大分県を訪れる大多数の人が、由布院や別府などの温泉を求めて観光するそう。ライターの私(@XxPeach)も実際に大分県を訪れるまでのイメージは、「温泉」一択でした。しかし、実際に大分県を訪れると温泉はもちろん、国宝・蕎麦・フグ・ワインなど、知らなかった大分県の魅力が溢れる溢れる!

そんな大分県にきたら必ず体験したくなる10個の魅力をご紹介します。

県内にある3つの国宝を見学する

大分県内には、昔からなにかと争い事が絶えなかった神道と仏教が、争いに終止符を打つために一緒になった「神仏習合」に関わるスポットを含め、全部で4つの国宝があります。現在公開されているのは3つ。これらを回ることで、日本の歴史に触れられます。

富貴寺

富貴寺は国宝に指定されていて九州最古の建物として知られる、阿弥陀堂があるお寺です。高台に位置しており、階段を登って入場料を払うと、目の前に古くしっかりした阿弥陀堂が見えてきます。

中は極楽浄土の世界が描かれた壁画と、座りながら極楽浄土を願う阿弥陀如来像があり、静かで厳粛な雰囲気。秋になると紅葉が美しく一面オレンジに染まるので、この時期を狙ってみてください。

■詳細情報
・名称:富貴寺
・住所:〒879-0841 大分県豊後高田市田染蕗2395
・地図: ・アクセス:昭和の町から車で約15分
・営業時間:8:30~16:30
・定休日:なし
・電話番号:0978-26-3189
・公式サイトURL:https://www.showanomachi.com/spots/detail/139

宇佐神宮 本殿

大分県宇佐市にある宇佐神宮の本殿が、国宝指定となっています。宇佐神宮の敷地は非常に広く、1時間あっても回りきれません。

御祭神は「八幡大神」「比売大神」「神功皇后」。八幡大神は応神天皇のご神霊で10年に一度、臨時奉幣(りんじほうぺい)祭(勅使祭)が行われることで有名です。前夜祭には町中が盛り上がるそう。

宇佐神宮の本殿へ向かう途中にある夫婦石は、カップルで一緒に踏むと長く仲良くいられるといわれています。

■詳細情報
・名称:宇佐神宮
・住所:大分県宇佐市南宇佐2859
・地図: ・アクセス:宇佐駅からバスまたはタクシーで10分
・営業時間:5:30~19:00(4月〜9月)、6:00~19:00(10月〜3月)、祈願祭の受付は9:00~16:00
・電話番号:0978-37-0001
・公式サイトURL:http://www.usajinguu.com/

国宝臼杵石仏の臼杵磨崖仏

大分県臼杵市にある臼杵磨崖仏には、全部で61体の歴史ある石仏が並んでいます。国宝臼杵石仏のエリアにある仏像は全部で4つの群に分かれており、造られた年代も理由も異なります。

一番大きな古園石仏では御線香が焚けるようになっており、願いたい理由によってお香を選んで、手を合わせられます。焚けるお香は「学業成就」「良縁結願」「子宝安産」「就職成就」「商売繁盛」「家内安全」「身体健全」の7つ。ここを訪れた多くの人が手を合わせます。

■詳細情報
・名称:臼杵磨崖仏
・住所:〒875-0064 大分県臼杵市大字深田804-1
・地図:
・アクセス:臼杵ICより車で約5分、臼杵駅からバスで臼杵石仏下車
・営業時間:6:00~19:00(4月〜9月)、6:00~18:00(10月〜3月)
・電話番号:0972-65-3300
・料金:550円(高校生以上)
・公式サイトURL:https://sekibutsu.com/

大分県新名物グルメのお蕎麦を食べる

大分の名物グルメといえば、臼杵市のフグや中津市のからあげが挙げられますが、それらに対抗すべく、もう一つ美味しい水を使った名物グルメを打ち立てたい!としてここ10数年、豊後高田市が力を入れてきたのがお蕎麦。

全国からお蕎麦屋さんを誘致して、大分県にお店を開いてもらう……というやり方ではなく、市が補助金を出し「お蕎麦屋さんになりたい人」を集めるところから始りました。気合の入れようが違います。今回お蕎麦をいただいた「蕎麦処 響」の店主も、市の支援を経てお蕎麦の修行をし、お店を開きました。

ゴボウ・ネギ・鶏肉が入ったつけ汁に、美味しいお水で作られたコシのあるシンプルなお蕎麦を付けて頂きます。

「実は、技術だけ盗んで別の場所にお店を出そうとしたんですよ。でも、市のバックアップがしっかりしていて、気がついたらここにお店を出していました」と笑う店主は、人柄の良さがにじみ出ていました。

店内もお座敷と大きめの個室に分かれており、光があたたかく入り込む内装に癒されます。

■詳細情報
・名称:そば処 響
・住所:〒879-0606 大分県豊後高田市玉津986
・地図: ・アクセス:宇佐駅から車で約12分
・営業時間:11:00〜15:00、18:00〜20:30
・定休日:火曜日
・電話番号:0978-22-1066

