茨城県境町は、先月27日、「ソフトバンク」のグループ会社「」協力のもと、自動運転バスを運行すると発表した。バスの運行開始は4月頃を予定している。

同バスは、フランスのナビヤ社製「ナビヤ アルマ」と、複数の車両の運行を管理できる自動運転プラットフォーム「Dispatcher(ディスパッチャー)」を活用し、町内の医療施設郵便局学校などの公共施設をつなぐルートで運行。町内の交通インフラとして一翼を担う。

境町には鉄道路線がなく、町民の多くは車での移動がメイン。そのため、高齢者であっても免許が返納できない状態が続いているという。また、地元のバス会社は運転手の確保に頭を抱えていることもあり、自動運転のバスはまさに救世主的な存在だ。

今回、同バスの運行により、住民が便利に移動できる環境を構築するとともに、自動運転車両の導入を検討する企業自治体に向けたモデル化を計画。運行環境や走行パターンのデータをもとに全国に自動運転バスを拡める役割も果たしていくとのこと。

地域の活性化に加速をつけてくれるであろう進化したテクノロジーの活躍に期待したい。

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