絶滅の危機に瀕しているキタシロサイ一頭が死体で発見された。場所はケニアのオルペジェタ自然保護区。これで世界で生き残っているキタシロサイはわずか6頭。

野生種はもういない?

死亡が確認されたキタシロサイは、名前を「スニ」という。34歳の雄のサイだ。保護区のスタッフが17日、小屋の中で死んでいるのを発見した。死因は不明だが、ケニアの野生動物保護局が死体解剖をして調査するという。

キタシロサイは角を狙った密猟が原因で激減。野生では1頭もいなくなっている。保護された個体の中でも繁殖が可能なのは雄と雌各2頭のみだったが、これで雄は最後の一頭だけになる。

なぜ、密猟が止まらなかったのか?

同じくシロサイの仲間であるミナミシロサイも、その密猟により1895年頃には20頭が残るのみだった。けれども、手厚い保護活動によって現在は、約2万頭にまで回復している。

サイの角はアジア地域の都市では「金」や「プラチナ」よりも高額で取引されているそうだ。だから、その角を狙って密猟者がサイたちを襲う。

サイの密猟が絶えなかったのは、その角を消費者が欲しがったからでもある。そのニーズによって、密猟者が生まれ、それを商売のために高額で取引する業者が生まれているのだ。

日本でもサイの角は古くから薬としても使用されている。私たちもまったく無関係なわけではないのではないだろうか。

もっと見る