生まれもった気質なのか、男兄弟で育てられた影響なのか、女にしては“カワイイ”に全く惹かれない筆者。常日頃から、陽より陰を好んで生きております。

そんな“陰”に最もかけ離れた世界と言えば、あの夢の国。そう、ディズニーランド。

可愛げがまだあった学生時代にデートで訪れたのはもう20年前。以来足を踏み入れておらず、誤解を恐れずに言えば興味を抱くこともありませんでした。

しかし縁あって東京ディズニーシーに赴き、誕生したばかりのアトラクション「ソアリン」を体験するというとんでもない事態に! 結果、“ディズニーに全く興味なかった”筆者であったものの、予想外に超感動してしまったのでご紹介させてください!

海外のディズニーで絶大な人気を誇る「ソアリン」


本日オープンした青いドームが目印の「ソアリン:ファンタスティック・フライト」。「ソアリン」はディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーをはじめ、海外のディズニーテーマパークで絶大な人気を誇るシュミレータータイプのアトラクション。ライドに乗って世界中の空の旅を楽しむというエンターテインメントなんです。

気分を一層盛り上げてくれる、ロビーやギャラリー


©︎Disney
エントランスを抜けるとクラシックなロビー。「ソアリン」の舞台はファンタスティック・フライト・ミュージアムという博物館なのです。飛行の研究に情熱を注ぎ、未来を夢見て努力し続けた女性、“カメリア・ファルコ”の人生を振り返る特別展が開催されています。


ロビーにはオープニングセレモニーの様子や博物館の歴史にまつわる品々が展示。レセプションの横には創設者であるファルコ家の紋章と、現在博物館を運営する探検家・冒険家学会(S.E.A)の紋章が飾られています。


こちらは常設展の会場、ロタンダ。中央にはS.E.Aが大切にしている4つの事柄に関するモチーフが彫られています。さらに世界の人々の飛行へのイマジネーションや夢が描かれた8枚の壁画が展示。中には日本をイメージしたと思われる壁画もありましたよ。


歴史、生物学、考古学、技術というカテゴリーに分けられたコレクションも飾られています。


カメリア・ファルコが誕生して100年目を迎える今年、博物館では彼女の功績を称え特別展を開催。こちらのギャラリーでは、カメリアの冒険先でのスケッチや研究成果など、さまざまな展示物を見ることができます。


父親であるチェッリーノの飛行の研究や博物館に情熱を注ぐ姿を小さな頃から見てきたというカメリア。空への憧れを抱き、冒険や飛行研究の世界に進むとともに、彼女が博物館の2代目館長を務めたのは、当然の流れだったのだとか。

カメリアが亡くなった今も、彼女の想いを引き継ぎ博物館は運営され、人々に空を飛ぶことを夢見る楽しさを伝えていく役割を継承しているようです。

ドリームフライヤーに乗って空の旅へ


そして博物館の屋外テラスへ。カメリアが仲間とともに開発したという空飛ぶライド、“ドリームフライヤー”が特別展のハイライトとして展示されています。


いよいよ待ちに待った搭乗。シートベルトをしっかり締めたら準備OK!

“浮遊感”を味わって巡る世界の絶景

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(実際の見え方とは異なります)

スタートともにライドがスキー場のリフトのようにふわっと浮かび、どよめきと歓声に包まれるシアター内。巨大なスクリーンに世界の名所が映し出され、そして飛んでいるような感覚に。これはすごい!

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(実際の見え方とは異なります)

景色はアジア、アフリカ、アメリカなど次々に変わり、視界いっぱいに絶景が広がります。ライドが上昇&下降するので、映像とわかっていながら落ちてしまいそうになる瞬間も!さらに風や香りによる演出もあったりと臨場感も半端ありません。


(実際の見え方とは異なります)

マッターホルンもはるか上空から優雅に飛行。映像の世界に入り込んだような没入感に驚きの連続です。

ちなみにソアリン体験の約5分間で筆者が発したのは「ぎゃー!」「わー!」「すごーい!」という普段滅多に発しない感嘆詞ばかり。筆者のようにディズニー好きでない人、“陰”気質な人でも間違いなく楽しめるアトラクションと言っても過言ではないでしょう!

キャストさんにインタビュー!


そして今回は特別に「ソアリン:ファンタスティック・フライト」の魅力についてキャストさんにインタビューさせて頂くことができました。

ー日本版ソアリンのオススメの楽しみ方を教えてください
海外のものとは違って、日本のソアリンは「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」であることが特徴です。ぜひ体験の前に博物館でストーリーをしっかり感じていただければと思います。

ーソアリンを通してお客さんにどんなことを伝えたいですか?
”イマジネーションや夢見る心があれば何でもできる”という想いが込められたアトラクションなので、皆様にもそのメッセージを感じていただければ嬉しいです。

リアルな浮遊感と臨場感を感じながら世界の絶景を巡る「ソアリン」。ディズニーが好きな人はもちろん、ディズニーに縁がなかった人もぜひ体験してみてくださいね!

東京ディズニーシー
住所:千葉県浦安市舞浜1−13
電話番号:0570-00-8632
https://www.tokyodisneyresort.jp/tds/
[Photos by Nao]


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