温泉天国「群馬」の名湯8つ
群馬県は草津、伊香保など、たくさんの温泉郷が一同に集う「温泉天国」。
そんな温泉県の県民は、どこの温泉に行っているのだろう? 隠れた名湯はあるの? と思い、群馬県の知人に聞いてみたところ、こんな答えが。
「知名度では選んでいません。大事なのは泉質。みんな、肌や健康状態に合うお湯を知ってるんです」
そこで今回は、群馬の代表的な温泉をピックアップしつつ、その泉質について紹介します。
01.全国三名泉のひとつ「草津温泉」
言わずと知れた、有馬、下呂温泉と並び称される全国三名泉のひとつ「草津温泉」。
泉質は酸性泉で、少し肌にピリピリした感触があります。一般的適応症、きりきず、慢性皮膚病、慢性婦人病、動脈硬化症などさまざまな効能が期待でき、一説では「恋の病以外ならどんな病気でも治る」とか。
草津温泉観光協会TEL:0279-88-0800
02.飲める温泉!?「四万温泉」
昭和29年、国民保養温泉地の第一号にも指定された「四万温泉」。
奥四万湖など優れた環境が広がり、温泉の湧出量も豊富。ここの温泉は昔から「飲めば胃腸によく、入浴すれば肌に良い」とされ、飲泉所も配置されています。胃腸病、食欲増進などの効能にも期待。
四万温泉協会TEL:0279-64-2321
03.健康促進&子宝の湯「伊香保温泉」
伊香保温泉には、2種類の温泉があります。
ひとつめは湯のなかに含まれる鉄分が酸化し、茶褐色がついた「黄金(こがね)の湯」。やわらかな湯で、体を芯から温めて血行を促す作用があります。病気やケガの療養、そして女性には子宝の湯として喜ばれてきました。もうひとつが近年湧出が確認された「白金の湯」。こちらは疲労回復、健康促進に良いそうです。
渋川伊香保温泉観光協会 TEL:0279-72-3151
04.名湯めぐりも醍醐味「みなかみ18湯」
みなかみ町には18湯の温泉があります。
水上温泉郷の中心に位置する水上温泉では、一般的適応症、きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症などの効能が期待でき、その他にも神経痛、リウマチに効果的な川古温泉や美肌効果が魅力の真沢温泉など。
肌や体調に合わせて泉質を選んだり、名湯めぐりをするのもいいですよね。
みなかみ町観光協会TEL:0278-62-0401
05.神をも癒した伝説「老神温泉」
ここでは、名前の由来に注目!
赤城山の神(ヘビ)が傷ついたとき、この湯で傷を治し、男体山の神(ムカデ)を追うことができたことから「追い神」と呼ばれるようになり、それが「老神」になったと伝えられています。一般的適応症に効果的で、慢性的な痛み、疲労回復が期待。
老神温泉観光協会TEL:0278-56-3013
06.高温の湯を楽しむなら「万座温泉」
こちらは、標高約1,800mの高原に湧く温泉地。「万座は地熱の上にある」といわれるほど、量が豊富で高温なのが特徴。
濃い硫黄泉が胃腸病や神経痛によく効くとされていて、冷え性や筋肉・関節痛にも良いそうです。熱い湯を堪能しながら、高原ならではの展望を楽しむのも◎。
万座温泉観光協会TEL:0279-97-4000
07.傷ついた兵士を癒したという「やぶ塚温泉」
天智天皇の開湯伝説が伝わる、のどかな丘陵地帯に湧く古湯。
田園地帯の穏やかな景観は、体だけではなく心も癒やしてくれるはず。泉質はメタけい酸及び炭酸水素ナトリウム含有で、病後回復期、疲労回復、健康増進に効果があり、かつて傷ついた兵をこの温泉で癒やしたという言い伝えから「新田義貞(にったよしさだ)の隠し湯」とも呼ばれています。
太田市産業観光課TEL:0276-47-1833
08.♨︎マークの発祥地「磯部温泉」
天明3年(1783)の浅間山大噴火のときに湧出量が増した温泉で、足湯なども気軽に楽しめます。
今では全国で定着している「温泉マーク」発祥の地としても有名。泉質は塩化物泉で、一般的適応症、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病への効果に期待あり。
安中市観光機構TEL:027-385-6555
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