都心から2時間ほどの場所にある埼玉県の人気観光地、秩父。吉高由里子さんや土屋太鳳さんがCMをしたことでも話題になり、今では女子旅の定番スポットになりました。

今回はそんな秩父市のおすすめ観光スポットを朝、昼、午後、夕方、夜の5つの時間帯に分けてご紹介します!おしゃれなカフェや神社など魅力溢れる秩父市へ、ぜひ足を運んでみてくださいね!

 

Morning(6:00-10:00)の秩父観光

関東で唯一雲海が見られるスポットとしても有名な秩父。始発の電車か車で秩父まで向かい、早朝の町を包み込む雲海を見てみませんか?
 

ナチュラルファームシティ農園ホテルで絶好の雲海を

遠方からの早朝移動が厳しい!という方におすすめなのが、西武秩父駅から車で10分ほどの小高い丘にある「ナチュラルファームシティ農園ホテル」での宿泊です。

こちらはエントランスや客室、大浴場から雲海が見れることで有名なホテルで、天候の条件によっては早朝と夜景のどちらも網羅することができます。

ちなみに筆者は朝食付きの素泊まりプラン(別館/7000円〜)で予約しましたが、空室があったそうでリノベーションしたばかりのベッドが3つもある客室をご用意して頂きました。

広いバルコニーからは夜景と早朝の雲海を見ることができ、一石二鳥でした。ちなみに朝食のレストランもガラス張りなので雲海を見ながらご飯を食べることができます。
 

ちちぶ銘仙館で秩父の織物文化を知る

ちちぶ銘仙館(大人210円)は秩父織物や銘仙などの民俗学上において貴重な資料が保管・展示されている施設です。藍染体験なども行っており、伝統的技術を後世にわたって継承することを目的としています。

平成13年の10月に国の登録有形文化財に登録され、建物内は昭和初期のレトロな面影が漂っています。建物内を歩いているだけでタイムスリップしたかのような気分を味わえますよ。

建物内には繭から糸を取る機械が展示された糸操室や、織り機がある織場、ほかにも織物に使用されるさまざまな機械が展示されています。

また、人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」や「心が叫びたがってるんだ」の聖地として有名な秩父というだけあって、こちらには等身大のキャラクターパネルが。ファンには嬉しいスポットです。
 

武甲山資料館で秩父の自然について学ぶ

武甲山資料館(大人210円)は、秩父の武甲山の地質や自然、動植物などの生態や歴史を学ぶことができる博物館です。動物の剥製(はくせい)や石灰石についての資料はとても興味深く、秩父の自然の成り立ちについて知識を深めることができます。
 

やまとーあーとみゅーじあむで楝方志功の作品を鑑賞する

やまとーあーとみゅーじあむ(一般700円)は、開館してから25年が経つ歴史ある美術館です。秩父の風土にマッチした日本の版画家である棟方志功(むなかたしこう)や、関連する芸術家の作品を数多く展示しています。

版画や陶芸など、芸術品が好きな方は、羊山公園と合わせて訪れてみてはいかがでしょうか?
 

羊山公園で紅葉を見る

春の芝桜で有名な羊山公園。ちちぶ銘仙館から歩いて10分ほどのところにあり、西武秩父駅からもアクセスしやすいです。秩父市街地を一望できることから雲海スポットとしても人気があります。

春に咲く芝桜の植栽面積は約17,600m2、9種類、40万株以上です。芝桜の開花時期は4月中旬から5月上旬で、秋頃は写真の通り紅葉が見頃です。

 

秩父駅のおすすめスポット

・駅前温泉「祭の湯」でリラックス
そば膳で秩父名物の秩父丼を食べる
・西武秩父仲見世通りでお土産を選ぶ
秩父まつり会館で祭り文化を学ぶ

 

秩父で行きたい神社

・標高1100mの三峯神社で雲海を写真撮影
秩父神社で仕事運アップの祈願
宝登山神社の美しい彫刻を見る
 

Noon(11:00-13:00)の秩父観光

秩父には美味しい名物グルメがたくさん!豚みそ丼にわらじかつ丼、くるみそばとどれにしようか迷っちゃいますよね。お腹と相談して、秩父グルメを堪能しましょう!
 

