「日本三大奇祭」って知ってる?魅力と見どころを紹介
日本人にとって、祭りは切っても切り離せないほど大切なもの。今もなお、毎年、数多くのお祭りが全国各地で行われています。しかし日本には、常識では考えられない変わった祭り、つまり奇祭が数多く存在しています。
今回はその中でも『日本三大奇祭』として数えられている、文字通り奇妙な祭りの魅力についてご紹介いたします。
*編集部追記
2016年5月公開の記事に新たに加筆しました。(2019/6/9)
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日本三大奇祭とは?
日本には古くから各地域に根付くさまざまなお祭りが開催されており、風習や伝承を基に、他の地域からは「変わっている」と思われるようなお祭りを「奇祭」と呼びます。
そんな奇祭の中でも、日本を代表するほどの規模や文化を持ち合わせている3つのお祭りが日本三大奇祭なのです。
なまはげ柴灯祭(せどまつり)
photo by pixta
みちのく五大雪まつりのひとつとして知られる『なまはげ柴灯祭』。毎年2月の第2金・土・日の3日間、秋田県男鹿市・北浦にある真山神社で開催されます。
正月行事である『柴灯祭』と『なまはげ』を組み合わせたもので、神社境内に焚き上げられた柴灯火のもと、なまはげが見事な乱舞を披露してくれます。
御柱祭(おんばしらまつり)
photo by pixta
全国の諏訪神社の総本社である、長野県の諏訪大社。そこで行われる『御柱祭』は、全国的に奇祭として知られており、数多くの観光客が訪れます。
Onbashira Matsuri, Japan from OH! MATSURi on Vimeo.
寅と申の年、つまり7年に一度しか行われない行事で、樹齢200年にも及ぶモミの大木を皆で曳き建てます。10トンにもなる巨木を里へ曳き出したり、川を曳き渡したりと、迫力満点!男性の度胸が試される行事です。
吉田の火祭(よしだのひまつり)
夏の富士山の山じまいのお祭りとして、毎年夏の終わり、8月26日と27日に行われます。祭りの際には、町中で大松明が焚き上げられ、富士山の噴火を鎮めます。
この火祭りの起源は、なんと今から500年以上も前になるといいます。大松明の明かりを見ていると、自然と魅了されてしまい、神聖な気持ちに。古くからは「日本三奇祭」として知られ、昨今は「日本10大火祭り」の1つでもあります。また、山梨県の無形民俗文化財にも指定されています。
あなたが行きたいのは、一体どの祭り?
どの祭りも、皆さんがイメージする一般的な祭りとは違う、かなり個性的なものばかりです。負傷者も出てしまうほど、命がけの祭り…。実際にご自分の目で見てみれば、その迫力に驚くはず。
今年は、そんな一風変わったお祭りを訪れてみてはいかがでしょうか?
ライター:キタトモミ(日本三大奇祭とは?)