2015年10月25日、エジプト考古庁が新しいプロジェクト「」を始動すると発表した。

世界各国の最新技術を活用して、ピラミッドを傷つけることなく内部をスキャンする目的だ。

ピラミッドに隠された歴史を「」で透視解明する

カイロのファカルティ・オブ・エンジニアリング大学やフランスの非営利古代遺跡研究所「HIP Institute」を中心にプロジェクトは進められている。

透視法には、福島第一原子力発電所の原子炉内部や火山調査にも使用されている名古屋大学のミュー粒子を使った透視法のほか、赤外線サーモグラフィ、ドローンを利用した写真測量など、最新技術を駆使した方法が用いられる。

これによって、ピラミッドを傷つけることなく、未発見の部屋など新しい真実を見い出せるかもしれない。

世界七不思議のひとつとして数えられるクフ王のピラミッドは、その建築の方法や期間などいまだにわかっていないことがほとんどだ。

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