大分県で訪れたい観光スポット17選!由布院だけじゃない魅力を徹底紹介
大分県の観光スポットと言ったら、一番最初に挙げられるのは由布院ではないでしょうか。日本だけでなく世界中で有名な温泉街として、たくさんの観光客が訪れます。実際に、大分県に訪れるほとんど方が由布院に訪れるそう。
しかし、大分県には由布院以外にもたくさんの魅力が詰まっています。今回は、そんな大分観光でお訪れたい17のスポットをご紹介します。
富貴寺
富貴寺は平安時代に建てられたお寺です。真ん中にある阿弥陀堂は九州最古の木造建築物で、京都府にある宇治平等院鳳凰堂、秋田県にある平泉中尊寺金色堂と並ぶ、日本三阿弥陀堂とされています。さらに、この阿弥陀堂は大分にある4つの国宝の一つ。
この阿弥陀堂の中には大きな阿弥陀如来像があり、国重要文化財となっています。今はもう古びてしまってすでに色がほとんど無くなっていますが、阿弥陀堂内に描かれている阿弥陀浄土変相図は極楽浄土を描いており、堂内の説明書きで当時のカラー写真が確認できます。
秋は紅葉が美しく、絶景写真が撮れるポイントなんだとか。多くの人がカメラを持って訪れるそうです。
・名称:富貴寺
・住所:〒879-0841 大分県豊後高田市田染蕗2395
・地図: ・アクセス:昭和の町から車で約15分
・営業時間:8:30~16:30
・定休日:なし
・電話番号:0978-26-3189
・公式サイトURL:https://www.showanomachi.com/spots/detail/139
宇佐神宮
宇佐神宮は、鶴岡八幡宮をはじめ全国にある八幡社の総本宮です。敷地はかなり広く、ゆっくり見て回るなら1時間では足りません。
宇佐神宮のご祭神は八幡大神、比売大神、神功皇后。皇室もご崇敬になっています。
この宇佐神宮は、神様と仏様が出会う「神仏習合」が早くに行われた場所としても知られています。神仏習合とは、もともと別の宗教だった神道と仏教が、一つになるという考え。
宇佐神宮には全部で2つの国宝があり、敷地内の奥にある美しい本殿がその一つ。そのほかにも、一緒に踏むとずっと一緒にいられる夫婦石などがあります。
・名称:宇佐神宮
・住所:大分県宇佐市南宇佐2859
・地図: ・アクセス:宇佐駅からバスまたはタクシーで10分
・営業時間:5:30~19:00(4月〜9月)、6:00~19:00(10月〜3月)、祈願祭の受付は9:00~16:00
・電話番号:0978-37-0001
・公式サイトURL:http://www.usajinguu.com/
安心院葡萄酒工房
大分県宇佐市安心院は年間雨量が1,600ミリ、夏も冬も朝・夜の気温差が大きく、ぶどうを育てるのに適したエリア。ここで育てられたぶどうは、この安心院葡萄酒工房でワインになります。
安心院スパークリングワインはその年ごとに作られており、毎年さまざまな賞を受賞しています。2017年にロシアのプーチン大統領と安倍総理が乾杯したこと、そして、即位礼正殿の儀に参列した世界各国の外国元首・祝賀使節などをおもてなしするために、2019年10月23日に行われた安倍総理主宰の晩餐会の、ウェルカムドリンクに提供されました。
そのほかにも、とても甘く冷たいデザートワインは、あまりワインが得意でなくても飲めるのでとても美味しい一本。
・名称:安心院葡萄酒工房
・住所:〒872-0521 大分県宇佐市安心院町下毛798
・地図:
・アクセス:車で安心院ICから約5分、柳ヶ浦駅または宇佐駅からタクシーで約30分
・営業時間:9:00~16:00(園内見学は17:00まで)
・定休日:毎週火曜日 (祝日の場合は営業)、年末年始
・電話番号:0978-34-2210
・公式サイトURL:http://www.ajimu-winery.co.jp/index.html
小鹿田焼の里
小鹿田焼の里は大分県日田市にある小さな里です。小鹿田焼は16世紀末、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際、持ち帰った陶工がはじまり。それから一子相伝という、代々長男が継いでいく伝統方法で、現在は約10軒のみ作り続けています。
小鹿田焼の特徴は、「機械を使わない」「手作りの道具」「窯元の名を入れない」の3つ。小鹿田焼の里にはこれらの歴史が学べる「小鹿田焼陶芸館」や、実際に小鹿田焼の工房で陶芸を購入できます。
一つひとつ手作りかつ色合いや柄などすべて異なるので、よーく選んでお気に入りのひとつを見つけて手土産にしませんか。
・名称:小鹿田焼の里
・住所:〒877-1241 大分県日田市源栄町234
・地図: ・アクセス:日田駅から車で約30分、日田ICから約25分
別府市竹細工伝統産業会館
