離島のイメージが覆る!鹿児島の「甑島(こしきしま)」でインスタグラマーとグルメ旅
「離島」って、言葉の響きだけでなんかかっこよくないですか。本島じゃなくて離島。たどり着くまで少し大変だけど、その先には手つかずの自然が残されているような、そんなイメージです。
わたし阿部サキソフォンは、先日生まれて初めて離島を訪れました。向かった先は鹿児島の「甑島(こしきしま)」。初めての離島の期待を膨らませていましたが、同時にちょっぴり心配事もありました。「離島ってザ・地元メシ的なお店しかないのかな」「泊まるところも、民宿みたいな感じかも」って思いません?
期待と不安が入り混じった状態で訪れた甑島。インスタグラマーの@chiemiracle717 と@miracle_sakiiiiの二人と巡った旅を、現地で食べたグルメを中心に紹介します!
ジェットスターでサクッと鹿児島へ
鹿児島までは、ジェットスターを利用して向かいます。東京(成田)からは片道5,990円〜、名古屋(中部)からは片道4,900円〜というお手頃価格。新幹線を使って旅をするより安く済んじゃう……これは使わない手はありません。
わたしもバックパックに2日分の服と最低限の荷物だけ詰め込んで、軽い足取りで成田まで移動。東京(成田)から鹿児島までは約2時間、名古屋(中部)からは約1時間半、そして鹿児島空港から串木野新港へ向かい、フェリーに揺られて甑島に到着です。
地元の人が集まるカフェ「コシキテラス」
早速ですが、最初の「離島ってザ・地元メシ的なお店しかないのかな」発言を訂正させて下さい。島を訪れて最初に訪れたコシキテラスで、早速そのイメージは壊されました。
どっからどう見てもオシャンなキャッフェでした。いい意味で、離島感ゼロ。
そこで食べたのは「スペシャル断崖バーガー」。めちゃ高さあるやん(約15センチ)。中には甑島名物のキビナゴやタカエビが使われています。
「ボリュームすご、どんだけ入っているの?」とでも言いたげな表情。
こ、これは美味しい……。代官山にでもありそうなおしゃれなカフェの中で、島名物のバーガーが食べられるなんて。島に滞在中、キビナゴとタカエビを食べる機会も多かったのですが、この絶品バーガーを食べられるのはここだけ!
お店の中には島のお土産品なども販売されているので、お買い物にも。
・名称:コシキテラス
・住所:〒896-1201 鹿児島県薩摩川内市上甑町中甑383-2
・営業時間:9:30〜18:00
・定休日:火曜日
・電話番号:09969-2-0525
・公式サイトURL:https://www.facebook.com/koshikiterrace/
「甑フルーツ園」でピッキング体験
バーガーでお腹を満たした後は、さっぱりしたフルーツをいただきます。甑フルーツ園では、パッションフルーツのピッキング体験ができるんです。
ビニールハウスの中に入ると……その暑さに驚きます。外でも十分暑かったのに、入った途端サウナかと思った。
笑顔で実を掴んでいますが、これはまだまだ取っちゃダメなやつです。
美味しいパッションフルーツは、このくらい鮮やかな色がついたもの。スプーンですくって、種ごと食べるとこれが美味しいんですわ。程よい酸味とプチプチした食感がたまりません。
こちらでは「手作りシロップのふわふわかき氷」もいただいちゃいました。名前から美味しそうすぎるでしょ。もちろん一番人気は、パッションフルーツ味。
「あーん」って食べさせっこして楽しそう。生のパッションフルーツよりも酸味は抑えられて、ちょうどいい具合のさっぱりとしたお味でした。
かき氷はこの他にもブルーベリーや夏みかん、はっさく、うめがラインナップ。パッションフルーツのソフトクリームもとっても濃厚で美味しかったです。いつかここのメニューを全部クリしたい。
・名称:甑フルーツ園
・住所:〒896-1204 鹿児島県薩摩川内市上甑町小島5
・営業時間:10:00~17:00
・定休日:無休
・おすすめ時期:パッションフルーツの時期は5月~9月
・電話番号:09969-2-0429
・公式サイトURL:https://xn--xckxae3cwa1i3a6d6d.jpn.com/
「山下商店」豆腐屋さんのかき氷?
さっきかき氷を食べたばかりですが、連チャンでかき氷です。だって暑かったんだもの! ちょっと外にいるだけで汗が吹き出てくるんだもの!
