お好み焼きといえば、薄く伸ばした生地にたっぷりのキャベツと中華麺を使った、広島風? それとも、生地に具材を混ぜ込んで焼き上げる関西風? 広島出身の人に言わせると、

「関西風お好み焼きはあるが、広島風お好み焼きなんてものはない! お好み焼きは広島のやり方こそが正統派なのだ」

と、熱っぽく語りますが、ちょっと待ってください。それだけではありません。実は兵庫県に “神戸風” なんてものもあるんです。

×ぼっかけで最強ローカルフードが完成

神戸風お好み焼きの特徴は、牛すじをこんにゃくと一緒に甘辛く炊き上げた「ぼっかけ」を使っていること。

もともと神戸牛や但馬牛などの畜産が盛んだった近畿地方で、捨てられることの多かった牛すじをおいしく食べるために明治頃に誕生。戦後の食糧難の時代、長田区を中心に広まっていった、と言われています。

ご飯と一緒におかずとして食べるのはもちろん、発祥の地である長田区では焼きそばやお好み焼きの具材として使ったりと、「ぼっかけ」はマルチに活躍してくれる頼もしい存在です。

地元のお好み焼き屋さんでは単品で提供していることも多く、言ってみれば串カツ屋におけるドテ焼きのような、名バイブレイヤー。

お好み焼きフリークは兵庫に来たれ

他の地方出身者が驚く関西の食文化の例として「お好み焼き定食」が挙げられますが、さらに「ぼっかけ」もプラスして白ごはんにぶっかけて食べつつ、お好み焼きをパクつけば、低糖質ダイエットが裸足で逃げ出すほどの満腹感。

ちなみに、兵庫では広島風と同じように生地を薄く引いてからキャベツを乗せる方法は「べた焼き」や「うす焼き」「洋食焼き」と呼ばれていて、こちらの作り方も関西風と同じくらい一般的。

地理的にも広島と大阪のちょうど間なので、広島風と関西風の両方が楽しめる、粉物好きにはたまらない場所なのです。

購入は、エム・シーシー食品より。

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