別府市竹細工伝統産業会館には、大分県が生産量全国一位を誇るマダケを主材料とした竹を、手作業でかごや帽子にアレンジした作品がたくさん飾られています。
別府竹細工は、景行天皇が別府に立ち寄ったときに、良質のシノダケから茶碗かごを作ったこと。そこから別府温泉が有名になったことで、お土産にかごや味噌こしなどが売られるようになり、産業として定着したそうです。
別府市竹細工伝統産業会館では、竹の教室や体験学習なども行われています。さらに、敷地外には竹がたくさん生えており、一年に一度「竹と月夜の調べ」という竹のライトアップや演奏会、大抽選会などが行われる大人気のお祭りが開催されるそう。
・名称:別府市竹細工伝統産業会館
・住所:〒874-0836 別府市東荘園8-3
・地図:
・アクセス:JR別府駅西口から車で約10分またはバスで光の園前で下車、徒歩約10分
・営業時間:8:30~17:00
・定休日:毎週月曜日(祝日の場合、翌平日が休み)、年末年始(12月29日~1月3日)
・電話番号:0977-23-1072
・料金:高校生以上310円
・公式サイトURL:https://www.city.beppu.oita.jp/06sisetu/takezaiku/takezaiku.html
海地獄
海地獄は、大分県の「地獄めぐり」と呼ばれる温泉のひとつ。水面がコバルトブルーの色をしていることから、海地獄と呼ばれるようになりました。今から1,200年前にの鶴見岳噴火の際にできた、熱泉のひとつ。
海地獄の敷地内は綺麗なお庭が広がっており、花が咲いているので四季も感じられます。中には広めのお土産屋さんがあり、ここで地獄蒸しプリンやおまんじゅうが食べられます。
地獄めぐりをすべて回るにはやや場所が離れているので、海地獄だけは訪れると良さそうです。
・名称:海地獄
・住所:〒874-0000 大分県別府市大字鉄輪559-1
・地図: ・アクセス:別府駅からタクシーで約15分またはバスで20分、亀川駅からタクシーで約10分
・営業時間:8:00〜17:00
・定休日:年中無休
・電話番号:0977-66-0121
・料金:大人400円
・公式サイトURL:http://www.umijigoku.co.jp/
明礬(みょうばん)湯の里
明礬(みょうばん)湯の里は、国の重要文化的景観に指定されている場所。この景観は、山や海などの自然と湯の花小屋、そこから上がる煙で作られています。
別府は世界的に有名な温泉街となりました。その別府の湯の花が作られている場所が実際に見学できることや、奥にある露天風呂から見える重要文化的景観を一目見ようと、観光客がたくさん訪れるそう。
ここでは、湯の花を作る小屋だけでなく、この温泉で作られた卵やとうもろこしなどの地獄蒸しが食べられる出店や、湯の花の成分をたっぷり使った商品が並ぶお土産やさんなどの施設があります。
温泉に浸かるだけでなく、温泉の街・別府を楽しむために欠かせない施設です。
・名称:明礬 湯の里温泉
・住所:〒874-0843 大分県別府市明礬6組
・地図:
・アクセス:別府駅からバスで地蔵湯前下車後徒歩約3分、別府ICより約6分
・営業時間:8:30〜17:30(場所により大きく異なる)
・定休日:なし
・電話番号:0977-66-8166
・公式サイトURL:http://yuno-hana.jp/
国宝臼杵石仏
国宝臼杵石仏は、平安時代後期から鎌倉時代に造られたとされる、たくさんの石仏群が集まっている場所です。規模と数量ともに、日本を代表する石仏群として知られ、日本人はもちろん、世界中から観光客が訪れます。
石像郡は「ホキ石仏第二群」「ホキ石仏第一群」「山王山石仏」「古園石仏」と全部で4つに分かれており、全部で60体いる石仏のうち、59体は国宝に指定されている貴重なエリア。
神道と仏教が一つになるという「神仏習合」が行われた場所でもあり、実際に神社の中に石仏群が位置されているところもあります。
・名称:国宝臼杵石仏
・住所:〒875-0064 大分県臼杵市大字深田804-1
・地図:
・アクセス:臼杵ICより車で約5分、臼杵駅からバスで臼杵石仏下車
・営業時間:6:00~19:00(4月〜9月)、6:00~18:00(10月〜3月)
・電話番号:0972-65-3300
・料金:550円(高校生以上)
・公式サイトURL:https://sekibutsu.com/
由布院だけじゃない!大分観光を楽しもう
大分にはまだまだ地獄蒸しプリンが美味しい「岡本屋 プリン」や、臼杵フグがたらふく食べられる「割烹 みつご」など、たくさんの魅力的な場所があります。
大分県と言ったら由布院!と思っていた人も、まだ大分県に足を踏み入れたことがない人も、大分観光の際にはご紹介した観光スポットへぜひ足を運んでみてください。
All photos by 桃