本島から離れていて独特の雰囲気を持っている離島っていいですよね。なんだかゆったりとした時間が流れていて、自然豊かで夕日がきれいで、暗くなったら星が見えて。

親子二代で東京生まれ東京育ちな私(@XxPeach)は昔から田舎がなかったので、離島に来ると夏休みのようでテンション上がるんです。あ、ちなみに今年27歳になります。懐かしいなあ、夏休み。

今回は、香川県にある小豆島にやって来ました。マイナスイオンを堪能するだけでなく、オリーブオイルの魅力に取り憑かれた、小豆島での一日をご紹介します。

エンジェルロードから迷路の道を制覇するなら自転車レンタルが必須

香川県高松港から小豆島へ行くにはフェリーを利用します。ここが乗り場です。空港からバス停「高松築港」で降りてすぐ。

私は間違えてフェリーよりずっと高い高速艇に乗ってしまいました……。土庄港に到着したら、まずは自転車を借りましょう。バスも通っていますが、本数があまりないのと降りたい場所ですぐに降りて観光するには、自転車がおすすめ。

レンタサイクルは土庄港の待合センターをはじめ、港の近くのいくつかの施設で提供されています。私は土庄港のすぐ隣にある「土庄港観光センター」で借りました。

改装されたばかりだというきれいなで大きな建物の中に、観光センターと小豆島一大きなお土産やさんが一緒になっています。入口のすぐ隣にレンタサイクルの受付があるので、そこで必要事項記入し貸出の説明を聞いてレンタル開始。

■詳細情報
・名称:土庄港観光センター
・住所:〒761-4104 香川県小豆郡土庄町甲6194-10
・地図: ・アクセス:土庄港から徒歩10秒
・営業時間:8:00〜18:00(レンタサイクルは17:50返却)
・定休日:年中無休
・電話番号:0879-62-1666
・料金:レンタサイクルは営業時間内で500円、荷物預かりは営業時間内で200円
・公式サイトURL:http://www.s-olive.co.jp/kankou-center/index.html

エンジェルロードは朝のうちに向かおう

小豆島で一番有名なエンジェルロード。実は、見られる時間帯は午前と午後の約3時間ずつ、計6時間しかないのはご存じですか?小豆島観光ガイドの公式ホームページにエンジェルロード潮見表があるので、出発前は必ず確認してから訪れましょう。

ちなみに、私は朝のうちに訪れましたがほとんど観光客はおらず、思う存分写真を撮ることができました。

エンジェルロードまでは港から自転車で10〜12分。少し登ったところに展望台があり、そこから写真を撮るとしっかりエンジェルロードを写真に収めることができます。

日差しを遮るものは何もないので、日焼け対策は忘れずに。

■詳細情報
・名称:エンジェルロード
・住所:〒761-4101 香川県小豆郡土庄町銀波浦
・地図: ・アクセス:土庄港からバス・タクシーで5分、自転車で10〜12分
・営業時間:0879-62-7004
・公式サイトURL:http://www.shodoshima-kh.jp/angel/

エンジェルカフェにしかないスイーツとその裏のホテルから絶景を堪能する

エンジェルロードにある唯一のカフェである「エンジェルカフェ」は、ここでしか楽しめないドリンクやスイーツを取り揃えています。

一番人気はエンジェルソフトクリーム。香川の伝統お菓子「おいり」とエンジェルロードから少し離れた迷路のまちにある「池本芳栄堂」さんの特製クッキーを自分好みにトッピングしていただきます。

ただ、本当に日よけが何もないので、写真の通りすぐドロドロに溶け始めます。ソフトクリームと小豆島を一緒に写真に収めるなら、時間が勝負ですよ!

実は、このエンジェルカフェは後ほど紹介する市内中心地にある「café de MeiPAM」と同じ系列のカフェ。エンジェルソフトはそちらの「café de MeiPAM」でも味わうことができますが、オリジナルドリンク「サンセット」と「サンライズ」はこのエンジェルカフェ限定です。

ピンクレモネードとレモンのシロップでサンセットとサンライズの名前通り朝日と夕日を表しています。

■詳細情報
・名称:エンジェルカフェ ANGEL CAFE.405
・住所:〒761-4100 香川県小豆郡土庄町甲
・地図: ・アクセス:エンジェルロードの目の前
・営業時間:11:00〜17:00
・定休日:水曜日
・公式サイトURL:https://angel-cafe405.business.site/

ホテルから絶景が見られるのは小豆島国際ホテルならでは

ちなみに、エンジェルロードに一番近いホテルが「小豆島国際ホテル」。このホテルの裏にエンジェルロードがあり、先ほど紹介したカフェのちょうど裏に立っています。

ホテルのスタッフに聞いてみたところ、すべての部屋からエンジェルロードを眺めることができるわけではありませんが、宿泊プランにエンジェルロードが見える部屋というプランがあるそうで、その部屋を選択すると確約だそう。