総理主催の晩餐会にも登場したワインを安心院ワイナリーで堪能

大分県宇佐市にある安心院は、年間雨量が1,600ミリ、夏も冬も季節を問わず、朝と夜の気温差が大きいため、ぶどうを育てるのに適したエリア。

安心院スパークリングワインはその年ごとに作られており、毎年さまざまな賞を受賞しています。2017年にロシアのプーチン大統領と安倍総理が乾杯したこと、そして、2019年10月23日に行われた、世界各国の外国元首をおもてなす、安倍総理主宰の晩餐会でのウェルカムドリンクで提供されたことで、全国的に有名になりました。

安心院葡萄酒工房は、広大なエリアに工房や葡萄畑、ワインショップなどが併設された大きな施設。ショップでワインを購入するだけでなく、実際の葡萄やワインが作られる過程などが学べます。

ワインショップには、先ほど紹介した安心院スパークリングワインや、甘くてデザートにぴったりなアイスワイン、赤・白など、種類はさまざま。お願いすると快く試飲をさせてくれるので、好きなワインを見つけられます。

■詳細情報
・名称:安心院葡萄酒工房
・住所:〒872-0521 大分県宇佐市安心院町下毛798
・地図: ・アクセス:安心院ICから車で約5分、柳ヶ浦駅または宇佐駅からタクシーで約30分
・営業時間:9:00〜16:00
・定休日:火曜日(祝日は営業)、年末年始
・電話番号:0978-34-2210
・料金:工場見学・試飲無料
・公式サイトURL:http://www.ajimu-winery.co.jp/

耶馬溪のライトアップを眺める

耶馬溪は、日本屈指の紅葉スポットとして非常に有名なエリア。大きな山が赤く染まる光景は圧巻で、この紅葉を一目見ようと全国からカメラ片手に、秋には多くの観光客が訪れるそうです。

上を見上げれば「紅葉に囲まれる」という体験ができますが、メイプル耶馬サイクリングロードや御霊もみじなど、紅葉を堪能できる場所も充実しています。県道28号線は10月末頃〜11月末頃まで道の両端がライトアップするので、夜車で立ち寄るだけでも楽しめるはず。

■詳細情報
・名称:耶馬溪
・住所:〒871-0202 大分県中津市
・地図: ・アクセス:由布院から車で20分、別府から車で40分

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日田 小鹿田焼の里で焼き物のお土産を購入

日田市の伝統焼き物である小鹿田焼。16世紀末、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に持ち帰った陶工がはじまりです。その技術を何年も受け継ぎ、独特な「一子相伝」という、代々長男が継いでいく方法で今に至ります。現在は日田 小鹿田焼の里にある、約10軒のみ小鹿田焼を作り続けています。

小鹿田焼の特徴は「機械を使わない」「手作りの道具」「窯元の名を入れない」こと。機械を使わず一つ一つ手作業なので、形を作って焼いて出来上がるのに、長い時間がかかります。道具はすべて手作り。代々継承していくそうです。クリエイターなら作品に入れたい自分の名前も、小鹿田焼はどこの窯でも誰が作ったか表示しません。

色も形も同じものが一つもないため、柄が大きいもの、色が濃いものなど多種多様。自分が気に入った一点を購入できます。

■詳細情報
・名称:日田 小鹿田焼の里
・住所:〒877-1241 大分県日田市源栄町234
・地図: ・アクセス:筑前岩屋駅から車で約15分

昔ながらの雰囲気残る、豆田町をお散歩

大分県日田市にある豆田町は、昔ながらの雰囲気が残る可愛らしいレトロな町。「日田天領祭り」や「千年あかり」などと行ったお祭りが行われることでも非常に有名です。

豆田町の楽しみ方はなんといっても町歩き。豆田町商店街にはお土産屋さんやレストランなどが多数並んでおり、景観とグルメとショッピングが一気に楽しめます。

こちらは商店街で見つけた「いた屋本家」さんの名物鰻の焼きおにぎり。テレビの旅番組などでもよく紹介されており、出来立てのおにぎりがいただけます。うなぎのタレもおにぎりに染み渡っていて、絶品でした。

■詳細情報
・名称:豆田町
・住所:〒877-0005 大分県日田市
・地図: ・アクセス:日田駅から徒歩約15分、車で約5分
・公式サイトURL:https://www.oidehita.com/

B級グルメグランプリの日田焼そばをランチで

日田焼そばは、大分県日田市を代表するB級グルメ。普通の焼そばと大きく違うのは、麺がパリッと固めに焼かれていることと、もやしがシャキシャキ、豚肉が多すぎない程度に入っている、非常にシンプルなことです。

今回頂いたのは、元祖日田焼そばと呼ばれる「想夫恋」。注文が入ってから一つひとつ作り上げることで、常に出来立てを提供しています。さらに、他のお店と違うのはお皿が鉄板になっているところ。温かさがキープされるので、美味しく食べられます。

