岐阜市に「公立不登校特例校」開校。その革新的なシステムとは?
4月7日、岐阜市に東海地区では初の「公立不登校特例校」、「岐阜市立草潤中学校」が誕生した。
今までの学校のシステムに合わないなど、不登校を経験した生徒のありのままを受け入れ、個々の学習に着目し、新たな自分の可能性を見つけるといったポリシーのもと、全校生徒40名を迎え開校した。
生徒は自分のペースに合わせて、自宅でオンライン学習するコース、自宅でのオンライン学習を中心に週に数日登校するコース、毎日登校するコースの3つから選択できる。
そのほか、担任は生徒側の選択制、個別にカリキュラムを編成(学年ごとに基本的な時間割は設定)、給食はなく学校が手配した業者のお弁当を注文、またはお弁当を持参(学校内のどこでも食べられる)、草潤中学校を希望した教師を配置するなど革新的なシステムが採用されている。
多様性の大切さが叫ばれる現代、学校や学びの在り方にもそれが求められる時代になったのかもしれない。
ともあれ、草潤中学校の開校が、これからの教育の可能性を広げたことは間違いなさそうだ。