信州・乗鞍高原でリトリート型ワーケーションを体験!「自分と向き合い、整える」贅沢なひとときを。
こんにちは、TABIPPO編集部のあかねです。
誰も予想していなかった世界的なパンデミックが発生してから早くも1年が経過しようとしています。
終わってほしいと願っても、なかなか終わる気配のないこのコロナ禍。なんとなく日々が憂鬱で、自分のことがどこかおざなりになってる気がすることはありませんか。
そこで今回おすすめしたいのが乗鞍高原(以下、乗鞍)でのリトリート型のワーケーション。
ただ都会から離れて仕事に集中するだけでなく、大自然の中で、日頃どこか忙しなくて張り詰めた心と身体を開放することができたり、ノイズレスな環境なので、自分を向き合い、将来のことやキャリアについてゆっくりと考えることができるのです。
そこで今日は、そんな乗鞍でワーケーションをしてきた様子をご紹介したいと思います。
また、2021年2月後半に乗鞍でワーケーション体験ができるモニターツアーを開催予定です。記事を見て乗鞍に行きたくなった方はぜひこちらもチェックいただけたらと思います。
そもそも乗鞍高原ってどこ?
長野県松本市にある中部山岳国立公園内に位置し、山を始めとして広大な大自然に囲まれた場所で、登山好きの中では有名な乗鞍岳や、一ノ瀬園地、まいめの池など多くの自然をありのままに残した絶景スポットも多く存在する高原です。
元々この地は、夏休みに東京大学を始めとした学生たちが避暑を兼ねて勉強をしにいく場所、いわゆる「学生村」として発展した背景があり、何かに集中して取り組むことだったり、落ち着いて自分と向き合うことに適した地域でもあります。
それでは、実際に体験してきたリトリート型ワーケーションを時系列で振り返ってみたいと思います。
起きたら目の前は絶景!平日は仕事も自然も堪能
【AM7:00〜】
少しの肌寒さと、まぶたにはなんだかあたたかい光を感じて、ふっと目が覚める朝。身体を起こした視線の先の窓に映るのは、贅沢なほどの絶景。
青くて高い空にめがけて精一杯の伸びをして、さわやかでみずみずしい朝の空気を胸いっぱいに吸い込みます。
今日は金曜日、週の仕事納めの日。なんとなく気怠かったいつもの都会暮らしの朝とはうってかわって、なんだか期待感でわくわくしている自分がいました。
こんなにも素敵な朝からはじまる日常で取りかかる仕事はいつもよりちょっと素敵に感じられて、頑張れる気がします。
乗鞍の好きなところは、仕事場と大自然がいつだってとなりあわせにあること。
天気のいい朝はその景色を感じに、仕事前に散歩へ出かけます。
今日はいつもより標高の高い、自然の深い場所へ。さっそく「マインドフルネスウォーク」をしに向かいます。
マインドフルネスというのは、現在起こっている経験に意識を向ける心理的な過程のこと。
瞑想することによって脳を活性化させ、ストレスをたまりにくくし、仕事のパフォーマンスを上げる効果があります。
乗鞍では自然の中を歩くことに集中することで、瞑想の効果を最大限発揮することができます。
山の中。安定しない足場を1歩1歩、じっくり、ゆっくり、ただただ歩くことにだけ意識を集中して進んでいきます。
聞こえるのは鳥のさえずりや川の流れ、風が草木を揺らす音だけ。
少しぬかるんだ地面を踏み締めて、流れる川を横目に吊り橋を渡って。
標高が高い場所特有の澄んだ空気と乗鞍の景色の壮大さが相まって、そこはなんだか自分だけの空間になったようで。
ついてくれるガイドの方の指導も多すぎず少なすぎず、さらには丁寧で、歩いている間は終始瞑想状態を継続させることができました。
考えてみれば、ゆっくりと自分自身に思いを馳せるなんて都会暮らしの日常ではなかなかやらないこと。
頑張っている自分の張り詰めた気持ちをふっ、とリセットして自分という存在に向き合うことで、新しくもなつかしい本当の自分に出会えたようで、朝からなんだか自分自身のことを愛おしく感じられた時間を過ごすことができました。
