こんにちは。今回は私が今まで旅した中でも特にお勧めしたい、イスラエルとパレスチナについてご紹介したいと思います。

その中でも特に私が特別だと感じたエルサレム旧市街地と、ベツレヘムの2か所に焦点を当てて、その地域を旅する醍醐味を写真と共にご紹介します!

 

エルサレム以外にこんなに小さなエリアに多数の民族が住んでるところは他にない!

photo by Shoko_Jyaiko

観光客なら必ず訪れるであろうエルサレムの旧市街地。まずその地図を見て驚くことは、この城壁で囲まれた小さな0.9㎢のエリアにイスラム教徒、キリスト教徒、ユダヤ教徒、アルメニア正教徒の4つの宗教ごとに区分分けされていることだと思います。

 

私はムスリム地区の入り口であるダマスカス門(写真上)からエルサレム旧市街地に入ったのですが、そこはまさにアラブ諸国によくあるようなスーク(市場)になっていました(写真下)。

お店の看板もアラビア語で行き交う人々ももちろんアラブ人です。お土産屋さんにはイスラム教徒が身に付けるようなものからパレスチナのマグネットも売っています。とても活気のあるエリアでした。


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しかしこのムスリム地区を少し歩いていくと一気に雰囲気がガラッと変わります。建物の様子から道のタイルまでムスリム地区とは何か違うなと思ったら、そこはJewish Quarterと書かれたユダヤ教徒地区でした。

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何も門や壁も境界線もなく突然始まったユダヤ人教徒地区では、ユダヤ人特有の黒いコートに帽子を被った人たちが行き交っています。お店の看板もヘブライ語で書かれています。 

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さらにこのユダヤ教徒地区を抜けるとまた雰囲気が変わったな…と思ったらそこはアルメニア正教徒の地区でした。石で作られた教会が美しく、お店などは少なく住居エリアの雰囲気が漂っています。

そして更に進むとキリスト教徒の地区へ。ここにはキリスト教にちなんだグッズが売られていたり、イエスキリストのお墓とされる場所に建てられた聖墳墓教会があり、常に観光客が絶えません。

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このようにエルサレム旧市街地の城壁の中だけで、4つもの全く異なった文化や宗教を感じることができます。それも全てとてもディープで、古くからの歴史を残したまま今に受け継がれている街並みを散策することができます。

 

こんなに宗教的に重要な建物が密集しているところはエルサレム以外ない!

エルサレム旧市街地の城壁内を一周するだけで、数多くの宗教的に重要な建物や遺跡を見ることができます。こんなに小さいエリアに見どころがぎっしり詰まっている場所は世界中の他どこ探してもないでしょう。

 

嘆きの壁

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誰でも一度は聞いたことがあるであろうこの巨大な壁は、かつて神殿の一部でした。男性用と女性用に分かれていて、男性用の方が広めに作られています。

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観光客でも壁の近くに行くことができます。壁の近くに行くと隙間に挟まれた紙をたくさん目にすることになります。この紙には多くの人たちの願い事が書かれているようです。

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私が女性用の壁のエリアに入った時、その前にはたくさんの女学生達がお祈りしていました。本を読みながら体を揺らして、一生懸命にお祈りしている姿がとても印象的でした。

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岩のドームとアル=アクサー・モスク

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嘆きの壁の先に見えるのが、ハラム・シェリーフ(神殿の丘)と呼ばれる聖域に建てられた、岩のドームとアル=アクサー・モスクという聖地です。

このエリアには足が露出している服装では入ることができないので注意しましょう。セキュリティの係員が足の周りに巻くスカーフを貸してくれることもあります。

 

預言者ムハンマドが昇天したといわれる岩のドームはイスラム教徒にとって大変重要な聖地であり、エルサレムのシンボルでもあります。あいにくイスラム教徒でない限り中に入ることはできませんが、とても鮮やかな色で装飾されている外装は目を奪うほど美しく、いくら見ていても飽きません。

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アル=アクサー・モスクもイスラム教徒でないと入ることはできません。このモスクはイスラム最初期に建てられたとても重要なモスクの一つであり、銀のドームとも呼ばれています。

歴史を感じる古い外装を眺めるだけで昔にタイムスリップしたような気持ちになります。

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聖墳墓教会

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エルサレムの中でも常に混雑しているのが聖墳墓教会。なぜならここはイエスキリストのお墓があり、キリスト教徒にとって最大の聖地の一つであるからです。

教会はとても広く、その中の一部に大理石で作られた小さな部屋があり、墓石はその中に設置されています。

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私は墓石を見にここに3回訪れたのですが、1回目は朝早く行ってとても空いていたけれどミサをしていて入れず、2回目と3回目は長蛇の列で、次の移動の時間が迫っていたので、残念ながらお墓を直接見ることはできませんでした。もしお墓を間近に見たい方は時間に余裕を持って行かれることをオススメします。

 

また、イエスのお墓以外にもこの教会は見どころはたくさんあります。中は静かで美しくとても厳粛な雰囲気が漂っています。

この教会は複数の教派による共同管理となっていて、教会の中もローマ・カトリック教会、ギリシャ正教、アルメニア正教、コプト正教、シリア正教、エチオピア正教のエリアに分かれています。そのため1つの教会の中で異なった宗派の法衣やミサなどを同時に見ることができ、とても興味深いです。

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ベツレヘムでは、分離壁アートや難民キャンプを訪れて平和について考えさせられる

