トラベルやカルチャーの情報を中心に発信している米メディア「Matador Network」。同サイトに「クラフトビール好きにベストな世界の17都市」という記事が掲載されていました。

ここで取り上げるのは、その中に「東京」が含まれていたから。代表的なクラフトビールとして、茨城県の木内酒造がつくる「」が紹介されていたのです。

名前だけではピンとこない人も…、

この“フクロウ”を見ると分かるのでは?

きっと、「ああ、これか!」と思った人も多いはず。ネストとは「巣」のことで、茨城県那珂市鴻巣で生まれたことから名付けられたようです。

いつもならここで商品紹介…となるのですが、あえて割愛。注目したいのは、商品もさることながら、“ビールづくりへの思い”だから。

ここはビールを愛する者たちの巣

改めて、「」は、1823年(文政6年)から日本酒をつくり続ける木内酒造が生み出したもの。

酒蔵にほど近い酒出という地は、その昔、井戸から酒が湧き出たという言い伝えがあるそう。水と緑の豊かな常陸野はビールづくりにも適した地でした。

主にヨーロッパから年ごとに厳選した材料を直輸入。ホップもそれぞれの個性に相応しい産地から。

とはいえ、原料は欧米のものでも、欧米のビールのコピーをつくるわけではありません。ここで生まれるのは、唯一無二の一杯。

モルトとホップの組み合わせは無限。その中で狙いの最良の組み合わせを仕込む。それを保ち続け、時には進化させていきます。

ビールづくりは、まるで我が子を育てるかのように。発酵中、「酵母は元気かな」「暑くないかな」「寒くないかな」。そんな気遣いの日々。

原料となる麦やホップは植物。同じ種類を仕入れていても、その時の出来によって味や香りは微妙に変わります。品質を保つのは、機械ではなく「人」。

茨城県の酒蔵から生まれたフクロウラベルのビールは、今や世界20カ国へ展開されています──。

こうして商品の背景にほんの少しだけでも思いを巡らすと、なんだかビールがもっと美味しくなりそうな気がしませんか?

」の商品一覧はこちらから。世界に羽ばたくクラフトビールは、大切な方への贈り物にもぴったりですね。

もっと見る