群馬観光でおすすめの絶景13選
群馬県には白根山という活火山もあれば、尾瀬という水芭蕉の群生で知られる高原もあり、首都圏からは手軽に自然の奥深さに触れることができます。
持って帰って良いのは思い出だけ、残して良いのは足跡だけという、自然と環境を守る運動の原点のような群馬県の絶景をご紹介します。
*編集部追記
「365日 日本一周 絶景の旅」掲載の絶景を追記しました。(2018/07/04)
吹割の滝
photo by kazukiatuko/PIXTA
東洋のナイアガラ。
「東洋のナイアガラ」こと吹割の滝。 落差7m、幅30mのV字に切れ込む谷に向かって落ち込み吹き上げる滝を間近で見れば、その豪快さにきっと驚くだろう。
・名称:吹割の滝
・住所:群馬県沼田市利根町追貝
・アクセス:JR沼田駅から関越交通バス(45分)バス停「吹割の滝」下車
・営業時間:遊歩道は夜間通行止め
・定休日:12月中旬~3月下旬は冬期閉鎖
・電話番号:0278-20-5050(利根町観光協会)
・オススメの時期:4月~6月(雪解け水で瀑布が豪快)、10月下旬~11月上旬(紅葉)
・公式サイトURL:http://www.city.numata.gunma.jp/fukiware/
毛無峠
photo by yuta/PIXTA
風吹きすさぶ荒涼の地。
常に風が吹きつける強風からか、あたりに木々は見えない。ここにある赤錆に覆われた鉄塔は、小串硫黄鉱山の名残。この地の持つ寂しげな雰囲気を一層引き立てている。
碓氷第三橋梁
photo by りんごりんご/PIXTA
赤いれんがのアーチ。
「めがね橋」ともいわれる高さ30mの4連アーチの橋。現存の総れんがづくりの橋では国内最大規模。下から見ると周囲の自然としっくりなじみ、互いの魅力を引き立てる。
・名称:碓氷第三橋梁 通称「めがね橋」
・住所:安中市松井田町坂本
・アクセス:JR 横川駅よりJRバス関東(碓氷旧道めがね橋経由)軽井沢駅行き(約13分)バス停「めがね橋」下車。※期間限定運行(4月25日~5月6日・7月18日~8月16日・10月17日~11月8日)
・営業時間:めがね橋やアプトの道は終日開放。アプトの道トンネル内照明点灯時間は7:00~18:00
・電話番号:027-393-1111(安中市松井田支所)
・所要時間:1~2時間
・公式サイトURL:http://www.city.annaka.gunma.jp/kanko_spot/megane.html
嬬恋高原
photo by tenjou/PIXTA
キャベツの大群。
夏秋キャベツの生産・出荷量日本一の嬬恋村では、収穫前のこの時期に一面キャベツで覆われた畑が見られる。湿度が低く冷涼な夏の気候は、とても爽やかで心地よい。
わたらせ渓谷鐡道
photo by 5150/PIXTA
川の流れに沿って揺られる。
群馬の気流と栃木の間藤を結ぶローカル線。トロッコ列車は窓ガラスがなく、渓谷の景色と爽やかに澄んだ風を肌で感じられる。自然のなかをゆったり揺られていこう。
https://earthpix.net/wp-content/uploads/2021/01/e6b88be5b3a0-1.html
photo by katsumi/PIXTA
今日が特別な朝になる。
日本一高い場所にある国道、https://earthpix.net/wp-content/uploads/2021/01/e6b88be5b3a0-1.htmlは日の出の瞬間が素晴らしい。満天の星空が白み、眩しい朝日が顔を出すと「朝がくる」という当たり前のことが、特別なものに感じられる。
尾瀬ヶ原
photo by genki/PIXTA
黄金色の草紅葉。
あたり一面が黄金色の草紅葉で覆われる、秋の尾瀬。まわりの木々の紅葉とはまた違う色合いで、両者を一度に味わうことのできる、なんとも贅沢な場所だ。
土合駅
photo by Yuto Nishii
日本一のモグラ駅。
上りの地上ホームとの高低差81m。下りホームは先の見えない468段の階段のその先にある。ホームから地上への道は静まり返り、足音だけが響く。不思議な魅力のある駅だ。
草津温泉湯畑
photo by まちゃー/PIXTA
街を包む湯けむり。
毎分32,300ℓ、一日あたりドラム缶23万本の温泉が湧く名湯を象徴する光景が、この湯畑だ。外気が低いほど湯けむりが立ち込めるので、寒い時期になるほど迫力満点だ。
こちらから以下は「365日 日本一周 絶景の旅」に載っていないスポットです。
野反湖
