ケニアで暮らしている人の日常を切り取った写真や動画。ケニアやアフリカ大陸の文化に興味のある人なら好きかもしれないけど、大半はそうではないだろう。正直、この類の作品は飽和していて、既視感もある。

だけど、ミュージシャンやビデオグラファーとして活躍するCee-Rooさんのビデオは、視覚だけでなく聴覚にも訴えかける作品となっている。

音で旅する「

約3分間のビデオで響きわたる民謡は、Cee-Rooさんが独自にアレンジしている。

豆が砕かれるときや、ナイフが研がれるとき。カップを叩いているところや、手押し車の車輪がきしむところ……。

多くの人たちが民謡を歌っているところに生活音を重ねているのだ。

彼の手にかかれば、ありふれた日常で無意識にノイズだと考えられる音でも、心臓にダイレクトに響くようなエネルギーを持ちはじめる。ミュージシャンとして活躍しているスキルが関係しているのだろう。

最後に視覚的な情報にふれるとしたら、ダンスをしたり歌っていたりするときのケニアに暮らす人々はとても笑顔にあふれている。

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