ランチは「野さか」で秩父名物の豚みそ丼を

西武秩父駅から徒歩5分のところにある「野さか」では、秩父名物の豚みそ丼(1000円)を食べることができます。自家製の味噌ダレに漬けた豚肉を炭火で焼き、ホカホカの白米の上に乗せたシンプルかつ贅沢な一品です。

これが驚くほどお肉が柔らかく、かつてこんなに美味しい豚肉があっただろうかと筆者は感動してしまいました!豚みそ丼発祥のお店ということもあって人気のため、ランチ時は早めに向かうことをおすすめします。
 

「ラパン ノワール くろうさぎ」で小休憩

野さかを出て左手に進むと、パン屋さん「ラパン ノワール くろうさぎ」が見えてきます。こちらのパンはすべて国産小麦の小麦粉を使用しており、酵母は自家培養の天然酵母を使っています。

パンだけでなく焼き菓子やケーキも種類が豊富なので、食後のデザートにもぴったり。店内にイートインスペースもあるので、少しひと休みしていきましょう。
 

秩父で食べたい名物グルメ

・大ボリューム!安田屋のわらじかつ丼
・CMの舞台にもなった高砂ホルモンのホルモン焼き
わへいそばのくるみそば
丹一の鮎めし
天然氷蔵元 阿左美冷蔵のかき氷
 

秩父で歴史を学ぶ

秩父市歴史文化伝承館にあるジオパーク秩父の展示コーナーを鑑賞
浦山民俗資料館で浦山地域の歴史を学ぶ

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Afternoon(14:00-17:00)の秩父観光

お腹が満たされたら、運動もかねて少し歩きませんか?西武秩父駅から少し歩いたところにも、観光スポットはたくさんあるんです。
 

秩父今宮神社で龍神様のパワーを授かる

秩父今宮神社は、西武秩父駅から徒歩10分、秩父鉄道の御花畑駅から徒歩5分ほどのところにある秩父霊場発祥の地です。「伊邪那岐・伊邪那美」(イザナギ・イザナミ)の二神と龍神様が祀られていることから、縁結びや開運などのご利益があります。樹齢1000年の龍神木も圧巻です。

武甲山からの伏流水が流れる清龍の滝で、水占いや銭洗いをしてパワーを授かってみては?
 

御花畑駅に寄り道してみそポテトを食べる

秩父名物の「みそポテト」(400円)ですが、今宮神社から西武秩父駅へ戻る途中の御花畑駅の売店で購入することができます。ホクホクのポテトと甘めの味噌ダレの相性が抜群で、びっくりするくらい美味しいです!ぜひ、食べてみてくださいね。
 

秩父錦酒づくりの森で日本酒の飲み比べ

秩父ミューズパークから15分ほど歩いたところにあるのが、秩父の地酒「秩父錦」(ちちぶにしき)の醸造工場に酒蔵資料館、物産館を併設した「秩父錦酒づくりの森」です。

酒造資料館では実際に製造途中で保管されている秩父錦の貯蔵庫を見学できたり、酒造りについて学ぶことができます。

また、併設されている物産館では秩父錦の飲み比べもできます。濁りが強いものは甘い代わりにアルコールが強かったり、極辛は名前の通りピリッとした辛さですぐに体が温まるようでした。

館内では雲海をイメージした日本酒や、秩父のB級グルメであるみそポテトチップスなどのお土産も販売されています。日本酒が好きな方はぜひ行ってみてください。
 

カップルにおすすめ!秩父のスポット

・荒川で長瀞ライン下り
宝登山で登山デート
橋立鍾乳洞で冒険気分を味わう
不動滝でマイナスイオンに癒される
 

その他、秩父市内のおすすめ観光スポット

彩の国ふれあい牧場で動物たちと触れ合う
鈴加園でジビエ料理に挑戦!
 

