カイロでエジプトを代表するギザのピラミッド、カイロ博物館を楽しみました。王道のヒストリックツアーではこのまま南下し、ルクソール・アブシンベル地域に向かうのですが、今回はエジプトリピーターという人や歴史好きな人はワクワクしそうな、アレクサンドリアに向かいました。

アレクサンドロス大王やクレオパトラ女王といった歴史のヒーローが駆け巡ったこの土地を歩いていきましょう。

takumiYANO

写真家。 100人規模のオンラインコミュニティSalon de Photo主宰。旅するように仕事をしたい、と思い、好きなカメラを仕事に。企業広告、宣材写真撮影、今の時代に適した写真/動画、コミュニティでの施策を展開中。

 

アレクサンドリアについて

エジプトの地中海沿岸に位置するアレクサンドリア。なんと言っても海の青さに圧倒される、美しい港町です。世界史で学んだ人が大半でしょう、その名前の由来はあのアレクサンドロス大王からきています。

紀元前334年に東方遠征を開始したアレクサンドロス大王が各地にアレクサンドリア都市を建設しましたが、その中でも最も繁栄したのがこのエジプト・アレクサンドリア。プトレマイオス朝時代にはエジプトの首都となり、南海貿易を通じて豊かになっていき、世界の結び目、と言われるほどでした。

「アレクサンドリアにないのは雪ばかり」という言葉が出るほどのこの街はいまなお、エジプト第二の都市として人口500万人をほこり、盛んな街です。

 

死者の魂が眠るカタコンベ

まず一番最初に足をはこんだのは、当時の貴族が眠るカタコンベ。めちゃくちゃ残念でしたが、この場所は写真NGとのこと。

ギザのピラミッドをはじめとしたエジプトのピラミッド群は、ファラオが眠る、王墓としてつくられていました。このカタコンベは、時代が違い一説ですが、この付近の貴族が建てたと言われているそうです。

 

中は地下へ潜る構造となっており、ギリシャ建築、ペルシャ建築、エジプト建築が混ざりあったモチーフをみることができます。また、馬の骨が祀られているところもあります。

今と同じように、当時も競馬が盛んに行われており、競馬で勝った馬が亡くなった時に、神として祀る風習があったそうです。

 

ポンペイの柱

アレクサンドリアの丘に立つ、ポンペイの柱。ポンペイウス将軍の名前から来ているのではないか、シーザー(ローマのカエサル将軍)を殺害した親友の名前ではないか、などその名前にはさまざまな説があります。

かつてこの場所には図書館があり、それを支えていた一柱ではないか、というのが一番濃厚とのことです。



このスフィンクスは、ナイル川を通じて、ルクソールから運んできたそう。カイロに滞在していたときも思いましたが、やはり生活から貿易、遺跡建立にまでエジプトのすべてを支えているのがナイル川なんだなと思いました。

ポンペイの柱がある丘からは、アレクサンドリアの大通りを一望できます。

丘をおり、町中へ。


地元のみなさんがカフェで談笑していたのを知って、率直に「平和だな…」と感じました。

こちらは東南アジアで言うトゥクトゥクのような乗り物。子どもたちが運転していたのが印象的でした。

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カーイト・ベイの要塞

15世紀後半、マムルーク朝のカリフ、カーイト・ベイが建立しました。今では軍事博物館として一般にも公開されています。

この要塞の先端に世界七不思議と言われる、エジプトの灯台があったそうですが、大地震で崩れてしまったそうです。

要塞からは美しい地中海が一望できます。

バザールも盛んに行われており、地元の人々や、観光客が立ち寄ります。


釣りを楽しむみなさん。

後ろ姿がよかったので思わず。
アレクサンドリアの一望できるこの光景に思わず足を止めてしまいます。

 

アレクサンドリアの歴史をアレクサンドリア博物館で追う

アレクサンドリア博物館のカイロの博物館と違うところは、アレクサンドリアの歴史をピラミッド時代以外も展示しているところ。3階建てのこの美しい建物の中に、時代別に展示されています。

なんと海から発掘されたそう。

古代の硬貨をみることができます。

近代に迫ってきました。

美しい刀の装飾に、

美しいピストル。

器のデザインもどこかトルコの面影を感じます。アレクサンドリア博物館全体を通し、アレキサンダーの躍進から、プトレマイオス時代の繁栄、近代にまでの貿易での豊かさを強く感じます。

ミイラも…。トキのミイラやアヌビスなど豊富な展示物。ぜひ足をはこんでみてください。

 

海も文化も感じられるアレクサンドリア

今回は日帰りで足早に回ってしまいましたが、アレクサンドリアには、その歴史を作ってきた、大図書館があったり、モンタザ宮殿、モスクと他にもたくさんの見所があります。

多くの歴史のヒーローが夢見たこのアレクサンドリアで、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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