が日本列島にいて、どのような餌を食べて生きてきたか、どんな生活をしていたかを垣間見ることができるエリアです。


3Fの「大地を駆ける生命」の哺乳類・鳥類の剥製の展示は圧巻。思わず見入ってしまいます。


ちいさな子供たちが楽しめるキッズエリアにも、動物たちの剥製が顔を出していて、より近くに生き物を感じられます。

その他の施設


地球館の屋上には、スカイデッキとハーブガーデンがあります。スカイデッキは日差しを浴びながらゆったり休憩ができるように、ハーブガーデンは薬用や食用などの数種類のハーブが眺められます。


日本館B1階にあるミュージアムショップでは、国立科学博物館オリジナルグッズも販売されています。



こちらは、チケットホルダー。国立科学博物館で学んだ食物連鎖の動物バージョンと海の生き物バージョンがあるので、友達やカップルとお揃いにぴったりです。

■詳細情報
・名称:国立科学博物館
・住所:〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20
・地図: ・アクセス:JR上野駅公園口から徒歩5分
・営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)、金曜日・土曜日は9:00〜20:00(入館は19:30まで)
・休館日:毎週月曜日、年末年始、くん蒸期間(6月下旬頃)
・電話番号:03-5777-8600
・料金:630円(小・中・高校生は無料)
・公式サイトURL:https://www.kahaku.go.jp/

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東京国立博物館


東京国立博物館は、上野恩賜公園を抜けた先にある、大きな博物館です。昔はここ一体が寛永寺の境内で、本館東側の築山と池などの一部分がまだ当時の面影を残しているそう。春には桜が、秋には紅葉が見られる場所としても有名です。



東京国立博物館には、本館、平成館、東洋館、表慶館、法隆寺宝物館、黒田記念館、資料館、TNM TOPPAN ミュージアムシアターの施設があり、それぞれ違った展示が行われています。常設展示はあるものの、多くは期間限定の展示です。


入り口で訪れた時にどこでどんな展示が行われているか、案内をまとめた雑誌のような小冊子をもらって確認しましょう。かなり大きな施設なので、すべてを回るには、2〜3時間かかりそう。マップを見て今どこにいるのか確認しながら動くのがおすすめです。

本館



二階建ての本館は、日本美術が主に飾られています。私が訪れたときは、平安〜室町時代の仏教の美術、武士の鎧、災害などに見舞われ修復された仏像を集めた特別展示などが期間限定で行われていました。

平成館


平成館では日本の考古の展示と特別展が行われています。


訪れたときは、縄文・弥生・古墳時代に使われていた暮らしや祈りの道具、埴輪などが展示されていました。そして、2019年は天皇が御譲位、御即位し、新しい時代となったため「天皇と宮中儀礼」に関わる珍しい屏風は美しかったです。

東洋館


東洋館ではアジアギャラリーと称し、日本だけではなくアジアのさまざまな国の美術品が展示されています。


訪れたときは特別展「人、神、自然」という、きれいな状態で発掘されたミイラや王女の人物像、英雄神ヘラクレスとキューピッドたちが描かれている瓶などが展示されていました。

表慶館


表慶館は1909年に開館した日本ではじめての本格的な美術館。訪れたときは閉まっていたので中は見られませんでしたが、期間限定の特別展を行なっており、2020年3月10日〜はユネスコ無形文化遺産に指定された「体感! 日本の伝統芸能―歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界―」が始まります。

法隆寺宝物館


法隆寺宝物館はその名の通り、奈良・法隆寺が皇室に献納し、のちに国有に写った300件ほどの宝物を収蔵・展示しています。楽器や金銅仏、絵画・書跡・染織などを間近で眺められます。

黒田記念館


黒田記念館は、洋画家・美術教育者、美術行政家の黒田清輝の油彩画(約130点)やデッサン(約170点)を展示しています。実際に黒田氏が使っていたデッサン用の机などが見られるのはとても貴重。

TNM TOPPAN ミュージアムシアター


TNM TOPPAN ミュージアムシアターでは、VR(バーチャルリアリティ)を使用して、文化財の新しい鑑賞体験ができます。超高精細4K映像とナビゲーターがライブで説明により、文化財の世界観にどっぷり浸かる体験ができるはず。

東京国立博物館の詳細

■詳細情報
・名称:東京国立博物館
・住所:〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
・地図: ・アクセス:JR上野駅から徒歩10分
・営業時間:9:30~17:00(入館は16:30まで、毎週金曜日・土曜日は21:00まで)、黒田記念館は通年9:30~17:00(入館は16:30まで)、資料館は9:30〜17:00(月曜日〜金曜日)
・休館日:毎週月曜日(祝日・休日の場合は翌平日が休館日)、年末年始
・電話番号:03-5777-8600
・料金:一般620円、大学生410円(特別展は別料金、黒田記念館・資料館は無料)
・公式サイトURL:https://www.tnm.jp/

下町風俗資料館


下町風俗資料館は、昔の江戸の街並みを細かく再現しています。



1階は商家と駄菓子屋・銅壺屋、井戸など今ではなかなか見られないお家が並んでいます。


商家は「出桁造り」という昔の典型的な建物。「駄菓子屋」と「銅壺屋」は薄壁一枚の隣同士で、井戸は共有で使われていたので一つだけしかありません。家具や食器などは実際に使われていたものを、そのまま展示しています。


2階には下町らしい区内の銭湯の番台があります。こちらも実際に使われていたものを展示しており、実際に登って番台を体感することが可能に。

一歩足を踏み入れると、まるでタイムトリップしたような体験ができる不思議な資料館です。

■詳細情報
・名称:下町風俗資料館
・住所:東京都台東区上野公園2-1
・地図: ・アクセス:JR上野駅しのばず口から徒歩5分
・営業時間:9:30〜16:30(入館は16時まで)
・休館日:毎週月曜日(祝休日の場合、翌平日が休館日)、年末年始、展示替期間
・電話番号:03-3823-7451
・料金:300円(小・中・高校生は100円)
・公式サイトURL:http://www.taitocity.net/zaidan/shitamachi/

上野の博物館で日本を体感しよう

歴史や美術の教科書で見た土器や巻物を実際に自分の目で見ることで、これまで知っているようで知らなかった日本の歴史や世界の発展を実感できるかもしれません。

大人になった今だからこそ、休みの日に静かな博物館で、もっと日本のことをゆっくり知る機会を作ってみませんか。

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