秩父神社のご利益やアクセスは?左甚五郎の彫刻や秩父夜祭など見所たくさん
関東屈指のパワースポットと言われる神社が多い秩父ですが、その中でも最も古く鎮座している秩父三社という三つの神社があるのをご存知でしょうか?
今回はそのうちの一社である秩父神社について、アクセスやご利益などをご紹介します。
秩父神社へのアクセス
秩父神社へは、秩父鉄道秩父駅から徒歩3分ほどで到着できます。または西武秩父駅から徒歩15分ほど。
秩父鉄道の御花畑駅から1駅の秩父駅まで電車で移動することも可能ですが、秩父鉄道は本数が少なく、電車が来るのが30分に1本のペースなので歩くことをおすすめします。
車の場合は秩父市内に入り、国道299号線と交差する上野町交差点を右折したところに入り口の鳥居が見えてきます。都心から来る方は関越自動車道 花園I.C.より約30kmです。
・名称:秩父神社
・住所:〒368-0041 埼玉県秩父市番場町1-3
・地図:
・アクセス:秩父駅から徒歩3分、または西武秩父駅から徒歩15分
・電話番号:0494-22-0262
・公式サイトURL:http://www.chichibu-jinja.or.jp/
秩父神社の歴史
秩父神社の起源は、知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)が神として祀る祖先の八意志兼命(やごころおもいかねのみこと)を祀ったことから始まったと言われています。2014年には鎮座2100年を迎え、秩父地方でもとくに歴史のある総鎮守です。
荒川の源流にある秩父地方は江戸時代に重要な水源の地とされており、1592年に徳川家康が水源地を守る目的で、社殿の建立を命じたそうです。
そんな社殿ですが、1966年に台風の影響で損傷した際に4年かけて復元を行ったそう。現在の社殿が修復された後の姿になります。
本殿は鮮やかな色の彫刻が美しい権現造(ごんげんづくり)と言われる建築様式で、埼玉県の重要文化財にも指定されています。豪華な作りは思わず息を飲んで見惚れてしまうほど。
また、日光東照宮や出雲大社などを手がけ、江戸時代初期に活躍したとされる左甚五郎(ひだりじんごろう)の作品が多くあり、見所満載です。
秩父神社のご利益は?
秩父神社のご祭神は、八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)、知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、秩父宮雍仁親王(ちちぶのみややすひとしんのう)です。
学問や開運の神である八意思兼命や秩父開拓の祖神が祀られていることから、学業成就、合格祈願、開運、家内安全、子孫繁栄などのご利益が期待できます。
左甚五郎の彫刻作品が素晴らしい
日光東照宮の「見ざる聞かざる言わざる」でも有名な左甚五郎の作品が、秩父神社でも残っています。こちらは社殿右奥にある「つなぎの龍」で、鬼門である東北を守護するために作られたそう。
秩父神社の近くにある天ヶ池に棲みついた龍が暴れるたびに、この彫刻の下に水たまりが溜まってしまったそうで、龍の彫刻を鎖で繋いだら龍が現れなくなったという伝説があるのだとか。
ほかにも社殿の北側にはふくろう、社殿の左奥側には「よく見て・よく聞いて・よく話す」のお元気三猿、社殿正面の左側には「子宝・子育ての虎」の彫刻を見ることができます。
御朱印やお守り
秩父神社は学業成就や合格祈願のご利益が期待できることから、北辰の梟(ほくしんのふくろう)が描かれたお守りや絵馬があります。
人気アニメ「あの花」こと、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の聖地でも有名になった秩父ですが、こちらには同スタッフが制作したアニメ「心が叫びたがっているんだ。」の絵馬(1000円)なども販売されています。
また、御朱印は和紙のような材質で、全体のデザインもシンプルです。
例大祭!12月の秩父夜祭は見応え抜群
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ユネスコ無形文化遺産に認定されており、日本三大曳山祭りの一つでもある秩父夜祭。約350年間続く秩父神社の例大祭です。
開催日の12/2〜12/3には、あらゆる地域から何十万人もの見物客が訪れます。2016年と2017年には約38万人もの見物客が訪れたそうです。
ほかにも7月には夏の例大祭として川瀬祭が開催されます。毎年7/19と7/20の2日間です。
秩父三社の一つ、秩父神社へ参拝しに行こう!
古くから秩父の地を見守ってきた秩父三社の一つ、秩父神社。秩父駅や西武秩父駅からも比較的アクセスがよく、ご利益も勝負事と開運など参拝しやすい神社になります。
ぜひ、秩父へ訪れた際には秩父神社への参拝も忘れずに!関東屈指の開運パワーで日頃の邪気を払ってしまいましょう。