次に向かったのはお豆腐屋さん。「え、かき氷って言ったじゃん」と思ったあなた、なんでお豆腐屋さんにきたの? って感じですよね。ええ、わたしも不思議でした。でも、ここにあるんです。
メニュー左下に注目。「とうふ屋さんのかき氷」とバッチリ書いてあります。とうふ味のかき氷ってことなのかな……と疑問に思いながら、とりあえず注文してみました。
シャリシャリと氷を削る音を聞きながら、楽しみに待っているとお豆腐が登場。豆腐味とかではなく、本当にお豆腐をのっけちゃってます。
「お待たせしました〜」と目の前に出てきたこちらが、とうふ屋さんのかき氷。ふおおっ……見るからに美味しそう。
下にはあんこがたっぷり、氷には練乳と黒蜜をかけて、特製きな粉をトッピング。そして濃厚絹ごしを一緒に食べるだなんて、字面だけでもうすでに美味しい。
ほら、「美味しい〜〜〜♡」って声が聞こえてきそう。
「お豆腐屋さんって、誰かの朝を準備する職人なんですよね」と語るのは、お店を経営する東シナ海の小さな島ブランド株式会社の代表取締役・山下 賢太さん。昔は近所のお豆腐屋さんでお豆腐を買い、朝を迎えることが当たり前だったそうです。
忙しい現代の中で丁寧に朝の時間を過ごすことが難しくなっている今、自分が誰かの朝を準備する職人となり、ゆっくりと朝を迎えてほしいという思いから、お豆腐屋さんを始めたと話していました。
お店には豆腐を使った商品も並んでおり、中でも人気なのはとうふ屋さんの大豆バター。丁寧に作られた大豆バターを、ぜひ味わってみてください。
・名称:山下商店 甑島本店
・住所:〒896-1101 鹿児島県薩摩川内市里町里53番地
・営業時間:8:30〜18:00
・定休日:不定休
・電話番号:09969-3-2212
・公式サイトURL:http://shop.island-ecs.jp/
脂がのった鮪を「寿司膳かのこ」で
島といったら、やはり海鮮は欠かせません。「寿司膳かのこ」に入ると、元気な大将が出迎えてくれました。お店の壁には有名人の色紙もたくさん! これは期待が高まります。
スーッと包丁を入れるこの光景、もはや美しく感じました。見るからに脂がのって美味しそうなことがわかります。
目の前で握ってくれる贅沢、この上ないです。少し炙った鮪も最高。
もうこれ、芸術品じゃないですかね。わたしが喉から手が出そうなほどお寿司を欲していると、カウンターから「いただきまーす!」との声が。
くそう、めちゃくちゃ美味しそうだし幸せそう……。美味しそうに食べる二人を尻目に、小さく舌打ちしたなんて、秘密ですよ絶対。
心の狭いわたしは些細なことで拗ねていましたが、テーブルに目をやると巨大な舟盛りがあるではありませんか! このインパクト! こんなぎゅうぎゅうにお魚が並べられている舟盛り、わたくし初めて見ました。
舟盛りだけでなく焼き物やアラ煮まで用意されており、この後はアオサラーメンまで登場。安心してください、撮影の後わたしも美味しくお寿司をいただきました。
新潟出身のわたしは特にお魚が好きでよく食べるのですが、こちらの鮪には感動しました。口の中でとろけるし、それなのに存在感があるし、しかも大将が明るくてお店の雰囲気も最高。これは再訪間違いなしです。
・名称:寿司膳かのこ
・住所:〒 896-1201 鹿児島県薩摩川内市上甑町中甑786-5
・営業時間:昼は予約制。夜は18:00~23:00
・定休日:不定休
・電話番号:09969-2-0023
上甑のお宿は「FUJIYA HOSTEL」
上甑では「FUJIYA HOSTEL」に宿泊。ここでまた、最初の発言「泊まるところも、下宿みたいな感じかも」を撤回させてください。
こんなおしゃれなホステルがあるなんて、全く知りませんでした。
もともと漁師の方が使っていた家をリノベーションしたという、こちらのホステル。宿泊は1日4組限定となっています。
驚くべきところは、フリードリンクとして焼酎が用意されているところ。さすが鹿児島。地酒の芋焼酎を取り揃えているそうです。こんな素敵な空間が離島のホステルにあったなんて、リサーチ不足でした……。
こちらは洋室のお写真。出窓から差し込む光が、部屋全体を明るく照らしています。出窓に腰をかけて、焼酎を楽しむなんて粋で雰囲気ありそう。
また希望者には「豆富とひもの朝御膳」をつけることも可能。
「山下商店」の手作り濃厚豆富と、海上天日干しされたミネラルたっぷりの馬場水産加工場の干物、庵地つけあげ店のさつまあげ。九州産大豆を使用した煎り豆ご飯や新鮮なきびなごの刺身など、朝から贅沢な朝ごはんをいただけます。
・名称:FUJIYA HOSTEL
・住所:〒896-1101 鹿児島県薩摩川内市里町里172番地
・電話番号:070-2385-3663
・チェックイン15:00 チェックアウト10:00
・公式サイトURL:https://fujiya-hostel.jp/
「喫茶くるみ」で食べるエビフライ
さて、上甑から下甑に移動してきました。フェリーターミナル内の喫茶くるみで食べられるのは、タカエビのフライです。