ロビーには訪日外国人旅行者が比較的多かったですが、ウェディングドレスで写真を撮りたい!そのままこのホテルに泊まりたい!というハネムーナーさんも年に数組訪れるとか。部屋も豪華だし、露天風呂から眺める瀬戸内海は最高の景色のようなので、次はここに泊まりたい……。

■詳細情報
・名称:小豆島国際ホテル
・住所:〒761-4101 香川県小豆郡土庄町豊島甲生24-67
・地図: ・アクセス:高山築港から車またはタクシーで約5分、自転車で約10分
・電話番号:0879-62-2111
・公式サイトURL:http://www.shodoshima-kh.jp/

ランチはオリーブ牛とオリーブ飯で

小豆島はオリーブの名産地。街の中心地にある「島メシ屋」では、一定量のオリーブが混ざっているエサを食べて育った牛の、ローストビーフ定食とカレーを提供しています。

味付けにもオリーブオイルが使用されているので「ちょっと油っぽくて胃がつらくないかな……」と思っていたんですが、とてもジューシーでぺろっと食べられました。

カレーも、牛の旨味がぎゅっと詰まっていて、絶品!

さらに、小豆島で作られた一本4,000円以上もするこの高級オリーブオイルがかけ放題なのも大きな魅力の一つ。塩とオリーブオイルをご飯にかけていただくオリーブ飯は、絶品すぎる一品でした。

実は、それまでオリーブオイルにそこまで執着心はなかったのですが、東京に帰ってからもドレッシングの代わりにするなど、何かとエクストラバージンオイルを掛けるように。オリーブオイル中毒になりそうです。

■詳細情報
・名称:セトノウチ 島メシ家
・住所:〒761-4101 香川県小豆郡土庄町甲398
・地図: ・営業時間:11:00〜14:00
・電話番号:0879-62-8500
・公式サイトURL:https://restaurant-31034.business.site/

小豆島でもうどんとデザートは外せない!

「やっぱり、香川県に来たらうどんは外せない〜」という方は、エンジェルロードから街の中心地である「迷路のまち」へ行く途中にある「来家(おいでや)」はいかがでしょうか?

セルフスタイルのうどん屋さんですが、オーダー方法はチェーン店のうどん屋さんと一緒。おぼんを持って好きなうどんを頼んで、トッピングを乗せます。さすが香川。うどんのハリとコシが最高で、ずっと食べていたくなるほどの美味しさです。

■詳細情報
・名称:来家(おいでや)
・住所:〒761-4101 香川県小豆郡土庄町 甲41-5
・地図:
・営業時間:11:00〜15:00
・定休日:火曜日
・電話番号: 0879-62-5656
・公式サイトURL:http://udon-oideya.com/

デザートには小豆島産苺を

さらに、うどん屋さんの前にあるワゴン車のお店「Shave Berry」では、小豆島産のイチゴを使った、いちごみるくタピオカが楽しめます。

スムージーの中にタピオカが入っていて、やさしい甘さが特徴的。タピオカはもちもちしていて美味しいですがそれよりスムージーの味がぎゅっと詰まっていて、タピオカはおまけのようなドリンクです。

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妖怪美術館で不思議な体験をする

思う存分オリーブオイルを堪能したら、今大注目の観光スポット・妖怪美術館を訪れましょう。

妖怪美術館は館長である柳生忠平さんの作品を中心とした、800体以上の妖怪を集めた施設です。妖怪美術館にはON THE TRIPさんが提供しているアプリとコンテンツをダウンロードして、美術館を周りながら楽しめる音声ガイドが付いています。

ガイドを聴きながら実際に妖怪たちを知っていくことで、これまでにない美術館体験をできるのが大きな魅力。詳しい内容は「妖怪の声、聞こえます。小豆島にある妖怪美術館のしわざです」をご覧ください。

■詳細情報
・名称:妖怪美術館
・住所:〒761-4106 香川県小豆郡土庄町甲405
・地図: ・アクセス:土庄港から自転車で7〜8分
・営業時間:10:00〜18:00(17:00)
・定休日:不定休
・電話番号:0879-62-0221
・料金:2,900円
・所要時間:1時間〜2時間
・公式サイトURL:https://yokaimuseum.on-the-trip.com/

妖怪美術館のおみやげ屋さんも外さないで

妖怪美術館を最後まで堪能したら、お土産やさんに寄りましょう。妖怪美術館のグッズは1号館の隣と3号館に併設されています。

中にはさまざまな妖怪が描かれたTシャツや缶バッチ、ポストカードなどがあります。

妖怪画家で妖怪美術館艦長を務める柳生忠平さんのグッズも販売されています。

お札はちょっと怖いですね……!