ただ自然の中を歩くだけじゃなくて、仕事仲間と一緒に散歩すれば、新しいアイディアが生まれたり、いつもとはちょっと違うその人の一面をも見れたりして。
散歩から帰ってきたら、すがすがしい気分そのまま仕事にとりかかります。
ワーケーションで気になるのは、やっぱり作業環境
【AM9:00〜】
仕事場は宿の1階にある、大きな窓のある広々とした作業スペース。常に光が差している空間はなんだかあったかくて、落ち着いて作業をすることができます。
開放感に溢れたスペースでやる仕事はまさに理想。
今回宿泊したのは「温泉の宿 ゲストハウス雷鳥」。
元々関東でバリバリ働いていた方が移り住んで運営していて、都会で働く人のことを理解しているので、Wi-Fi・電源の完備はもちろんのこと、個室もあり、電話会議やチームミーティングなども不自由なくできて、非の打ちどころがありません。
もちろんワーケーションプランも提供しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
・名称:温泉の宿 ゲストハウス雷鳥
・住所:〒390-1513長野県松本市安曇4306
・アクセス:こちらをご参照ください。
・電話番号:0263-93-2746
・公式サイトURL:温泉の宿 ゲストハウス雷鳥
仕事が終わったら大自然の中でリフレッシュ
【PM5:00〜】
仕事がひと段落して部屋でゆっくりしたら、コートを着込んで、すこし冷える夜におでかけするのもよし。夜になると、天気がよければ満点の星を見ることができます。
乗鞍の星空スポットの特徴は、ほかの星空名所と違って「乗鞍だからこそ撮れる天体写真」が撮れること。
よくある天体写真でなく、山や森を敢えて写り込ませた星景写真が撮れることは、なんだか特別感を感じます。
その標高の高さと澄んだ空気、夜の静けさが揃った乗鞍は星を見るのに最適な場所。
実際、乗鞍の星景写真がJRの広告ポスターに使われていたこともあるそうです。
ただの平日なのに、贅沢だと感じるほど中身の濃い1日。
これが「特別」でなく「日常」である幸せを感じながら、ゆったりと眠りにつきます。
土曜日はすこしアクティブに。朝からマウンテンバイクで国立公園を周遊
【AM8:30〜】
二日目は、土曜日だったのでしっかり休日を堪能してきました。
午前中は、マウンテンバイクで国立公園内をお散歩。
ただマウンテンバイクに乗って乗鞍の自然を見ながら舗装された道路を走るのかと思っていたら、でこぼこで上下に傾斜する山道の中を、タイヤのふといバイクで疾走するというもの。
最初は怖かったけど、このスリルがだんだんクセになってきて楽しい!
もちろん乗鞍の自然に入る前に、バイクの基本的な乗り方やちょっとした技などを事前に教わることができるので安心。
1時間程度マウンテンバイクに乗ったら、もう身体はしっかり温まり、休日の朝を清々しい気持ちでスタートできます。
本格&お手軽の乗鞍岳登山で贅沢な息抜きを
【PM1:00〜】
宿で昼食を食べた後、午後からは乗鞍岳に登ることを決めました。
乗鞍岳の魅力は、なんといっても登山のハードルがとっても低いこと。
他の3,000m級の山を登るときは大抵登山するための服装や装備をしっかりと固めていくのですが、乗鞍岳は特別急な崖や岩壁がなく、ある程度は軽装備で登れてしまいます。
また、乗鞍岳が登山初心者にも登りやすいと言われている理由はもうひとつあります。
それは、乗鞍岳には標高2,702mの位置にバスターミナルがあるということ。
このバスターミナルの標高はなんと富士山5合目より高く、バスで走れる標高としては日本一を誇ります。
この場所にあるバス停のおかげで、バス停から剣ヶ峰の頂上まではなんと片道1時間半。
一番近い頂上・魔王岳なら、バス停から片道たったの15分で登れてしまう手軽さは、仕事をはじめる前の運動にもぴったり。
休日、ゆっくり寝てからのスタートでも余裕を持って登頂することができてしまいます。
登山が息抜きにできるなんて、ほんとうに贅沢!