頼んだのは定番の「特製焼そば」と、もやしが多めの「焼そばベジター」。トッピングに生卵や目玉焼きなどを上から乗せるのが、大人気です。

日田焼そばはお店によって味が違うそうなので、食べ比べしてみてください。

■詳細情報
・名称:想夫恋 総本店
・住所:〒877-0037 大分県日田市若宮町416-1
・地図: ・アクセス:日田駅から徒歩約12分、車で約5分
・営業時間:11:00〜22:00
・定休日:元旦
・電話番号:0973-24-3188
・公式サイトURL:http://www.sofuren.com/

伝統的な竹細工に触れる

大分県別府市では、なんと1世紀頃から竹を編んだかごやざるが使われていたそう。そんな歴史ある竹細工を学べる施設が竹細工伝統産業会館です。施設内には竹細工で作った作品の展示や竹細工の歴史が一目瞭然な年表、利用している竹が立て掛けてあります。

竹のバッグだけでなく花瓶など、「こんなものまで竹で作れるの?」と思わず二度見してしまうような、驚きの作品ばかりが並んでいます。館内は写真撮影が禁止されているエリアも多いので、気をつけてください。

隣に併設されているミュージアムショップには、実際に竹細工で作られた雑貨を購入できます。

■詳細情報
・名称:別府市竹細工伝統産業会館
・住所:〒874-0836 大分県別府市8-3
・地図: ・アクセス:JR別府駅西口から約10分
・営業時間: 8:30~17:00
・定休日:月曜日(祝日は営業)、年末年始
・電話番号:0977-23-1072
・料金:310円(高校生以上)
・公式サイトURL:https://www.city.beppu.oita.jp/06sisetu/takezaiku/takezaiku.html

高級すぎる〜!臼杵フグをコース料理でぺろり

大分県の名物グルメのフグは、臼杵市がとても有名です。特に、「割烹みつご」では豪華すぎる臼杵フグのコース料理が、ランチは5,000円という破格でいただけます。

フグ鍋からフグ刺し、フグの握りにフグの唐揚げ、フグシューマイなどフグのオンパレード。生まれて初めてこんなにたくさんのフグ料理が食べられて、幸せの極みです。

多くのフグ屋さんは、お店に到着した時にはすでに捌かれているものが多いそうですが、ここの「割烹みつご」は水槽で飼っているので、その日に捌いた新鮮なフグだけを使用しています。

フグ好きでもそうでない人も、忘れられない大分県の思い出になるはず。

■詳細情報
・名称:割烹 みつご
・住所:大分県臼杵市臼杵524-1
・地図: ・アクセス:臼杵駅から徒歩約15分、車で約5分
・営業時間:11:30〜14:00、17:30〜21:30(ラストオーダーは21:00
・定休日:不定休
・電話番号:0972-62-5107
・料金:フグのコースランチ5,000円
・公式サイトURL:http://mitugo.net/

杵築 大原邸でタイムスリップしたような街並みを楽しむ

杵築 大原邸は、杵築藩という上級武士の屋敷跡がたくさん並んでいる、北台武家屋敷通りの一角にあります。大原邸は非常に綺麗な状態で残されており、壁などは色落ちしてしまうものの、昔から使われている畳や柱などはそのまま残っています。

エリア一帯がタイムスリップしたかのような雰囲気で、写真を撮るのにはぴったり。着物を着て写真を撮る観光客を多く見かけました。坂が多いですが、昔は攻められないよう馬が登ってこれないように、段差になっていたそう。今は石が敷き詰められ、石畳となっています。

北台武家屋敷通り付近にはたくさんのお店が並んでおり、坂のすぐ下にあるお菓子屋「松山堂」の葛あいすは要チェック。大分のかぼすや杵築茶の味がある、葛餅を使った柔らかい食感のアイスです。

■詳細情報
・名称:大原邸
・住所:〒873-0001 大分県杵築市大字杵築207
・地図: ・アクセス:杵築駅から車で約10分
・営業時間:9:00〜17:00
・定休日:なし
・電話番号:0978-63-4554
・料金:300円
・公式サイトURL:https://www.city.kitsuki.lg.jp/kanko_rekishi/kankou/2/3399.html

温泉だけじゃない大分県の魅力を体験しよう

大分県=温泉だと思い込んでいた私ですが、大分県の活動をはじめ、美味しいグルメや伝統、歴史に触れられた旅となりました。由布院や別府の温泉も確かに魅力的。しかし、温泉以外にもリピーターはもちろん、初めて訪れる人も満足できるエリアでした。

今回は紹介できませんでしたが、大分県はお祭りも盛んで、「小鹿田焼民陶祭」や無形文化遺産にも登録されている「日田祇園祭」、「日田天領祭り」など、四季折々さまざまな行事やイベントなどが行われているそうです。大分県を訪れるときは、事前にスケジュールを確認して観光すると、さらに忘れられない思い出ができるはず。

All photos by 桃

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