旅好きライターの仕事ってどんな感じ?高松2泊3日の旅に密着してみた
旅行が好きだし、旅行の楽しさをたくさんの人に届けたい。旅行系Webライターに憧れているけれど、実際のところ旅行をして記事にするってどういう感じなんだろう?旅行中に気をつけていることや仕事のノウハウなど、これからライターを目指す方も、すでにライターとして奮闘している方も、気になりませんか?
今回、私キタトモミ(@tbp_tmp12)はTABIPPO.NETで人気記事をバンバン出している阿部サキソフォン(@mnooooom)こと阿部ちゃんと高松2泊3日の旅へ行ってきたので、旅好きライターの裏側を皆さんにご紹介します!
AM 10:00 高松駅に到着
photo by Tomomi Kita
今回の旅のはじまりは高松駅からスタート!成田空港からLCCを利用して1時間半ほどで高松空港へ行き、空港から出ている高松駅までのシャトルバスに乗って40分ほど揺られたら到着です。
photo by Tomomi Kita
さっそく、駅前で見つけた「親切な青鬼くん」銅像の前で記念撮影。ライターの仕事は何が記事の材料になるかわかりません。とにかく目についたものは写真を撮り、決め顔をしておきます。
まずは観光スポットで写真をパシャり!
photo by Tomomi Kita
最初に向かったのは、北浜alleyという古い倉庫を再利用した複合商業施設です。本来旅の予定には入っていなかったのですが、14時の佐柳島へのフェリーまで時間があったので、記事のネタ探しに寄ってみました!
北浜alleyの中にはアートギャラリーや、カフェレストラン、雑貨店などおしゃれなお店が軒を連ねています。
photo by Tomomi Kita
ここでも写真を撮りまくる阿部ちゃん。時期的に工事中だったのか赤いコーンが目立ちますが、お互いを撮りあったりして女子旅感を味わいました!思いがけず寄ってみた北浜alleyにも、皆さんにお伝えしたい情報がたくさん詰まっていたなぁ。
・名称:北浜alley
・住所:〒760-0031 香川県高松市北浜町4−14
・地図: ・アクセス:高松駅より徒歩10分ほど
・営業時間:11時〜22時
・公式サイトURL:https://www.kitahama-alley.com/
AM12:00 企画のために香川名物のうどんを何杯も食べる
photo by Tomomi Kita
北浜alleyを後にして高松港へ向かう途中、お昼ご飯を済ませることに。この写真、阿部ちゃんがとても美味しそうにうどんを食べていますが、実は2軒目だと誰が気づいたでしょう?
プライベート旅行とはいえ、TABIPPO編集部に所属する私たちには毎月「記名記事」という個人の企画ネタで記事を執筆するお仕事があります。そのキタトモミ個人のうどん企画に阿部ちゃんは付き合わされているというわけです。
調子に乗って1軒目でとり天うどん、2軒目で明太うどんにゲソ天と稲荷、レンコンを追加した筆者のお腹が引きちぎれそうになったのは言うまでもありません。阿部ちゃんは今月佐柳島の猫や女木島のアートをテーマにして記事を制作するそうです。
移動中は休まず次のスポットの情報集め
photo by Tomomi Kita
散々歩いてようやく電車で座れたかと思いきや、おもむろに携帯を取り出し情報収集をしだす阿部ちゃん。「休憩」という文字は彼女の辞書にはないのかもしれません。あくびを必死で隠す筆者の恥ずかしさったら。
移動中も貴重な時間!撮りこぼしのないよう、そしてうどんも食べこぼしのないよう、事前にリサーチしきれなかった分をこういった隙間時間に埋めていきます。
PM14:50 佐柳島、通称「猫島」に到着
photo by Tomomi Kita
今回の旅の大本命でもあるのが、この佐柳島。通称「猫島」と呼ばれる島民よりも猫の方が多い離島です。佐柳島へは多度津からフェリーで50分ほど。ちょうど阿部ちゃんが書いた記事が公開されているので、詳細はこちらの記事をご覧ください。
photo by Tomomi Kita
もちろんフェリーの中でも携帯での情報収集は欠かしません。しかも、写真映えを考えてフェリーのトイレの中で青いワンピースに着替えるという徹底っぷり!サキソフォン先輩…さすがっす。
いい写真を撮るためには準備が肝心!
photo by Tomomi Kita
いい記事には、いい写真が絶対不可欠です。いくら文章が面白く読みやすくても、写真がちぐはぐだと読み進める気も薄くなってしまうもの。写真は文章から伝わるイメージの補助をしてくれるので、ライターも写真には最大限注意を払ってこだわります。
今回は猫島に訪れるということで、猫の大好物として知られる「CIAOちゅ〜る」を購入。猫に囲まれた写真が撮りたい…という想いで撮れた写真がこちら!