野反湖(のぞりこ)は群馬・長野・新潟3県の県境にある標高1,500mのダム湖ですが、周辺は高山植物の宝庫で、秋の紅葉とも相まって自然の湖のような美しさを見せています。
長野原草津口駅から野反湖行きのバスは5月1日~10月20日の運行で、山開きは6月1日になります。6月下旬頃のレンゲツツジの群生、7月中旬頃の野反キスゲの群生が特に見どころです。
他にもシラネアオイ・エゾリンド・コマクサなど300種類以上の高山植物が見られるだけでなく、秋の紅葉も美しいです。
・名称:野反湖
・住所:群馬県吾妻郡中之条町大字入山国有林223林班
・アクセス:JR長野原草津口駅から花敷温泉・野反湖行きバス(75分)(ローズクィーン交通)※野反湖行きは5月1日~10月20日の運行
・電話番号:0279-75-8814(中之条町観光協会)
・オススメの時期:初夏から初秋(高山植物)、秋(紅葉)
・公式サイトURL:http://www.nakanojo-kanko.jp/shizen/nozoriko.shtml(中之条町観光協会)
妙義山
妙義山(みょうぎさん)は日本三奇勝の1つで荒々しい岩肌と、奇岩が林立しているので有名です。幾つもの峰を持ち、標高は1,000mくらいと高くはありませんが頂上からは関東平野が見下ろせます。
足ごしらえをきちんとしておけば、鎖場も整備されているので、石門めぐりとさくらの里なら気軽に登ることができます。自然の作った巨大な石門は見る人を圧倒します。また登山上級者用には山頂縦走コースもあり、上から見る奇岩の数々は絶景というべきでしょう。
・名称:妙義山
・住所:群馬県安中市松井田町五料
・アクセス:JR高崎駅から上信電鉄下仁田駅下車タクシー25分
・電話番号:0274-70-3070 (下仁田町産業観光課・観光振興係)
・オススメの時期:4月中旬から5月上旬(桜)、秋(紅葉)
・公式サイトURL:http://www.town.shimonita.lg.jp/m04/m01/m02/
嫗仙の滝
Photo by Pixta
嫗仙の滝(おうせんのたき)は草津白根山から噴出した火砕流によってできた落差25mの滝です。硫黄で赤茶色になった岩肌を優雅に流れ落ちる滝は女性的な美しさが見られます。
滝の近くには森の巨人たち百選に選ばれたカツラの大木があります。遊歩道入り口の駐車場からは1kmほどですが、ロープを張った急斜面もあり、クマも出没するところですからクマ避けの“スズ”や足ごしらえなど装備はきちんとして行きましょう。
・名称:嫗仙の滝
・住所:群馬県吾妻郡草津町
・アクセス:JR長野原草津口駅からJRバス、バス停「草津温泉」下車4km、遊歩道入口駐車場から1km
・電話番号:0279-88-0800(草津温泉観光協会)
・公式サイトURL:https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/hiking/detail/index.php?ccd=7
谷川岳一ノ倉沢
Photo by Pixta
谷川岳の一ノ倉沢(いちのくらさわ)といえば日本3大岩壁の1つに数えられ、登山をする人にとっては憧れではあっても、遭難者が多いことでも知られ、うかつに足を踏み入れられないところです。
そんな一ノ倉沢をハイキング気分で見下ろせるのが一ノ倉沢出合です。谷川岳ロープウェイ駅からなら3km、上越線の土合からでも4km歩けば着きます。マイカー規制があるので一般車は入れませんが駐車場もあり、トイレもあるところから、凄い絶景が見られます。
歩行困難な人や子供連れ用には乗り合いバスもあり、バスで一ノ倉沢出合まで来ることもできるのですから、残雪や紅葉の季節には訪れたいところです。
・名称:谷川岳一ノ倉沢
・住所:群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽 湯吹山国有林
・アクセス:JR上越線土合駅から徒歩約1時間/上越新幹線上毛高原駅および上越線水上駅から関越交通バス、バス停「谷川岳ロープウェイ駅」下車徒歩約40分
・電話番号:0278-62-0401(みなかみ町観光協会)
・オススメの時期:初夏(新緑・残雪)、秋(紅葉)
・公式サイトURL:http://www.enjoy-minakami.jp/
まとめ
群馬県には白根山の湯釜という絶景があるのですが、白根山は活火山のため火口周辺警報が出ると見に行くことができません。昨今は警報がずっと出ていて、早く静まって欲しいものだと思います。