インド旅行でぜひ訪れたい6つの都市
旅行者の中でインドのゴールデンルートと呼ばれているルートがあります。それは北インドのデリー→ジャイプル→アグラを巡るルート。しかし、今回は筆者が実際に訪れてみた、おすすめしたい素敵な都市をご紹介します。
1.ハンピ
photo by KYOKO AOYAMA
アクセスが悪いこともあって、日本人にはまだあまり知られていないハンピですが、インドへ訪問したことのある旅人は必ず知っている、多数の旅人たちが絶賛する南インドにある小さな村です。
世界遺産ですが、観光地化がそれほど進んでいないためツーリストで込み合っていません。サトウキビ畑やバナナ園を抜けると、奇怪な巨岩群が目に飛び込んできます。巨岩群と自然と遺跡で作られている不思議な村で、私は違う惑星に来ちゃったのかと思うほど驚きました。
ハンピはざっと見るだけで2日ぐらいかかります。ハンピへ着いたらぜひ自転車を借りて散策してみましょう。
photo by KYOKO AOYAMA
訪れたら必ず登りたいマータンガ山はハンピの村を一望することが出来ます。ここから眺める景色が最高に素晴らしいです。きっとあなたも夢中になれるはずでしょう。
2.ジャイサルメール
ピンクシティのジャイプル、ブルーシティのジョードプルは定番ですが、同じラジャスタン州にある砂漠の町、ジャイサルメールも外せません。
13世紀の雰囲気の残る町並みの美しさ、ジャイサルメールはゴールデンシティの異名を持ちます。砂漠の土で造られた家々、見どころのラジャスタン最古の城にきっと惹きつけられるでしょう。
西に沈む夕日も美しいですが、一日の最後の光を受けて黄金色に輝く町並みの美しさは感動的なものです。
3.クーリー村
photo by KYOKO AOYAMA
ジャイサルメールに来たら是非訪れてもらいたいのが、クーリー村です。ジャイサルメールからローカルバスでだいたい2時間ぐらいで行くことが出来ます。ツーリストはほとんどいませんが、荒らされていない綺麗な砂丘があり、キャメルサファリをすることができます。
一泊二日朝晩食事つきのキャメルサファリ体験は、このクーリー村ならだいたい千円ぐらいでツアーに参加できます。村には土と牛の糞でつくられた可愛い宿があり、一泊三食付き(当時お湯は出ませんでした…沸騰した湯を桶でもらえます)、だいたい150円でした。激安ですね。
photo by KYOKO AOYAMA
夕暮れは砂漠で一番幻想的なひととき・・・夕食は感じで砂漠で作ってくれる美味しいカレーとチャパティをいただく事ができます。夜はラクダと一緒に満点の星空の下で静かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
4.リシケシ
インドの北部にある静かな町リシケシは、ヒンドゥ教の巡礼者やサフラン色の衣を着けた修行者サドゥーの姿が目立ちます。ビートルズが修行した地でもあり、ヨガ道場アシュラムの数も多く、古くからヨガの修行者が集まる聖地となっています。
リシケシには下流の濁水からは想像できない綺麗なガンジス川が流れています。ぜひ沐浴をしてみましょう。きっと身体も心も清められることでしょう。
5.バラナシ
photo by KYOKO AOYAMA
インドに興味を持つ人にバラナシの名を知らない人はいないでしょう。ヒマラヤの水を集めたガンジス川が流れているこの町はヒンドゥー教の最大の聖地、シヴァ神の聖都でもあります。また、日本語を流暢に話せるインド人が多い町でもあります。
ガンジス川の聖なる水で沐浴をすれば、すべての罪は浄められ、ここで死に、遺灰がこの川に流されれば輪廻からの解脱を得るといわれています。これはヒンドゥー教徒にとって最高の幸福といわれ、年間100万人を超える巡礼者たちが訪れる町でもあります。ここで死ぬのを目的にしている人もいる、まさに聖地といわれている町です。
ガンジス川には死体が流されるほか、下水や工場排水などが流れ込んでいるため、免疫のない日本人が沐浴するには注意が必要です。日没時にはプージャーと呼ばれる礼拝が行われています。礼拝僧が火を掲げてガンガーに祈りを捧げる姿は必見です。
インドの中のインドを感じれる騒々しい町といえばバラナシじゃないでしょうか。
6.ゴカルナ
日本人ツーリストにはあまり知られていない神秘的な町ゴカルナは、こちらもヒンドゥー教の聖地の1つである近くには海がある小さな町です。
近くにある昔ヒッピーの聖地と言われていたゴアが観光地化、クラブ化、高価格化してしまった為、それらを嫌ったヒッピー系旅行者も多く来ているようです。運が良ければイルカウォッチングもできちゃいます!
まとめ
好きか嫌いのどちらかに分かれると言われているインドですが、嫌いと答えるだいたいの人は短期旅行者、また、共通してゴールデンルートだけを周っていた人たちが多いような気がします。
時間があればインドは駆け足で周遊するのではなく、ゆっくりと色々な町を訪れ、地元のインド人達と触れ合ってみるときっと病みつきになるぐらい大好きになれるはず・・・。
次の旅行先には、ぜひインドへ訪れてみてはいかがでしょうか。