Night(18:00-21:00)の秩父観光

半日観光してもまだまだ足りないのが秩父のすごいところ。おしゃれなカフェや個性的な夜ご飯、夜景スポットなどご紹介します!
 

秩父ミューズパークをのんびりお散歩

秩父ミューズパークは、秩父市と小鹿野町にまたがる長尾根丘陵にある大型の公園です。敷地内には四季折々の自然や、音楽堂、野外ステージ、大庭園などさまざまな施設があります。

秋にはイチョウ並木が満開になり、辺り一面が黄色で染まって美しいです。アクセスは西武秩父駅から秩父ミューズパーク行きのバスで約20分ほど。
 

MAPLE BASE(メープルベース)で絶品パンケーキを

秩父ミューズパーク内にあるカフェ「MAPLE BASE(メープルベース)」は、2016年にオープンした秩父メープルをメインに取り扱うお店です。店内にある機械を使って、カエデの木から採取した樹液でメープルシロップを作っているのだとか。

季節のパンケーキなど種類も豊富で、筆者が頂いたのはジェラートナッツパンケーキ(1枚900円)です。キャラメリゼしたくるみやアーモンドもアクセントで美味しかったです。
 

パリー食堂でフルーツたくさんのオムライスをペロリ

西武秩父駅から御花畑駅方面に向かって歩いて10分ほどのところに、パリー食堂というレトロな洋食店があります。有形文化財に登録されている建物を使用しており、ここだけタイムスリップしたかのような異国情緒感を味わえます。

お店はご夫婦で切り盛りされていて、料理上手なご主人がオムライス(700円)を作ってくださいました。サラダの上にたくさんのフルーツが盛られたオムライスは、パリー食堂の人気メニューです。

オムライスは薄めのオムレツ部分にぎっしりとチキンライスが入っており、具材が大きめにカットされているので食べ応えがあります。味は濃すぎず薄すぎず、食べやすい優しい味です。

パリー食堂の看板猫のパリーちゃんも大人しく、椅子の上で丸まっているのが可愛らしいです。
 

その他、秩父エリアの楽しみ方

秩父バーベキューセンターでバーベキューを楽しむ
秩父フルーツファームで果物狩り
道の駅ちちぶでお土産探し
秩父夜祭に参加する
 

Midnight(22:00-)の秩父観光

秩父は夜になっても楽しめます。天候条件が揃えば夜の雲海はもちろん、夜景も美しいです。車を走らせて、三峯神社や秩父ミューズパークの展望台から夜景を見てみましょう!
 

祭の湯で一日の疲れを癒す

All photo by kitatomomi

夜景のほかにも、夜に行ける観光スポットがあります。それは「西武秩父駅前温泉 祭の湯」です。温泉エリアやフードコート、物販エリアが隣接している西武秩父駅からすぐアクセスできるため、ついつい引き寄せられるように入ってしまいます。

温泉エリアは露天風呂や内湯、岩盤浴のほかに休憩スペースや個室型のプレミアムラウンジ(有料)もあるので、しっかりその日の疲れをリフレッシュできますよ。

入館・入浴は22:30〜23:30まで!曜日によって変わるので公式サイトを要チェックです。宿泊もできます。入館料は平日990円、土日祝は1100円となります。
 

秩父の夜を満喫する方法

美の山公園で夜景100選に認定された絶景を見る
・秩父ミューズパークの展望台から秩父市街地の夜景を見る
 

魅力溢れる秩父へ遊びに行こう!

いかがでしたか?正直なところ、秩父は今回ご紹介した場所だけでは足りないほど魅力的な観光スポット、美味しいグルメがたくさんある観光地です。

ぜひ、実際に訪れてご自身の五感で秩父の良さを味わってみてくださいね!

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