変わりゆく“モビリティのあり方”を象徴する、南アフリカの「NOVA」という車両の存在。

簡単に説明すると、コワーキングスペースとして使われるトレーラーです。

移動する際にはクルマに牽引をしてもらう必要がありますが、基本的には場所を選ばずに仕事をできるのが特長。備え付けられているのは、イスとデスクはもちろんのこと、Wi-Fiやプリンター、コーヒーマシン、それにバスルームなど。オフィスに劣らない環境が揃います。電力も屋根に設置したパネルから太陽光発電で賄います。

展開するのは、ケープタウンを拠点にしている企業「Work & Co」。インフラ基盤が十分に整わないアフリカでは「確実な電力の供給、通信環境の確保」というニーズが高く、こういったサービスを提供が増加している様子。

この「NOVA」について、注目したいのはその目的。移動を快適にするためではなく、仕事をする“場所の確保”のために造られたこと。

クルマをはじめとしたモビリティのあり方は、食べ物を提供することやサウナに入れるようにまでなってきたりと、人を目的地まで運ぶだけではなくなりました。コワーキングスペースも、モビリティが担うものとなっているのです。

南アフリカというビジネス環境が生んだ、モビリティにいま求められていることがわかるいい例なのかもしれません。

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