バラナシ。インドの中でもヒンドゥー教の聖地として有名な場所です。広いインドの中でもガンジス川とタージマハルはインドの観光2大巨塔と言ってもいいのではないでしょうか。

 

50m歩けば牛や犬、ひょっとしたら人のうんちに遭遇するというなんとも混沌とした場所のバラナシですが、実はバラナシの夜がとんでもなく幻想的だったってご存知でしたか?

今回はバラナシの美しい夜の顔を皆さんに紹介させていただきたいと思います。

 

毎夜ガンジス川のほとりで行われる礼拝【プジャー】

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バラナシにある数多くのガート(沐浴所)の中でも一番人が集まるのがとダーシャシュワメートいうガート。朝は沐浴をしているインドの方々とツーリストがサンライズを見に来る場所です。

その場所で毎日日没あたりから行われる儀式がプジャーです。

 

プジャーはヒンドゥー教で行われている礼拝であり、朝や昼以上にガートに人だかりができます。

ツーリストももちろん見ることができ、嬉しいことに無料で見ることができるんです。

 

プジャーのスーパースター、その名は【バラモン】

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プジャーでは場所と日にもよりますが、5名から7名程の人が祭壇の上で祈りを捧げる人を見ることができます。その人物こそがバラモンです。

 

バラモンとはインドのカースト制度で最高位に価する位でありバラモン教やヒンドゥー教での司祭クラスの人の総称です。

 

現在インドではカースト制度は憲法の中で否定されているものですので、バラモンだからといって特に特権があるという訳ではありませんが、やはり今でも昔の名残がありインドの人たちにはカーストが残っているという事です。

 

プジャーの見所とは!?

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プジャーで皆さんに見ていただきたいのは、バラモンのお祈り方法です。

お祈りといえば祭壇の前にじっと座って静かに目を閉じ祈りの言葉を捧げるといった姿が一般的ですが、プジャーで見るバラモンのお祈り方法はまったく異なります。

 

火のついた蝋燭が揺らめく燭台を手にとり、様々な方向をむきまるで踊りを踊るかのように祈りを捧げるんです。

音楽にあわせ、様々な方向をむいてお祈りを捧げてくれるのでどの方向から見てもプジャーでお祈りを捧げるバラモンの姿を目にする事ができます。

 

しかも、そのバラモン…なんと…イケメンが多いです!!女性の方、バラモンのイケメンっぷりにも注目しましょう。

 

また、バラモンに目を奪われがちですが、周りのインド人の方にも注目していただきたいです。

皆さん歌を一緒に歌ったり、手拍子をしたりとバラモンと一緒になってお祈りをしているようであり、ヒンドゥー教への厚い信仰心を感じとる事ができます。

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プジャーを徹底攻略しちゃおう!!

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ずばり、プジャーをバラナシで絶対に見たいなら乾季に行きましょう!!!

雨季は水位があがり、プジャーをやる場所が異なってくるんです。ガートの階段は川の下に沈んでしまう為、建物の屋根の上などでプジャーを行われる場合があり、近くで見る事は難しくなります。

 

とはいってもバラナシの雨季は短く、雨がよく降り川の水位が高くなるのは7月〜9月。

今回僕は9月の末に訪れましたが、水位は低くなっていたので無事にプジャーを見る事ができました。

 

また場所としては、まずボートの上からみるのが良いでしょう。プジャーが行われているガートにはたくさんのボートが並んでおり、客引きもたくさんいます。2015年の9月時点では50ルピー程でボートの上から見る事ができました。
ボートの上から見る利点としては真正面から横に並ぶバラモンを見る事ができ、統一された動きをじっくりみる事ができるところでしょう。

 

また、側面からバラモンを見るというのも非常に良いです。バラナシでの滞在期間が短い方はまず最初にボートに乗り、途中で下船して移動をすると良いでしょう。

人だかりはできていますが、多くの人は開始直後のみ写真を撮っているだけで、後半は意外とすんなりバラモンの近くに寄る事ができます。

 

プジャーが始まるのはおおよその時間です。日没付近になりますので、時には18時30分頃から開始され、時には19時すぎから開始される事があります。

前日に訪れた方におおよその時間を尋ね、最低でもその30分前から1時間前にはガートに到着しているようにしましょう。

 

プジャーの幻想的な世界観を写真でご紹介

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バラナシの夜はプジャーに酔いしれよう!!

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お祭りなどは開催期間中にいかなければいけませんが、プジャーは毎日バラナシで行われている礼拝になります。

ですので余程の事がない限り、夕刻にガンジス川のガートへ行けばプジャーを見る事ができます。

 

その光景はとても幻想的で人を惹きつける力があるものだと僕は思いました。バラナシ滞在中毎日プジャーを見に行った程です。

 

ぜひ、皆さんもバラナシを訪れた際は朝と昼の姿だけではなく、夜の美しいバラナシの姿を見て酔いしれてみてください。

 

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