photo by Tomomi Kita
見事に猫好きの阿部ちゃんが猫に囲まれるという至福の1枚を撮ることが出来ました。きっとこの1枚を見て佐柳島に行きたくなった猫好きの方もいらっしゃるのでは?なんたって、佐柳島は犬好きの私が猫好きに転向しようかと本気で悩んだくらい魅力的な島でしたからね。
こういう風に旅行先の魅力を文章と写真の力で伝えるのが、私たちの仕事です。
PM17:00 島唯一の宿泊施設「ネコノシマホステル」に滞在
photo by Tomomi Kita
今回宿泊したのは、佐柳島唯一のホステルである「ネコノシマホステル 」さん。オーナーであるご夫婦が廃学校を改築してホステルにしたのだそう。
photo by Tomomi Kita
photo by Abe saxophone
今回私たちが宿泊したのは図工室。テレビもなく、波の音と猫の鳴き声に癒されながらのんびりとした時間を過ごしました。もちろん、写真や動画を撮るのに夢中だったのは言うまでもありません。自身のInstagramやTwitterも、宿に着いて充電がある時間に一気に更新したりします。
2日目はアートの島「女木島」へ!
佐柳島の猫ちゃんたちに別れを告げ、フェリーや電車を乗り継ぎ2時間半ほどかけて到着したのが、2日目の目的地である「女木島」です。
ここは別名「鬼ヶ島」と呼ばれていて、桃太郎伝説が残る鬼ヶ島大洞窟があったり、島のいたるところにアート作品が展示されている、のどかな島です。
photo by Tomomi Kita
ここでも阿部ちゃんのアクティブさに筆者は驚くばかり。鬼ヶ島大洞窟を観光してからゲストハウスへ向かうも、まさかのチェックイン時間に何時間も待たされるというアクシデントが。
土砂降りの中を相合傘で移動して疲れているはずなのに、彼女はそんな出来事にもめげず、チェックイン待ちの旅人と仲良くお喋りをしていました。コミュ障な筆者は白目になり泡を吐きながら全てを阿部ちゃんに託すことに。
その後無事にチェックインでき、ゲストハウスの部屋でゆっくりするのかと思いきや、アート作品の写真を撮りに行くと言うのです!
「キタちゃん疲れてたら休んでていいよ?」「い、行く行く」……体力おばけだよ。
photo by Tomomi Kita
PM19:00 企画のためなら晩ご飯もオリジナルに
photo by Tomomi Kita
夜ご飯はゲストハウスに頼まず、自分たちで作ることに。実は途中で寄った多度津にあるうどん屋さんで無料の麺を頂くことができ、筆者のうどん企画のカウントのためにオリジナルうどんを作ろう!という話になったのです。
食材を事前に高松にあるスーパーで調達し、ゲストハウスのキッチンをお借りして作ったうどんがこちら!
photo by Tomomi Kita
鬼ヶ島にちなんで、鬼の顔にしています。なんとも可愛らしいうどんでしょう?
ゲストハウスのオーナー、同じ日に宿泊していたご夫婦と私たちでシャッターの嵐でした。こんな風に普段の旅行にスパイスを効かせるのも、旅好きライターならでは。
PM22:00 その日の写真、その日にレタッチ
photo by Tomomi Kita
筆者がゆっくりとくつろいでいる間に、阿部ちゃんはその日の写真をその日のうちにレタッチしていました。なるほど、こうやって私と彼女との間に差が開いていくのか…と納得してしまいました。
いくら楽しい旅行とはいえ、その日の夜にもなれば気持ちが緩み、疲労も襲ってきてゆっくりしたくなってしまうもの。しかしここがプロの仕事術。その日の写真、その日にレタッチ!まだできていない方は次から試してみては?
最終日はタクシーの運転手さんオススメの絶品うどん屋さんへ!
photo by Tomomi Kita
最終日もうどん三昧!目的地のうどん屋さんが徒歩20分の場所だったためタクシーを利用したところ、運転手さんが「もっと美味しいところがあるよ!」と地元の人オススメの場所まで連れていってくれました。
目的地に向かっている間もうどんの歴史を聞くなど、運転手さんからも情報収集を欠かしません。
photo by Tomomi Kita
そして巡り会えたのが「たも屋」さんの絶品うどん!モチモチの麺にさっぱりした薄味がとても美味しかったです。
これからも阿部サキソフォンの旅は続く…
photo by Tomomi Kita
いかがでしたか?旅好きライターと聞くとどこか敷居が高いように思われがちですが、普段旅行中にやることは友達と旅行へ行く際にやることと何ら変わらないような気がしません?写真を撮って、地元の人とも交流して…とくに特別なことはしていなかったりするんです。
今回阿部ちゃんに密着してわかったことは、好奇心旺盛な探究心や、もっと旅を面白くしたいなぁという遊び心など、自分自身や旅に対して「ストイック」だということ。
人気記事をバンバン出せているのも、自分に甘えず、仕事に真摯に向き合っているからでしょう。ぜひ皆さんも参考にしてみてくださいね!