上の写真は、1日5食限定の甑定食。「なんだ、エビフライが3つ乗っただけか」なんて思った人、いませんか? わたしたちがよく知るエビフライとは、少しフォルムが違いますよね。普通のエビフライは、こんなにまんまるじゃないもん。
その秘密がこちら! なんと1つのフライの中に、9匹ものタカエビが入っているんです! 一口かぶりつけば、口中がエビでいっぱいになります。
ぷりぷりのエビとサクサクの衣がたまらなく美味しい……。このメニュー、東京でも食べたいと思いながらお店を後にしました。なお、ミックスフライ定食やシーフードフライ定食にもタカエビフライが付いているので、もし甑定食が売り切れていた場合はそちらをチョイスして。
閉店時間が早いので、訪問時間には気をつけてくださいね。
・名称:喫茶くるみ
・住所:〒896-1411 鹿児島県薩摩川内市下甑町長浜 長浜港待合所内
・営業時間:春・夏6:00~16:30、秋・冬6:00~15:30、ランチは11:00~14:00(以降はドリンク、ソフトクリームの提供)
・定休日:月曜日
・電話番号:09969-5-1012
下甑の宿は落ち着いた雰囲気の「こしきしま親和館」
下甑で利用した宿は、こしきしま親和館。離島といえば下宿、なんて想像していた昔の自分を叱りつけたい……こんな美しい日本旅館があったなんて知りませんでした。
こちらは実際にわたしが宿泊した、別館のお部屋。広く開放感のあるお部屋で、窓からは島の美しい景色が見られます。
島の食材をふんだんに使用した夕食も、美味しくいただきました。この後遅くまで鹿児島の焼酎を飲んでいたことは内緒ですよ…絶対。ちなみに「甑州」というお酒が飲みやすくグイグイいけちゃいました。良い子は真似をしないように。
・名称:こしきしま親和館
・住所:〒896-1411 鹿児島県薩摩川内市下甑町長浜1233-3
・電話番号:09969-6-2008
・公式サイトURL:http://sinwakan.jp/
下甑にもおしゃれなホステルが登場
こしきしま親和館の近くには、おしゃれなホステル「ampersand」が2018年5月に登場。なんとこちらは、1日1組しか宿泊できない……というレア感あふれるお宿なのです。
1階部分がカフェ、2階部分がお部屋となっており、昼間は1階部分でランチ営業をしています。ゆっくり食事を楽しむもよし、カフェ利用するでもよし。
普段はコンビニ弁当で済ませてしまっている人も、たまにはスマホも鞄にしまって食事の時間を楽しんでみましょう。
シンプルで清潔感のある部屋になっており、何より貸切感がたまらない……! お友達や恋人と二人っきりで贅沢な時間過ごしてください。わたしは親友に無言で、このお料理と部屋の写真を送りつけることにします。
・名称:ampersand
・住所:薩摩川内市下甑町長浜1227-4
・電話番号:09969-5-1018
離島のイメージを覆した甑島へ
良い意味で、離島のイメージを変えてくれた甑島。東京(成田)から鹿児島まではジェットスターで約2時間、名古屋(中部)からだと約1時間半で、鹿児島の港からはフェリーで約75分でサクッと遊びに行ける距離です。
鹿児島空港→川内駅(連絡バス)→川内港(シャトルバス)→甑島(高速船)
鹿児島空港→川内駅(連絡バス)→串木野新港(シャトルバス)→甑島(フェリー)
鹿児島空港→鹿児島中央駅(連絡バス)→串木野新港(直行バス)→甑島(フェリー)
※お問い合わせは甑島商船へ。
離島と聞くとはるか遠くにあるイメージですが、意外と週末にもふらっと行けちゃいます。鹿児島へは、ジェットスターを使えば東京(成田)発は片道5,990〜円、名古屋(中部)発だと片道4,990円~。jetstar.comや公式アプリでは、最低価格保証でいつでも最安値をお約束*しているので、いつでもより安く航空券をGETできます。(*諸条件が適用されます)
さらに受託手荷物がない場合には、国内LCC初の便利なモバイル搭乗券を使うとチェックインカウンターに寄る必要なし! 空港に着いたらそのまま搭乗ゲートまで向かうことができます。予約から搭乗手続きまでスマホ1つで済むので、今までよりもっと気軽に旅できそう。
そして、見逃せないのがジェットスターのセール。毎回驚くような価格で提供されているので競争率が高く、早く情報を仕入れることが肝なのです。セール情報は、無料のメルマガJetMailや公式SNS(Facebook:@JetstarJapan / Twitter:@Jetstar_Japan / Instagram:@jetstar_japan)からGETできるのでチェックしてみてくださいね!
わたしも鹿児島までの最安値チケットを手に入れたい所存。次の旅行は鹿児島までサクッと飛んで、周りの子とは少し違う「しま旅」をしてみませんか? 詳しくは”ジェットスターでふらっとしま旅キャンペーン”をご覧ください♪
All photos by Abe saxophone