また出合えるかもしれないけど、

二度と出合えないかもしれない。

 

旅先で、心が動く一品に出合った時、必ず考えることがこれです。で、結果的にばしばし買っちゃう。

旅の途中はあまりお土産選びに時間をかけてもいられないから、とりあえず「いい!」と思ったものをいろいろ買って、誰にあげるかはあとで考えます。厳選してもしなくても、喜ぶ人は喜ぶし、喜ばない人は喜ばないものですよね。ちょっとぐらい無駄遣いもよし。そのぶんは、またちょっと頑張って働けばいいだけです。

 

大分・日田温泉の旅から、私が持ち帰ったお土産をご紹介します。

1.秋田犬トートバッグ

ということでまずはこのトートバッグから。出合いは、日田の映画館・リベルテでした。犬だかわいいな、と思ってよく見たら、牧野伊三夫さんが描いた秋田犬。つぶらな瞳やでっかいマズルも味わい深く、ばーんと踏みしめた太い前脚も好みで、ぐっときます。

 

今回ゲットした日田温泉のお土産は、このバッグに詰めて持ち帰りましたよ。A4サイズもすっぽりの、かわいくて使えるトートです。

2.日田案内

で、同じくリベルテではこんなものもゲットしました。山や林業の現状を知り、日田で何かやろうという会である「ヤブクグリ」が発行している、日田の案内マップです。

 

「活動をする中で、日田の町に魅力的な場所を見つけて誰かに伝えたくなったので、ご案内することにいたしました」

 

そんなふうに書かれたこの案内マップには、お店や立ち寄りスポットだけではなく、木工所や丸太が買える場所の紹介などまで載っていて、ヤブクグリならではの面白さがあります。

読み込んでいると、この案内マップは日田が好きな人たちが作ったんだなあということが伝わってきます。ちなみに私は日田をひと通り回ったあとに見つけたので、お土産に持って帰って答え合わせのように読みました。それもまたよし。これから旅する人は、まずこれを手に入れると、心強いかもしれません。

3.モミジ

お次はこちら。過激なビジュアルで失礼します。

 

でもこれ、れっきとした日田の郷土料理。名前を「モミジ」といって、鶏の足を醤油や砂糖、生姜などで甘辛く似た食べ物です。なんでモミジかっていうと、見た目が紅葉の葉っぱに似てるから。お惣菜として、日田のお肉屋さんには結構普通に売られているようですが、持ち帰り用のチルドパックのものを、日田バスセンター内にあるお店、「元町拾八番地」で見つけました。

パッケージもなかなかのインパクト。

 

食感はプリプリ、コリコリ。指の第三関節あたりがわりとお肉が付いていて美味しいです。地元では、子どもはおやつとして、大人はおつまみなどとしてモミジを食べるとか。本当に美味しいんですよ! 見た目はすごい、アレなんですけど。

4.はらはら薬 翁丸

「“ハラハラ”と気を遣うストレスをサッと解消する上に、よく効いて副作用がないと、昔から定評を受け、300年間愛用され続けてきた」

 

そんな紹介文が添えられているこの「はらはら薬・翁丸」は、豆田町にある岩尾薬舗・日本丸館で見つけました。

 

健康の大もとは“おなか”にあり。

 

はらはら薬・翁丸は、上のはら(胃、胆のう、すい臓、ひ臓など)と下のはら(小腸、大腸)の両方の自律神経に作用して自己治癒力を高める生薬の中で、特に気剤(気を高める薬剤)を選りすぐって組み合わせた純漢方薬なのだそうです。

 

他にも効能として、下痢、腹痛、吐き気、二日酔い、胸の張り、食あたり、胃弱、消化不良、食欲不振などがあり、調子が悪い時はもちろん、調子がいい時でも、毎日飲み続けると未病の予防になるそうですよ。自律神経の乱れはストレスが原因とも言われますが、特に毎日ストレスに囲まれて暮らす現代人には、翁丸、いいかもです。パッケージの翁のイラストも、ご利益ありそうな感じ。

5.レトロパッケージのお薬

飾りじゃないのよお薬は。

ということで、同じく岩尾薬舗・日本丸館で見つけた、飾りたくなるお薬が5つ目のお土産。こちら、効能云々というよりは、完全にデザインで選びました。パケ買いです。かわいいでしょ。この「セキトマル」とか。

ゲホーー。きゃーー。

 

他にも素敵なデザインのパッケージがいろいろとあったんですが、それに比べて今のお薬のパッケージは、ずいぶん味気ないんだなあ……と思ったりも。

左の二つは風邪薬、右の二つは解熱鎮痛剤です。一つ300円ちょっとでしたので、ばらまき用のお土産にいいかもしれません。年配の方が懐かしんで買って行くのかと思いきや、若い人が珍しがって買って行くことの方が多いんだそうですよ。

