こんにちは、TABIPPOの中 美砂希です。TABIPPOでは4月からリモート勤務となり、次第にワーケーションをしながら働くメンバーが増えてきました。

都内のホテルも魅力的な場所がたくさんあるけれど、都市を離れ、旅気分を味わえて癒やし要素も欲しい。おいしいグルメも堪能したい。

なおかつ仕事が終わったらみんなとワイワイしたい!そんなワガママを叶えてくれる夢のようなワーケーション場所ってあるのかな。

女性メンバーに相談してみると、セールス担当の愛ちゃんがいい場所を知っているとのこと。え、リニューアルしたきれいな旅館ゲストハウスで、温泉にも入れるし作業スペースも整ってる場所?しかも箱根?……素敵やん?

ということで、なかなか集まれない日々が続いていたので編集部のありーまなみん、そして愛ちゃんと早速体験してきましたよ!

場所は箱根!「箱根 つたや旅館」へ



向かった場所は2019年にリニューアルをした、箱根にある「箱根 つたや旅館」さん。「老舗旅館型ゲストハウス」ってなんだか新しい響き。



もともとの蔦屋旅館は江戸時代に創業しており、とても歴史ある伝統を受け継いできた温泉旅館です。

リノベーションされてからは、和モダンタイプのお部屋から、以前は移動手段で使われていた「籠」をイメージしたドミトリータイプのお部屋まで完備されています。



広めのドミトリーは3,600円〜と、とてもお手頃。この価格で源泉かけ流しの温泉に入れるなんて、贅沢すぎる!



それでは、一般的な温泉宿とはひと味違った魅力ポイントをご紹介していきたいと思います。

とにかく作業がはかどるラウンジスペース



ワーケーションで大事なのは、仕事ができる環境が整っているのかどうか。

緑を眺めながら仕事ができるラウンジスペースには、窓側に電源を完備したデスクが4席。奥には和室もあり、川を流れる水の音をBGMにしながら作業ができます。

少し疲れたら自然を眺めてリラックスできるので、いい気分転換になりますよね。



ラウンジフロアには共同のキッチンがあり、コーヒーとお茶は無料で利用できます。コーヒーがないと仕事ができない方(つまり、私)には嬉しいポイント!キッチンスペースに置かれていた食器や家電もおしゃれで、それだけで気分が上がりました(つまり、単純)。

コロナウイルスが流行る前までは、海外からのお客さんも多かったとのことで、さり気なく「和」を感じることができるアクセントが海外からのお客さんには魅力的なのではないでしょうか。

気になるお部屋は、統一感のある和モダンタイプ

私たちが今回宿泊したのは、畳の和室と4人分のベッドのある和洋室「TATAMI SUPERIOR」です。


和モダンスタイルで統一感のあるお部屋は落ち着きがあり、なおかつ調度品一つひとつがもう素敵なセンスで溢れていました。女性メンバー、何度「かわいい」を連発していたかわかりません。



こちらのお部屋は、和室の場所に布団を敷いて最大6名まで滞在が可能です。とりあえず、ラウンジにあったUNOで1戦まじえる女性陣。

広めのバルコニーに出れば、蛇骨川渓谷を流れる水の音が更に癒やしてくれます。

空間づくりがとても素敵



「老舗旅館型ゲストハウス」ってどんな場所なんだろう?って正直思っていました。

施設に一歩入って感じたのは、とてもいい香りがすること。それだけで高級旅館を感じて癒やされます。100%自然素材のアロマを使用されているのだとか。

そして、受付のときに感じたのがフレンドリーなスタッフの方とゲストの方の距離が近いこと。ここはゲストハウスの醍醐味の部分ではないでしょうか。



ラウンジの和室にはこたつがあり、湯上がりにこたつを囲んで知り合ったゲストとゲームを楽しんだり、広いキッチンで一緒に料理をしたり。



ゲストハウスを訪れたときのような「一期一会」を大切にする空間づくりがされていて、温泉にはいったときのようなほんわかする、そんなあたたかみのある場所でした。

もちろん仲の良いメンバーと一緒にお部屋でわいわいと楽しみ、温泉にゆっくり入って癒やされる。落ち着いて仕事ができる環境が整っている滞在型旅館の要素も兼ね備えています。



その空間に彩りを添えてくれるのが、センスの良い調度品たち。桶が敷き詰められたカウンターや、古き良き日本を思い出させる落ち着いた色を使用したファブリック。けん玉などの昔懐かしいおもちゃもありましたよ!



私たちも思わず遊んじゃうぐらいだから、海外からのお客さんが来ていたら一緒になって国際交流できそうですよね。

この空間づくりが居心地の良い時間をつくりだしているんだなぁと感じました。古き良き日本の文化を残しつつ、新しい時代にあった変化を取り入れている「老舗旅館型ゲストハウス」って、こういうことだったんですね。



館内のいたるところに、こだわりのインテリアやアート作品が飾られているので、じっくり堪能してくださいね!