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ベツレヘムはエルサレムから約10km先にあるパレスチナ自治区です。イエスが生まれたとされる生誕教会もここにあります。

ベツレヘムの北側には分離壁が設けられており、常に出入りを監視されているようでした。実際ベツレヘムからの帰路にあるチェックポイント(検問所)では、パレスチナ人は全員バスから降ろされて軍人にチェックされていました。

私も一応パスポートは持って行きましたが、外国人だからかバスから降ろされることもありませんでした。

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一旦ベツレヘムに入ると雰囲気はアラブの街といった感じで、中心部はとても活気があります。

ベツレヘムに行く予定の方に是非オススメしたいのが、パレスチナ人のSalahという男性がボランティアでやっているウォーキングツアーです。


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このツアーに参加するには事前にSalahにメールで連絡をし、当日の集合場所などの確認をします。ツアーの内容はSalahが、ベツレヘムの街を歩きながら難民キャンプや分離壁に連れて行ってくれ、現地の人ならではの説明を英語でしてくれます。


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私が彼の話で一番記憶に残っていることは、パレスチナ人はパスポートをもらうことができず、国外に行く際には招待状やその旅の必要性を示した証拠が必要で、なかなか容易に海外に行けないということ。

その他にも難民たちの苦しい生活についてや、分離壁に書かれたアートで有名なアーティストのバンクシーの話など、とても興味深い話をたくさんしてくれました。

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分離壁に描かれたたくさんのメッセージには、人々の平和を願う気持ちが込められています。

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ツアーは無料ですがツアーの終わりに彼の説明に満足したらチップをあげましょう。(私がツアーに参加した当時は無料でしたが、2018年12月現在、公式ホームページを確認したところBunksurfing hostelに宿泊していれば無料、そうでなければ有料になったとのことでした)

自分たちだけで旅していると知り得ないような現地に住むパレスチナ人の声を生で聞くことができて、大変有意義なツアーです。

 

イスラエルの出入国、現地の治安について

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イスラエル、パレスチナに行こうと計画している方々の中で不安要素となっていることは、現地の治安や出入国についてではないでしょうか。詳しくご紹介します。

 

出入国について

イスラエルへはテルアビブにあるベン・グリオン国際空港へ空路で入国する方法や、ヨルダンやエジプトから陸路で入国する方法などがあります。

私は空路を選択し、入国はキプロスのラルナカからテルアビブへ、出国はテルアビブからヨルダンのアンマンへ抜けるルートを選択しました。

 

まず行きについてですが、キプロスを出国する際に搭乗口前で約15分ほど質疑応答や手荷物検査をされました。これはイスラエルに渡航する人たちだけに特別に行われるセキュリティチェックです。質問の内容は、滞在予定日数、渡航目的、現在住んでいる国について、現在働いてる会社についてなどでした。

そしてテルアビブに無事到着しドキドキしながらイミグレーションの審査官のところに来ました。

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しかしあっさりと何日間滞在予定かだけを聞かれ、パスポートにはスタンプを押されず代わりにこのような入国カードのようなものをもらいました。イスラエルの出入国スタンプがパスポートに押されるとアラブ諸国への入国を拒否されることがあるので、スタンプは押さないようになっているようです。

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帰りはそんな厳しいチェックはないだろうと思っていたのですが、帰りのほうが入念なチェックを受けました。

まず搭乗券を受け取ったら一人ずつセキュリティの係員のいるテーブルに呼ばれ、イスラエルで何をしたか、誰に会ったか、何か買ったか、自分で荷造りはしたか、どこに行くのか、どんな会社で働いているのかなどの質問をされました。

堅苦しい雰囲気はあまりなくフレンドリーな感じでしたが、質問はとても詳細で入念な感じがしました。

 

また手荷物検査では、ランダムで選ばれた人は普通のチェックに加えて更なる手荷物や身体チェックをされます。私は運悪くランダムで選ばれたので、手荷物検査を終えるのに30分ほどかかりました。なんと履いていたビーチサンダルも15分ほど細かく調べられました!

無事に手荷物検査を終えて飛行機に乗れた時はホッとしたのを覚えています。このように他の国では受けたことのないくらい厳しいセキュリティチェックがありますので、余裕をもって最低でも飛行機の出発3時間前には空港に行くようにしましょう。

 

治安について

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私は今回一人で旅行をしましたが旅行中特に危ないと感じたことは全くありませんでしたし、他にも一人旅をしている旅行客にたくさん会いました。しかしどの国でも同様ですが、夜間の一人行動は避ける、細い路地には入らないなどの注意は必要です。

旅するエリアやその時の政治情勢などにも左右されると思いますが、事前に情報収集を入念にし、不安な気持ちを乗り越えてこの地に足を運んでいただきたいと思います。

 

こんなに様々な民族、、文化が詰まっているところは世界中他にない!

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まだまだここに書ききれないほどイスラエル、パレスチナには見どころが山ほどあります!私が旅行したのは数日間という短い期間でしたが、それだけでも様々な民族や宗教や文化に触れることができて毎日とても刺激的でした。

そして現地の人達と話したり人々の生活している様子を直接見ることで、イスラエル、パレスチナ問題や平和について深く考えさせられる機会になりました。

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私は今まで色々な国に行ってきましたが、その中でもこんなに多様で深くユニークなところは他になく、とても特別な場所だと感じました。

是非たくさんの人達にイスラエル、パレスチナを訪れていただき、歴史と平和について想いを馳せていただきたいです。


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