日常生活ではなかなか味わうことのないドキドキ感に、気付けば虜になってしまっていました。
新しい自分と出会える場所、乗鞍。対話と瞑想の日曜日
ちょっとゆったり過ごしたい日曜日は、ヨガで自分自身と向き合います。
今回おこなったのは、感謝とともに太陽に祈る動作である「太陽礼拝」というもの。
連続した12のポーズをとることで、「一日の始まりに、太陽に挨拶し、その恵みに感謝する」という意味があります。
呼吸をゆったり整えて意識を集中させると、なんだかどんどん気持ちが穏やかになっていく気がします。
あたたかな日差しのおかげもあってか身体もじんわりと温まってきて、最高のリラックス。
ヨガが終わったら、ゲストハウス自慢の湯船へ向かいます。
ここでは、お風呂に入りながら心をリラックスさせて瞑想をする、瞑想浴がいいのだとか。
瞑想浴は屋内でも屋外でもすることができます。
ここ「ゲストハウス雷鳥」にある浴場は、自分の集中を疎外するものが一切ない、まるでいまだけ世界が自分ひとりになったと感じるほどに洗練された空間です。
美しい自然の中、あたたかい湯船に浸かって水の音に意識を集中させるだけで、すぐに瞑想状態に入ることができました。
乗鞍でゆったりした時間をとることによって、都会で生きる日々にはどれだけ雑音があったか、心にゆとりがなかったか気付かされました。
自分の将来のことや内面のことは、自分では普段から考えてると思っていましたが、こういった時間をとるとその考えはまだ深めることができるんだと感じます。
今回改めて落ち着いて自分を見つめ直して、自分の気持ちを前向きに整えることができました。
乗鞍はほんとうの自分が見つかる場所、新しい自分に出会える場所
乗鞍で過ごす毎日は、平日も休日も太陽が上ると同時に起床し、日が沈んだら寝るというストレスフリーな生活です。
仕事にも息抜きにも「中途半端」が少なくて、都会で暮らしているときよりも1日の内容が濃く充実していました。
なんだか都会でノイズを感じながら生きることに身体は慣れてしまっていたけれど、やっぱり心のどこかで無理をしてたんだなって。
無理しなくていいんだ、自然体な自分でいいんだ。忙しない心に鞭打たなくてもいいんだ、って思わせてくれる、あたたかい場所でした。
乗鞍は、いい意味で何もない空間です。
ゆっくりと流れる時間のなかで、ノイズのない世界に入りこむことができる、貴重な場所。
それすなわち、気負わずに本当の自分に戻れる場所であり、新しい未来の自分を見つけられる場所。
まさに乗鞍でのワーケーションは、今後人生を大幅に充実させられる切符を手にしたようでした。
ぜひみなさんも乗鞍での非日常を体験してみてはいかがでしょうか。
またこのときの様子を動画にまとめて「乗鞍高原×ワーケーション」のコンセプトも作ったので、より臨場感のある乗鞍を味わってもらえたらと思います。
乗鞍高原リトリートワーケーション モニター体験者募集!
さて、少しは乗鞍高原でのワーケーションに興味を持ったのではないでしょうか。
ここからはぜひそんな乗鞍高原でのワーケーションに実際に行ってみたいという方向けに、モニターツアーを企画しました! しかも、滞在中の宿泊費や指定するアクティビティ費については補助金がでますので、交通費と現地での食事代、プラン以外で体験したいアクティビティの費用のみ負担いただければ参加できるというお得な企画となっています。
プランと日程は以下の2つをご用意しております。
RESET 〜自分を見つめ直し、整えるワーケーション〜
日程:2021年2月18日(木)〜2月21日(日)
このプランでは、基本的に普段の仕事に取り組むというよりは、日常から少し離れ自分と向き合って考え事をしたり、将来やキャリアについて構想を練ったり、そういった事を目的とした人を対象としたプランとなります。
FOCUS 〜自分と向き合い、コトに集中するワーケーション〜
日程:2021年2月23日(火)〜2月26日(金)
このプランでは、普段の仕事でも良いですし、新しいビジネスアイディアをまとまった時間をかけて集中して取り組みたい方や、チームで参加してプロジェクトを遂行したい方たちを対象したプランとなります。
詳細については、乗鞍高原リトリートワーケーション 公式サイトをご覧ください。