6.きこりめしTシャツ

日田駅前にある大衆食堂、寳屋でゲットしたこの深緑色のTシャツ、よく見ると「日田きこりめし」って書いてあります。寳屋で食べられるきこりめしの、関連グッズです。イラストはこれまた牧野伊三夫さんの、きこりのおじさん。

 

だいたい洋服を選ぶ時は、こんなシチュエーションで着られるな、とか、あんな服と合わせられるな、とかを考えて買うのですが、このTシャツに関して言えばその工程は全部すっとばして、「ほしい」という気持ちのみでゲットしました。自分用のお土産です。

7.きこりめしに付いてるやつ

で、その「きこりめし」に付いてきたこのノコギリ、お弁当の中に入っているゴボウを切るためのものですが、かわいかったので綺麗に拭いて持ち帰りました。イソイソとノコギリを紙ナプキンに包む私を、カメラマンはやや冷めた目で見ていましたが、寳屋のご主人曰く、使わずに持ち帰る人も結構多いそうですよ。

 

持ち帰ってどうするんだよ、と言われてしまうとアレなんですが、こんなふうにお仕事している人に切りつけて邪魔することだってできます。

えい。

まあそれだけなんですが。

8.日田のマンホールと猫

杉といえばこの日田杉でできたコースター(左)とバッヂ(右)は、豆田にあるライフデザインショップ・エリアスで見つけました。

 

よく見ると、顔のパーツが「日田人」になっている猫のバッヂは、店長の仙﨑さんが、文章を書いていた時にたまたま「日田人」って文字が顔っぽいなと気がついて、ギャグで商品化したら人気が出てしまったという商品。猫グッズだかわいいなと手に取ったら、顔が日田人になっていて、商品の説明を読んだら日田杉。たたみかけてくるワクワクに、思わず「ほおぉー」。

 

それとこのめちゃくちゃ細かいデザインのコースターは、もともと福岡出身の仙﨑さんが、日田に来た時からかわいいと思っていた日田のマンホールをデザインして作ったもの。日田を流れる三隈川の名物・鵜飼いの様子が描かれています。本物はこちら。

市役所の水道課に連絡して許可をもらったところまでは良かったけど、途中大変すぎて諦めそうになりながらも、なんとか完成したというこのコースター。私も日田のマンホールかわいいなって思っていたので、完成して本当に良かったです。今回、本物の鵜飼いを見られなかったぶん、一旦このコースターで持ち帰りたいと思います。

9.日田かるた

最後はこのご当地かるた。全国的には群馬の上毛かるたなんかが有名ですが、日田にもありました。絵柄を見ると、温泉や日田祇園山鉾、日田焼きそば、鵜飼いなど色々なものが網羅されていて、万が一旅にカメラを持って行き忘れても、思い出はこれがだいたいカバーしてくれるんじゃないかと思います(ホントか)。日田バスセンター内にあるお店、「元町拾八番地」でゲットできます。

 

さて、そんなわけで私流の日田温泉土産のご紹介はここまで。

参考にしてもいいし、参考にしなくてもいいです。どうか、誰にも真似できない、自分らしいお土産セットを持ち帰ってきてくださいね。

【各商品の購入先はコチラ】「LIBERTÉ(リベルテ)」(『秋田犬トートバック』『日田案内』)

住所:大分県日田市三本松2-6-25 日田アストロボール2FTEL:0973-24-7534営業時間:9:00〜22:00*閉館時間は作品によって変更あり定休日:なし公式HP:http://liberte.main.jp/日田バスセンター 元町拾八番地」(『モミジ』『日田かるた』)住所:大分県日田市元町18-1日田バスセンター内TEL:0973-22-7681営業時間:7:00~19:00(1/1、12/31、棚卸し日に関しては変更あり)定休日:なしモミジ販売元:株式会社タイセイフーズ岩尾薬舗 日本丸館」(『翁丸』『レトロパッケージのお薬』)住所:大分県日田市豆田町4-15TEL:0973-23-6101営業時間:10:00〜16:00定休日:不定休公式HP:http://www.iwaoyakuho.com/寳屋」(『きこりめしTシャツ』『ノコギリ』)住所:大分県日田市元町13-1TEL:0973-24-4366営業時間:11:00〜21:00(オーダーストップ)定休日:なし公式HP:http://takarayahita.com/takaraya.aspAreas(エリアス)」(『日田のマンホールと猫』)住所:大分県日田市豆田町7-20TEL:050-1048-7757営業時間:9:30〜19:00定休日:不定休公式HP:http://www.hi-count.net/公式SNS:https://www.facebook.com/LifeDesignShopAreas

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