 

1号館のおみやげ屋さんは妖怪美術館に関するものだけを扱っていますが、3号館にある「モノノケ堂」は妖怪にまつわるグッズも幅広く置かれています。

こんなにもたくさんの妖怪グッズを、私はこれまで見たことがありません。妖怪ってどれもかわいい。

■詳細情報
・名称:モノノケ堂 (妖怪美術館 4)
・住所:〒761-4106 香川県小豆郡土庄町豊島甲生393-3
・地図: ・営業時間:10:00〜18:00
・定休日:水曜日
・電話番号:0879-62-5898

3時のおやつはオリーブオイル掛けアイス

かわいい妖怪もいれば、ゾクッとする妖怪もいました。800体以上の妖怪をずーっと眺めてたら、少しだけ休憩が必要になりそう。妖怪美術館1号館の目の前にある「café de MeiPAM」では、おいしそうなスイーツがずらり。その中でも一番珍しかった、オリーブオイル掛けアイスをいただきます。

実はこのオリーブオイルはレモン風味になっていて、アイスもオリーブオイルに合うアイスをわざわざ選んで使っているそう。もちろん、味は今日イチでした。こんなにもオリーブオイルとアイスクリームとドライフルーツが合うとは……。感動です。

■詳細情報
・名称:405CAFE [迷路のまち店] ・住所:〒761-4106 香川県小豆郡土庄町413-2
・地図: ・営業時間:10:00〜17:00
・定休日:水曜日
・電話番号:0879-62-9889
・公式サイトURL:https://405cafe.business.site/

アイス派じゃない人は醤油シュークリームを

「アイスはちょっと……」という方には「café de MeiPAM」から数メートル離れた長栄堂で売られている醤油シュークリームはいかがですか?

小豆島はお醤油も有名で、シュークリームのクリームになんとなく醤油が含まれています。匂いの割に味はそこまで醤油が強いわけではないし、甘すぎないので、男子陣にも人気でした。

■詳細情報
・名称:長栄堂本店
・住所:〒761-4101 香川県小豆郡土庄町豊島甲生426
・地図: ・営業時間:8:00〜19:00
・電話番号:0879-62-0055

「迷路のまちの本屋さん」と「島モノ家」でおみやげを

小豆島の迷路の町ではいくつかお土産やさんがありますが、特におすすめな2店舗をご紹介します。

迷路のまちの本屋さん

「café de MeiPAM」の上にある「迷路のまちの本屋さん」では、かわいらしい雑貨が売られています。ひとつひとつ手作りされたピアスなどのアクセサリーから、オリーブツリーが描かれた陶器など、ついつい手に取ってしまうものばかりです。

一番人気はこちらのシマハリコ。こちらも手作りで一つずつ色と顔が異なるので、自分にぴったりなシマハリコを見つけてお家に飾るとすてきです。

■詳細情報
・名称:迷路のまちの本屋さん
・住所:〒761-4100 香川県小豆郡土庄町甲413-2(カフェ内の階段を登って2Fへ)
・地図: ・営業時間:10:00〜17:00
・定休日:水曜日
・電話番号:0879-62-9889
・公式サイトURL:https://meirobooks.tumblr.com/

島モノ屋

小豆島のオリーブオイルにハマってしまった方は、ぜひ「島モノ屋」に行きましょう。オリーブ牛のローストビーフランチを食べた「島メシ屋」隣にあります。オリーブ牛のローストビーフで掛けた一本4,000円以上するオリーブオイルから、もう少し小さめのものまで揃っています。

おみやげはフェリー乗り場の隣、レンタサイクルを借りた観光センターでも購入できますが「島モノ屋」で売っているオリーブオイルとは異なります。悩んだら買いましょう!

■詳細情報
・名称:島モノ屋
・住所:〒761-4100 香川県小豆郡土庄町甲398
・地図: ・営業時間:10:00〜18:00
・電話番号:0879-62-8500
・公式サイトURL:https://shimamonoya.official.ec/

フェリーの出航時間まで最後の時間を楽しむ

そろそろレンタサイクル返却の時間が近づいてきました。先に自転車を返却し、フェリーまでの時間は観光センターで最後の時間を楽しみましょう。


観光センターは小豆島一大きなおみやげ屋さん。オリーブオイルはもちろん、オリーブを練りこんだグミやキャラメル、小豆島のキャラクターが描かれたコンパクトミラーなど、小豆島に関するおみやげがたくさん販売されています。

小豆島で大満足な一日を!

「小豆島ってエンジェルロードしか知らなかった……」と思っている人も多いはず。私もその中の一人でした。しかし、妖怪美術館のインパクトは強すぎて妖怪にハマってしまったし、カフェの店員さんやおみやげ屋さんのお姉さん、シュークリーム屋さんの店員さんなど、街の人はとてもあたたかく、思わず「月一で来たい……」と呟いてしまうほど。また来たいと思えた場所でした。

魅力溢れる小豆島、次の週末旅行にいかがですか?

All photos by 桃

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