奈良が都として栄えたのは1300年ほど前になります。天皇一代限りではない都を初めておいたのが平城京です。

シルクロードの終着点として唐やペルシャの影響の見られる遺物がたくさんあります。

 

平城宮跡の中を電車が走っています

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photo by itoumak 

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photo by Tamago Moffle 

長く場所がわからなかった平城京跡が20世紀になってから発掘され、朱雀門、大極殿、東院庭園などが復元されています。朱雀門からは大極殿が遠く小さく見えて当時の平城京の大きさが実感できます。

場所が特定される前に敷かれた近鉄奈良線が平城京の中を通っていて、乗っていると左右に朱雀門と大極殿が見えてなかなか素敵です。

 

東大寺と言えば大仏ですよね

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photo by Richard, enjoy my life!

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photo by cyesuta

高さ15m近くの文字通り大きな廬舎那仏です。座ってこの高さなのだから立ったらどれくらい?でしょうね。そばの柱の穴は大仏様の鼻の穴と同じ大きさだそうで、くぐり抜けると頭が良くなると言われています。

南大門には左右に鎌倉時代の仏師、運慶・快慶作と伝えられる金剛力士像があります。口を開けているのが阿形閉じているのが吽形で、2体で「あ・うん」になり、「あうんの呼吸」の語源です。

境内の二月堂では春を呼ぶ「お水取り」が行われ、三月堂の日光菩薩・月光菩薩は美しい仏様として有名です。

 

奈良の鹿は春日大社の神様のお使いです

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photo by hkxforce

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photo by Kentaro Ohno

春日大社は藤原氏の氏神として8世紀に建てられてから現代まで大切にされてきました。回廊のたくさんの釣り灯籠は8月の14、15日には全部に点火されます。

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各灯篭には寄進者の名前が刻まれていますが、百人一首でお馴染みの藤原貴族の名前を見つけたりすると楽しいです。

12月17日には最古の祭と言われる「春日若宮おん祭」、また中秋の名月の宵には近くの猿沢の池で「采女祭」が行われます。

 

興福寺にはあの阿修羅様がいらっしゃいます

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photo by scarletgreen

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photo by m-louis

興福寺は藤原氏の氏寺です。大きな勢力を持ち、南都北嶺と並び称された南都の僧兵の拠点でした。美しい五重塔はそのままも良いですが、猿沢の池に映ったのも趣があります。

美少年で有名な阿修羅像や数奇な変遷をたどった山田寺の仏頭は国宝館で見られます。

 

唐から招いた鑑真和上のお寺・唐招提寺

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photo by sota-k

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photo by Kentaro Ohno

日本でも正式に授戒するために招かれた鑑真和上が建てたお寺です。戒律を受けて正式な僧になるための場所が戒壇で、常に結界がはられているそうです。古い築地塀が印象的でした。

 

薬師寺の塔は何階建て?

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photo by sota-k

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photo by sota-k 

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photo by Hyougushi

薬師寺には「ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なるひとひらの雲」と佐々木信綱が歌った奈良を代表する一対の塔があります。一見すると6層ですが実は3層で間の小さい屋根は裳階(もこし)といいます。

塔の上に伸びる水煙には24人の飛天が透かし彫りされており大空で舞っています。

 

まとめ

東大寺

東大寺

Photo by Shtterstock

鹿は神の使いとして奈良では保護されているのでとても人懐っこい。というか観光客は餌をくれるものだと思っているふしがあって、鹿せんべいだけでなく食べ物を持っていると貰おうと集まってきます。

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