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箱根といえばもちろん!温泉のご褒美



こちらの宿で堪能できるのは、箱根七湯の一つに数えられた底倉温泉。なんと500年以上わき続けている名湯…!(元仲居の血が騒ぐ)



なんでも、豊臣秀吉が小田原攻めをした際に兵士たちと傷を癒やし、湯治として利用していたのが底倉の湯だったとか。



リニューアル後に描かれた浮世絵壁画は、さまざまな国の方がお風呂に入っている様子が描かれていて、じっくり見てみるとおもしろいですよ。



500年以上湧き続けている名湯は、保温効果もあって温泉からあがった後もポカポカでした。



湯上がり場所もレトロで可愛い!浴場にはメイク落としからシャンプー、コンディショナーなども完備しているので、手ぶらで向かえます。作務衣も用意されているので、お泊りの準備も最小限で抑えられますね。

週末に体をリセットさせる「2泊3日湯治入門プラン」が始まったそうなので、こちらもぜひチェックしてみてください!

一週間頑張った自分へのご褒美にいいですね。

充実した周辺グルメと女子会時間

この日の夕食は、宿から徒歩圏内、宮ノ下地区で人気のあるイタリアン料理店「La Bazza」。バゲットに付いてくるバターがとてつもなく美味しいといの情報を、スタッフの方からうかがって決めました。

しかも、もともと銀行だった建物をそのまま使用しているらしいんです!なんだか気になりません?

温泉地の周辺って、あまり飲食店がないイメージですが、宮ノ下には他にも徒歩圏内で向かえる飲食店が豊富にあったので、決めるのに迷うぐらいでした。



さて、宿に戻りもう一度温泉であたたまった後は、眠たくなるまで仕事の真面目な話をしたり、ジェンガの本気勝負を楽しんだり。

久々に女子メンバーとゆっくり過ごせて、気持ちのリセットができました。



何気ない会話から企画のアイデアや、やりたいことって思い浮かぶもの。仲間と過ごすかけがえのない時間も全て仕事に活かすことができます。いつもありがとう。

チェックアウト後は周辺散策

眠りから覚めた翌朝は、周辺の散策へ。



まずこちらの「渡邊ベーカリー」は、イートインが可能で、私たちは大人気の箱根名物『温泉シチューパン』を注文しました。寒い中、箱根駅伝を応援に来る方のために温まってもらいたい!との想いから完成したそうです。

それぞれ違うものを買って写真映えを気によう!と口にするメンバーもおらず、自分たちが食べたいものを注文する女性メンバー、好きです。

そしてお次はアンティークな店内がかわいらしい「カフェ・ド・モトナミ」へ。



もともとは、小さなバスの待合所だったこの場所。お店の中に入るとどこか懐かしい気分になるレトロな店内が出迎えてくれます。



こちらのお店の推しは、小豆を使った和風デザート。小豆の和スイーツをコーヒーと一緒に楽しむ「和カフェ」がコンセプトなんです。ちょっとミスマッチじゃないの?と侮るなかれ。これがまた美味しいんですよ!

スイーツのメニューも「あまえんぼう」、「ふわふわのつぶやき」、「よくばりんぼう」など、頼みたくなるネーミングセンス。



注文したのは「箱根山ぜんざい」。あえて王道いきました。ぜんざいの中にアイスクリームを入れて食べるのですが、とてもクリーミーな味わいで、もちもちの白玉にほっぺたが落ちてしまいそう!

あ、気づきました?散策というかずっと食べてます。

新しい宿泊施設のかたち



都内からアクセスもよし、コスパが最高、グルメも満喫、女子旅にもぴったり、もちろん快適な場所で仕事ができる。いったい何拍子そろってんねん!とつっこみたくなるぐらいに大満足でした。



スタッフの方から旅館やこの地域に対する愛情が伝わってきて、ゲストが安らぐことはもちろん、ゲスト同士のつながりをつくり、一期一会の出会いを大切にしているつたや旅館さん。

新しい宿泊施設のかたち「旅館型ゲストハウス」での滞在は、とても居心地がよい時間となりました。

日本への旅行者が戻ってきたら、きっと海外からのお客さんとも交流ができるようになるはず。女子旅じゃなくても、集中して仕事をしたい方にもとてもおすすめできます。

普段とは少し環境を変えるだけでも、クリエイティブな発想が浮かんでくるかもしれませんね。次の滞在先の候補にいかがでしょうか?

■詳細情報
・名称:箱根 つたや旅館
・住所:神奈川県足柄下郡箱根町底倉240-1
・地図: ・アクセス:新宿駅から特急ロマンスカーで箱根湯本駅まで約90分、箱根湯本駅から箱根登山バスまたは伊豆箱根バスで「神社下」バス停まで約20分、神社下バス停 目の前
・電話番号:0460-83-9580(予約用)
・公式サイトURL:https://hakone-tsutaya.com/

All photos by Manami Mukai

こんな素敵な場所に、HafHで泊まれるなんて!

「箱根 つたや旅館」は、HafHの提携場所。HafHは、世界中の拠点を自由に選べる定額制の「住まい」と「働く場所」を提供するコリビングプラットフォームです。

TABIPPOの社内では、ワーケーションをしたり、働く場所を変えて過ごすメンバーが多いのですが、こちらのHafHをよく利用しています。

使う頻度に合わせた定額プランがあるので、かなりお得な値段で今回ご紹介した宿泊先に泊まれてしまうんです!なんて素敵な…。

他にもたくさん日本全国に魅力的な宿があるので、ぜひチェックしてみてくださいね!

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