淡路島のパワースポットを訪ねる。夫婦大楠のある伊弉諾神宮【淡路島旅行記7】
地元の人々から「いっくさん」と親しまれている伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)。なんと、この神宮は国生みのヒーローイザナギの終焉の地。また神霊が宿るとされる夫婦大楠があるパワースポットでもあるのです。 筆者が淡路島旅行で訪れた伊弉諾神宮をご紹介します。
最古の神宮
日本書紀、古事記によると、国生みの主人公、イザナギが淡路島の多賀の地で余生を過ごしたと言われています。そして終焉を迎えたイザナギは陵を築いて祭られたのだそうです。これを起源とするのが、この伊弉諾神宮。そして、日本の第一番の宮であることから、地元の人からは「いっくさん」とも呼ばれます。かなり格式のある神宮なのです。
美しい放生(ほうじょう)の神池
古くは生命の永続が願われた神前の御池。放生池と呼ばれるのだそうです。
鯉や亀が放たれています。
イザナギの離宮
現在の本殿の位置に、イザナギ大神の神陵を築いて、祭られているのだそう。格式ある神宮だけあって、厳粛な雰囲気のある本殿です。
夫婦大楠
伊弉諾神宮の中で、筆者が特に感動したのが、夫婦大楠。樹齢九百年を迎えるこの大楠の木は、もとは二株だったものが、一株に統合されたのだとか。なんとも自然の神秘を感じます。
また、この夫婦大楠には、日本で初めて夫婦イザナギとイザナミの神霊が宿るとされています。現在でも安産、子宝子授けや夫婦円満の祈願成就の信仰がされています。
この夫婦大楠のご利益にあずかろうと、多くの人が夫婦大楠に触れていました。筆者も実際触ってみましたが、温かくて、優しい気持ちになれました。パワースポットと言われる理由がわかります。
伊弉諾神宮は、歴史の重みに触れることができる神宮。また、神霊が宿る夫婦大楠は自然の神秘に触れることができるパワースポットです。ぜひ淡路島旅行では訪れてみたいスポットの一つです。
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