生レバーもユッケも!本場の熊本で食べたい絶品グルメ8選
熊本は古来から馬産地として知られ、馬肉を食べる文化も根付いています。特に生で食べる文化があるのは熊本、長野など日本でもごく少数の地域ですが、今でも衛生基準を満たした安心な馬刺しが食べられます。
生レバー、ユッケなど馬肉以外では食べられないものが安心して食べられるのは嬉しいですね。今回は伝統料理、新しいご当地グルメなど美味しい熊本をご紹介します。
*編集部追記
2015年8月公開の記事に、新たに追加しました。(2018/1/19)
熊本の食事事情
自然の恵みをたっぷり受けた、おいしい食材を利用した豊富なグルメが楽しめることで知られる熊本。馬刺しやユッケ、生レバーなど新鮮な生の牛肉を使った料理や、辛子蓮根、阿蘇ハヤシライスなど、ぜひとも試してみたいグルメがたくさんあります。
また太平燕など熊本でしか食べられない料理や、郷土料理として人気の高菜めしなど、ご当地グルメも注目!太平燕はもともと中国の料理ですが、熊本のものとは全く違うらしく、いわゆる日本版中華です。
しかしながら味は抜群で、すっきりとした鶏ガラとトンコツのダブルスープは、クセのないさっぱりとした味わいでどんどん食べれちゃいます♪
ベストフード
photo by pixta
私がおすすめするのは、熊本に来たら絶対に食べたい馬肉料理です。熊本は農業や畜産が盛んなので、牛肉もそのまま食べられるほど新鮮です。
馬刺しやユッケの他に、お湯で牛肉をサッとくぐらせた馬しゃぶしゃぶも人気で、思わず唸ってしまうほどおいしい!熊本に行ったなら、ぜひ絶品馬肉料理の数々を試してくださいね◎
馬肉料理
熊本は全国でも珍しく馬肉料理のお店の多いところです。馬肉はその美しさから桜肉とも言われ、低カロリー高タンパク質の滋養強壮料理として知られています。
また馬肉は生食ができるので、馬刺しやユッケ、生レバーなどが楽しめるのも今では貴重です。
《おすすめ情報》
「菅乃屋(すがのや)」では馬刺しだけでなく、しゃぶしゃぶやステーキ、焼肉など各種の馬肉料理が食べられ、週末はランチ営業もあるので気軽に利用できるのが良いですね。
・名称:菅乃屋 銀座通り店
・住所:熊本県熊本市中央区下通1-9-10 TM21ビル B1F
・アクセス:熊本市電:「花畑町駅」下車徒歩約5分
・営業時間:[土・日・祝ランチ](祝日は連休時のみ)11:30~14:00(L.O.13:30)
[ディナー]16:00~24:00(L.O.23:00)
※日曜・連休最終日は16:00〜23:00(L.O.22:00)
・定休日:12月31日・1月1日
・電話番号:096-312-3618(問い合わせ)、050-5868-4159(予約)
・料金:[昼]¥3,000~¥3,999、[夜]¥6,000~¥7,999
・サイトURL:https://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43000049/
辛子蓮根と一文字グルグル
辛子蓮根は病弱だった熊本藩主のために考えられた料理で、当初は門外不出の料理だったそうですが、今では熊本の郷土料理として広く食べられています。
また、一文字ぐるぐるというのは、女房言葉でネギのことを一文字ということからついた名前の料理で、さっと湯がいた分葱を氷水で冷やし、根の白い部分を芯にグルグル巻いたものを酢味噌でいただきます。
《おすすめ情報》
「青柳(あおやぎ)」では、自家製の辛子蓮根や一文字ぐるぐる、馬刺しなどの郷土料理が食べられます。14:00までは手軽なランチもあり、入りやすいお店です。
・名称:青柳
・住所:熊本県熊本市中央区下通1-2-10
・アクセス:熊本市電:「熊本城・市役所前」駅下車徒歩3分
・営業時間:11:30~22:00
・定休日:12月31日、1月1日
・電話番号:096-353-0311
・料金:[昼]¥2,000~¥2,999、 [夜]¥5,000~¥5,999
・サイトURL:https://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43000216/
いきなり団子
熊本の家庭のおやつでした。輪切りの生のサツマイモの上にアズキ餡をのせて、餅か小麦粉を練った生地で包んで蒸したら出来上がり。
いきなりは、生のサツマイモをいきなり使うからだとか、熊本の古い方言でいきなりは簡単という意味だからだとか、名前については諸説あります。
《おすすめ情報》
「はやしのいきなり団子」は水前寺公園の入り口のそばにあります。店先に座って食べられる場所があり、お茶のサービスもしてくれます。ここのお母さんは観光ポスターに出て有名になりました。
・名称:はやしのいきなり団子
・住所:熊本県熊本市中央区水前寺公園7-2
・アクセス:熊本市電:電停「水前寺公園」下車徒歩6分
・営業時間:8:30~16:00(無くなり次第、終了)
・定休日:無休
・電話番号:096-383-3970
・料金:~¥999
・公式サイトURL:http://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43005186/#pagetop
太平燕
太平燕は「たいぴーえん」とか「たいぴんえん」と読みますが、もとは中国福建省の料理です。福建出身の人々が、故郷の料理を日本でアレンジをして完成しました。
緑豆春雨のスープにエビやイカ、豚肉、白菜、キクラゲ、タケノコなどが入っていますが、欠かせないのは揚げ玉子です。熊本県のご当地グルメになっています。
《おすすめ情報》
「紅蘭亭」は1934年にお店ができた時から太平燕を出しています。春雨は緑豆100%にこだわり、豚骨と鶏ガラ両方でとったあっさりしたスープに、虎皮蛋(フーヒータン)という揚げ玉子がコクを添えています。
・名称:紅蘭亭 下通本店
・住所:熊本県熊本市中央区安政町5-26 2~5F
・アクセス:熊本市電:「通町筋」駅下車徒歩5分
・営業時間: 11:30~21:30 (L.O21:00)
・定休日:無休
・電話番号: 096-352-7177
・料金: ~¥999
・公式サイトURL:http://www.kourantei.com/
高菜めし
高菜めしは熊本県阿蘇地方に伝わる郷土料理です。初めに炒り卵を作っておき、別に細かく切った阿蘇高菜をしっかり炒めてから、炒り卵とご飯を加えて炒めてゴマや醤油などで味付けした料理です。
商品として初めて出したのは豊肥本線市ノ川駅前のドライブイン「あそ路」ですが、今では熊本市内の郷土料理の店でも食べられます。
《おすすめ情報》
1968年にドライブインあそ路が開店した時に、店主のお母さんが10人の子ども達のために度々作っていた高菜めしをメニューに加えたのが「元祖たかなめし」として有名になりました。
・名称:あそ路
・住所:熊本県阿蘇市阿蘇町的石1476-1
・アクセス:JR豊肥本線:「市ノ川」駅下車すぐ
・営業時間:[平日]11:00~17:00(L.O.16:00)、[土・日・祝]11:00~18:00(L.O.17:00)
・定休日:月曜日(月により変更あり)
・電話番号:0967-35-0924
・料金:¥1,000~¥1,999(カード不可)
・公式サイトURL:http://www.asoji.com/
阿蘇ハヤシライス
熊本のあか牛、日本一のトマト、そして熊本産のお米を使ったハヤシライスに「阿蘇高原みるくソース」をかけて食べます。熊本の特産物をギュッと集めた御馳走です。
阿蘇の火山をイメージした盛り付けの阿蘇ハヤシライスは、阿蘇ご当地グルメ制作委員会が2009年に開発し、阿蘇地域のお店で提供しています。
《おすすめ情報》
「ラピス」は阿蘇の西原村にある本格的なフレンチのお店です。阿蘇のあか牛のステーキは牛肉の美味しさが満喫できます。阿蘇ハヤシライスはランチタイムに1000円で食べられます。
・名称:ラピス
・住所:熊本県阿蘇郡西原村小森1113
・アクセス:JR熊本駅から産交バス(株)たかもり号:バス停「風当」下車徒歩1分
・営業時間:11:30~14:00、17:00~21:00(L.O.20:30)
・定休日:火曜日
・電話番号:096-349-4011
・料金:[昼]¥1,000~¥1,999 、[夜]¥10,000~¥14,999
・公式サイトURL:http://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430104/43003557/
だご汁
熊本県下一円で食べられている家庭料理「だご汁」。“だご”とは団子のことで、だご汁はその名の通り、小麦粉や米粉で作った団子を入れた汁物です。農作業で忙しい農家が、手早く簡単で腹持ちも良い料理として作っていたものが、一般にも広がったといわれています。寒くなるこれからの季節にぴったりです!
《おすすめ情報》
熊本県の北区にある、だご汁がおいしいと有名な「亭ノ元」。地元熊本産の野菜、米、切り干し大根、すべてにおいて妥協なしの厳選素材でいただくだご汁は、まさに絶品です!
・名称:亭ノ元
・住所:熊本県熊本市北区貢町1133
・営業時間:11:00~15:00
・サイトURL:https://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43003613/
陣太鼓
熊本土産として広く知られる「誉の陣太鼓」は、なめらかな舌触りの求肥を風味豊かな小豆餡で包んだ銘菓です。上品な甘さが食べやすく、老若男女に好まれています。
《おすすめ情報》
創業昭和24年の「お菓子の香梅」は、歴史は新しいものの熊本県のお菓子の名店として有名です。キレのよい甘みに炊き上げる最高級の北海道産大納言小豆を使用しており、さらりとした上品な甘さが絶品です!
まとめ
素朴な伝統料理だけでなく、熊本の美味しい素材を活かした新しいグルメも楽しいですね。